ディスディスブログ

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視聴者の心が試される。ユーコからの最期の伝言は鈴愛への愛にあふれていました…えぇ - 朝ドラ『半分、青い。』155話の感想

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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年9月28日放送の155話は、秋風羽織とユーコからのメッセージでした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

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『半分、青い。』最終週「幸せになりたