日本時間の2018年10月16日、サッカー日本代表がウルグアイ代表との国際親善試合を行いました。「キリンチャレンジカップ2018」です。
試合の感想など雑感を書きます。
目次
森保ジャパンのメンバー
『キリンチャレンジカップ2018』のパナマ戦とウルグアイ戦に向けた、「森保一(もりやす・はじめ)」監督が選出したサッカー日本代表のメンバーは以下のとおりです。
- GK:「東口順昭」「権田修一」「シュミット・ダニエル」
- DF:「長友佑都」「槙野智章」「吉田麻也」「佐々木翔」「酒井宏樹」「室屋成」「三浦弦太」「冨安健洋」
- MF:「青山敏弘」「原口元気」「柴崎岳」「遠藤航」「伊東純也」「中島翔哉」「南野拓実」「三竿健斗」「堂安律」
- FW:「小林悠」「大迫勇也」「浅野拓磨」
以上の23名です。
しかし、小林と浅野が負傷したため不参加となり、代わりにFWの「北川航也」と「川又堅碁」が入りしました。
ウルグアイはロシアワールドカップ、ベスト8
今回日本が対戦したのはウルグアイです。記事作成現在FIFAランキング5位の強豪。
ウルグアイは今年2018年に開催された「ワールドカップ」のロシア大会ではグループAに入り、グループステージを首位通過、決勝トーナメント1回戦でポルトガルに2-1で勝利し、準々決勝では大会で優勝したフランスと対戦し0-2で敗れています。
日本代表はご存知の通り、決勝トーナメント1回戦でベルギーに2-3で惜敗しました。FIFAランキングは54位。
ランキングにしてもワールドカップの結果や実績からしても、ウルグアイの方が日本より格上となります。
FCバルセロナ所属のFWルイス・スアレスが来日しなかったことは残念です。見たかった。
ウルグアイ戦の日本のスタメン
ウルグアイ戦の日本のスタメンです。
-----------大迫-----------
中島------南野------堂安
------柴崎------遠藤-----
長友--吉田--三浦--酒井宏
-----------東口-----------
フォーメーションは「4-2-3-1」です。
GKは東口選手(以下選手略)、DFは右から酒井宏樹、三浦、吉田、長友、MFはディフェンシブハーフ (DH) が遠藤と柴崎、右サイドハーフ (SH) が堂安、トップ下が南野、左SHが中島、FWは大迫。
交代出場は74分柴崎→青山、87分中島→原口です。
交代枠は6つありましたが枠を4つも残して試合を終えています。
ウルグアイ代表のスタメン
対するウルグアイ代表のスタメンです。
フォーメーションは「4-4-1-1」。
GKがムスレラ、DFが右からカセレス、コアテス、ゴディン、ラクサール、中盤は右からペレイロ、ベンタンクール、トレイラ、サラッキ、トップ下がデ・アラスカエタ、FWがカバーニです。
交代出場は、46分デ・アラスカエタ→ジョナタン・ロドリゲス、ベンタンクール→バルベルデ、64分カセレス→マジャダ、74分トレイラ→ナンデス、77分ペレイロ→マキシ・ゴメス、85分マキシ・ゴメス→ストゥアニでした。
日本vs.ウルグアイのスコア
スコアは日本4 - 3ウルグアイで日本がウルグアイに勝利しました。ウルグアイ戦の勝利は22年ぶりと言っていたでしょうか。三浦知良らの時代以来。
得点は10分、中島が南野がスペースに走った瞬間に左サイドから南野へ速い縦パス、その楔のパスに南野が反転トラップでマーカーのゴディンを出し抜いてかわし、右方向へドリブル、シュートフェイクを1回入れた後に右足を振り抜くと、ムスレラの出した左足に当たりながらもボールはゴールに吸い込まれ日本が先制。
28分、日本は左サイドの深い位置でファウル、FKを与えるとデ・アラスカエタがファーへ出し、コアテスが落とすと中央にいたペレイロがトラップ後にシュート、1-1の同点に。
36分、中島がペナルティエリアのやや手前の中央から、少し右にボールをずらしたてから右足のシュート、ムスレラが弾いたボールを詰めていた大迫がシュート、ムスレラの股を抜いて2-1。
57分、三浦が東口にバックパスを出すと、残っていたカバーニがボールを奪ってそのままシュート、東口が横っ飛びで飛びつくもボールに届かず2-2の同点。
59分、セットプレイの流れから堂安が相手陣地内でパスカット、酒井とのワンツーからトラップでゴディンを振り切って左足シュート、3-2に。
66分、ペナルティエリア手前のペナルティアーク付近でウルグアイDFがお見合い、堂安が奪ってすぐさまシュート、ムスレラが弾くも詰めていた南野が難しいバウンドをしたボールを右足で抑えたシュート、これが決まって4-2。
75分、中央でボールを持ったカバーニが、ペナルティエリア手前の中央までボールを運ぶと左へ展開、フリーのロドリゲスが余裕を持って右足シュート、4-3。
その後スコアは動かず4-3のまま試合終了、日本がウルグアイに勝利しました。
日本vs.ウルグアイの感想
キリンチャレンジカップ2018、日本vs.ウルグアイの感想を書いていきます。
私はサッカー素人のため見当違いのことを書いているかもしれません。そのときは申し訳ありません。
選手交代が少なかった理由
ウルグアイ戦で森保監督は6つある交代枠を2つしか使いませんでした。
一部報道では森保監督の人間の小ささが出たなどと書かれていましたが、私はそういうメンタルの問題で交代枠を使わなかったのではない、と考えています。
実は2019年の年明け早々に「アジアカップ」が開催されます。
日本は2018年内は11月にベネズエラとキルギスと対戦が組まれていて、それを最後にアジアカップ本番まで試合が1つもありません。
森保ジャパンのチーム結成から数えても、アジアカップ本番まで5試合しか試合を組まれていませんでした。
時間と試合数が少ないのです。
ですから、おそらく森保監督はアジアカップから逆算して、初戦のコスタリカ戦から強化プログラムを組んできたのであろうと想像します。
本番までに戦う親善試合の5カ国の中ではウルグアイが最も強く、イランなどアジアの強豪相手に勝ち抜くためのシミュレートとしてはこれ以上ない相手です。
なのでウルグアイ戦に出場したメンバーがアジアカップでも主軸を担う可能性は高いでしょう。
そのため森保監督は主軸として選んだ11人を、強豪ウルグアイとの試合で1分でも長く一緒にプレイさせたいと思っていたのではないでしょうか。
交代が少なかった理由はそこにあるかなと、予定されていたことかな、と私は考えています。
NMDを決めていた?
中島翔哉と南野拓実と堂安律。
この3人の頭文字を取って「NMD」と一部では呼ばれているようです。
メッシとスアレスとネイマールの「MSN」みたいに。
先ほど書いた、森保監督が就任当初からプログラムを組んでいたことが事実だとすれば、森保監督の初戦のコスタリカ戦から起用したNMDは端からアジアカップでの起用を考慮したものだった可能性が出てきます。
これって凄いことだと思うんですよね。
代表監督が選手を選ぶ権利があるにはあるのですが、それでも代表での実績がほぼないNMDを選んだばかりか、いきなりスタメンで起用することには大きなリスクが伴ったことでしょう。
NMDのポジションはワールドカップで活躍した乾貴士と香川真司と原口元気、さらに久保裕也もいましたから、彼らを使わずにNMDを使って失敗をした場合、バッシングが少なからず起こっただろうと想像できるからです。
そんな経験のない若手を抜擢しちゃうからだと。
ウルグアイ戦まであまりに機能しなかったらプランを変更したかもしれません。
けれども、就任当初からNMDの起用を決めていたこと、これは森保監督の見る目の確かさ故でしょう。
しかもいきなり機能させてみせた……西野監督にも驚かされましたが、森保監督もとんでもない勝負師ですね。
日本人監督のメリット
日本人監督のメリットもまた感じています。
前述したようにワールドカップが終わってからアジアカップ開始まで、与えられた親善試合は5試合、日数もそれほど多くありません。
西野監督退任後、ヨーロッパで活躍している外国人監督を招聘していたら、ウルグアイ戦を含む5試合全てで、特に日本国内の戦力をスカウトする作業が行われていた可能性が高いでしょう。
日本人監督を起用したことによって、国内の選手をスカウトする手間は相当少なく済んだはずです。
ヴァヒド・ハリルホジッチ監督解任からわずかな期間でチームを作り上げた西野監督もそうですけど、森保監督も就任からわずかな時間で特にNMD+1トップの連携を高いレベルまで仕上げたことも、彼らが日本人監督だからだろうと考えます。
言葉の壁がなく、戦術の擦り合せなどのコミュニケーションがより容易にできるからです。
監督と選手の間に「通訳」のワンクッションが入ってしまうと、通訳の力量次第では監督が伝えたいことを選手に伝えられているのか、選手が監督の戦術をどう捉えているのかが不明瞭になり、相互理解に時間がかかるだろうと思われます。
NMDの輝き
そのNMDは初戦コスタリカ戦から輝きを放っていました。
パナマ戦ではコスタリカ戦で感じられたワクワク感が足りなかったですが、これは中島翔哉が出場していなかったため、前へボールを運ぶ推進力が足りなかったからでしょう。
コスタリカ戦とウルグアイ戦では中島が出場し、ややボールを持ちすぎる傾向はあるものの、それがチームにとって悪い方向へは行かず、むしろチームに勢いを与える力になっていました。
ボールを持ったらまずドリブルで前へ進む、1対1でどんどんドリブルを仕掛ける、シュートコースが空いたと見るや距離が少しあろうが構わずシュートを打つ、これまでの日本人には見られない日本代表像を、中島が描いてくれています。
ゴールするためのパスではなくパスのためのパスになってしまった時期が過去の日本代表には見られましたから、若さからくる「無鉄砲なほどの積極性」は私の目には新鮮に映っています。
中島はドリブルの切れが凄まじく、対峙していたマルティン・カセレスがほとんど勝てなかったです。長友のタイミングの良いオーバーラップもあって左サイドはやりたい放題でした。
ドリブルでボールを奪おうとしてもかわされるため安易に飛び込めない、距離を開けるとシュートを打たれたり、クロスやスルーパスを出されたり、カセレスとしては相当嫌な相手だったでしょう。印象を聞いてみたいですね。
中島の問題点を挙げるとすると、それは「守備時のポジショニング」です。
素人目に見てもポジショニングが良くなく、長友の負担が少し大きかったように見えました。豊富な運動量でポジショニングの悪さをカバーしている印象。
セビージャが獲得をもくろんでいるようですから、乾がスペインに渡ってから守備面で劇的に向上したように、中島もスペインに行って守備面も磨いて欲しいです。
それに日本の左サイドは2人とも身長が低いですから、ワールドカップのベルギー戦のように、ウルグアイにも日本の左サイドの「上空」は使われていましたね。
今のところ短所より長所の方が上回っているので、ここは目をつむるところでしょうか。身長は努力しても伸ばせないですし。
南野はトップ下のポジションにいるものの、前任者の香川とは役割が異なる選手です。
香川はボール回しを円滑にするリンクマン、南野はセカンドストライカーやシャドーストライカー。
南野はトップ下というより大迫との縦関係の2トップと言っていいかもしれません。
南野は大迫がポストプレイに中盤に下がるとトップに入り、縦関係が入れ替わることもしばしばで、守備のスタート時は大迫と南野が横並びになることが多かったです。
南野の特長は「ボックス内の異様なまでの冷静さ」です。これは前任の香川、特にドルトムント移籍1,2年目の彼と似ている点かもしれません。
ウルグアイ戦1点目のプレイに特長がよく現れていて、反転トラップで3,4人の相手DFを一気に置き去りにしていました。あのとき南野をマークをしていたのは世界的なCBであるゴディンです。
トラップ後すぐにはシュートを打たず、右にドリブルしながらシュートフェイントを一回入れることでDFのもう1人もかわして、最後はゴール左に右足シュートを決めています。
日本人FWは自分のタイミングで打つことばかりを考えてしまう傾向があるので、なかなかシュートを打たなかったり無闇に見えるシュートを打ったりが多い印象ですけど、南野は自分のタイミングだけでなく同時に相手のタイミングを崩す能力があるようです。
それをゴディンらを相手に成し遂げてしまっているところが日本人離れしています。
オーストリアで3シーズン連続二桁得点をしているだけあって外国人DFを苦にしておらず、この3試合で既に「エースストライカーの風格」すら漂わせています。頼もしい。
堂安もドリブラーです。
中島が右利きの左サイドで右にカットインしてシュートを放つのに対し、堂安は左利きの右サイドで左にカットインしてシュートを放ちます。
パナマ戦などに出場していた伊東純也は右利きの右サイドですから、堂安と使い分けても面白いかもしれませんが個人的には右サイドは堂安一択です。
私の伊東への評価はメディアほど高くないのですね……。
中島と異なる点というと堂安の方がフィジカリーでしょうか。
重心の低さもあって、相手とのボディコンタクトを嫌っていません。嫌っていないどころか、むしろ味方からのボールを受けるときにマーカーに身体、腰あたりをぶつけるようにしてポジションを取るので、自ら当てに行っているほど。
中島とも違う、これまでの日本人ドリブラーとは一線を画すタイプです。
腰を当てる技術というと元ポルトガル代表ルイス・フィーゴを思い出します。タイプが似ているかと言うとまた違いますか。
中に中に入る傾向があるようで、もう少し外でのプレイも見たかったですし、中島のようにシンプルなクロスがもう少しあって良いかもしれません。
ただ中に入ることは、右SBの酒井のためのスペースを生み出していた意味も少なからずありましたから、癖と断定もできないものがあります。
サイドの選手は守備も要求されます。堂安は酒井と初めて組んだにもかかわらず、まずまずのバランスを見せていたのではないでしょうか。
日本の3点目でしたか、堂安のチェックからのショートカウンターで得点したシーンもあったと記憶しています。
遠藤の充実
ごめんなさい。遠藤はどうしてロシア大会に呼ばれたのか、実力的に代表に見合うレベルに到達していないのではないかと思っていました。
いや実際にプレイ内容からはそう見えていました。
ところが森保監督指揮下では、DHのポジションに入って見違えるプレイをしています。クラブチームでもそうみたいですが、DHが彼本来のポジションなのでしょう、生き生きとしていますね。
積極的な縦パスや飛び出しがあって、特に初戦のコスタリカ戦ではロシアまでの彼と同一人物とは思えないくらい高いパフォーマンスを披露していました。
ただ、現時点で彼がDHのレギュラーに当確したかというとまた別で、疑問符は依然残ります。
パフォーマンスが格段に向上したと言っても、それはあくまで過去の彼との比較であって、長谷部のようなDHとして絶対的な力はまだなく、今一歩感が残ります。
アジアカップやワールドカップ予選&本戦のような真剣勝負の場でも、最近の2試合と同じレベルで安定したプレイができれば、長谷部の後継者に相応しい存在として名前が挙がってくる、そういう立ち位置にいるでしょうか。
キャプテンシーのある人なので更なる飛躍を期待したいです。
柴崎が心配
NMDなど若手の活躍が目立った一方で、ワールドカップ組では柴崎の低調さが気になりました。
クラブチームでも試合に出場できていない日々が続いているようで、ワールドカップに起因している(?)燃え尽きやコンディション低下が生じているのかと心配になるウルグアイ戦でした。
後半から「らしさ」を見せつつあったものの、前半はボールを持ちすぎた末のロストがあったり、鋭い縦パスが少なかったり、柴崎が監督から求められているであろうプレイメイクができていませんでした。
柴崎はクールな面持ちとは裏腹に相手を潰すような汚れ役もしてくれる人で、ウルグアイ戦ではカバーニに対してそういうプレイをしていました。
守備面の貢献はあっても、彼の本分であるはずの攻撃面で物足りなかったことは事実としてありました。クラブで試合に出られていない「勘のなさ」が露骨に現れていましたね。
DHの人材難
DHは、年齢的に青山が次のワールドカップまで第一線を張り続けていられるか不透明なため、柴崎にかかる期待はとても大きいです。復活を期待しています。
長谷部が代表引退をしたことでDHはサイズがより小さくなってしまいましたから、「足元の技術もある高身長の選手」が出てくれるとありがたいです。さすがに欲張りすぎか。
パナマ戦で及第のプレイをした三竿は身長181cmと比較的高いため、彼が代表でレギュラーを張るレベルまで上がって来てくれると良いですね。
柴崎の復調と三竿の突き上げがあったとしても、DHはもう1人2人現れてくれないと駒が足りないように見えます。
SBも人材難
DHと同様にSBも人材難です。
右の酒井は年齢的に4年後まで行ける可能性がありますが、左の長友に顕著な衰えはまだ見られないものの青山と同様先がわかりません。後継者が出てきて欲しいポジションですね。
SBは他にも左の佐々木翔、右の室屋成が選出されています。
しかし正直申し上げて2人とも心もとないですし、比較対象がハイレベルすぎて可哀想ではありますが、長友や酒井と比べると彼らは一段も二段も実力が落ちてしまいます。
2人ともどちらかというと守備寄りのSBという印象で、攻撃面での物足りなさが目立ちます。
パナマ戦でしたか、佐々木はサイドの攻防で対峙した相手に結構な数負けていました。室屋はシュートをすべきところでパスをし、パスをすべきところでシュートをしていました。
これは、佐々木は守備寄りの選手のように見えるのに守備でチームに貢献できていないこと、室屋は周りが見えていない→状況判断ができていないことを意味しています。
DHと同様にSBにも新戦力の台頭が待たれるところで、外国人の帰化を含めて考慮するポジションのように個人的に感じています。
その他
その他です。
大迫は流石すぎて、戦術=大迫なくらいに代表に不可欠の存在になりました。
ポストプレイはほぼ完璧で、ゴディンたち世界でも有数のCB相手に負けていなかったことは衝撃的ですらあります。
問題は決定機が多くあったのに1得点のみだったこと。決定力の課題は依然残されたままです。
ここが改善されさえすればワールドクラスのCFの評価を得られるでしょう。簡単に改善できるのであれば誰も苦労しないですが……。
吉田はやや不安定に見えました。これはCBのパートナーが初めての三浦弦太であったことが影響していそうです。
その三浦は、やってはいけないミスをしてカバーニに得点をプレゼントしてしまいました。カバーニが後ろに残っていたことを忘れていたみたいです。
そのとき吉田は別方向を指さして指示していたのに、三浦の目には入らなかったようですから、二重にミスをしています。色々と余裕がなかったのでしょう。
3失点目もよく見ると地味に三浦が……。
三浦は若い選手です。しかし、さらに若い冨安がパナマ戦で可能性のあるプレイを見せていただけに、彼は相当なアピールをしないと今後厳しいかもしれません。CBは昌子源や植田だっていますからね。
と言いつつも、三浦はもう少し見守りたいなと個人的には思っています。
三浦が対峙していた相手は世界トップクラスのカバーニでしたから、Jリーグでプレイしているときとは違うプレッシャーが三浦に伸し掛かった訳です。
こう言っては何ですが、カバーニは室屋や冨安が相手をしたコスタリカやパナマの選手とは格が異なる選手でした。なので三浦に関してはエクスキューズが通用するかなと。
GKは東口が出場していて3点取られました。しかし失点の責任が彼だけにあったかというと……という部分で私は低い評価ではありません。
足元が不安な点は気になりますが。
東口は現在32歳、次のワールドカップ時は35,6歳のため、GKも新戦力の台頭が待たれます。
とはいえGKは比較的息の長いポジションですし、Jで好調な権田もいますし、シュミット・ダニエルが代表でどれだけできるのかを未だ見られていないですし、DHやSBほどは急がなくても良さそうです。
そういえば中村航輔は大丈夫なのでしょうか。期間を開けずに2度も脳震盪を起こしたので怖いですね。無理は禁物。
おわりに
ということで、キリンチャレンジカップ2018、ウルグアイ戦の感想でした。
本文中にも書いたように、私はサッカー素人ですから見当違いのことを書いている可能性があります。
そのときは申し訳ありません。
いやいや……こんなにワクワクする日本代表って久しぶりな気がします。
ロシア大会も面白かったですし興奮もしました。しかし、これだけ戦力が入れ替わって、その新戦力がいきなり躍動する、そういう新鮮さからくる興奮とは異なるものでした。
今回NMDは乾と香川と原口を一気に過去の存在にしてしまったかもしれません。
原口たちも負けじと発奮してくれれば、それはそのまま日本代表の層の厚さにつながりますから、彼らの今後のリアクションにも期待したいです。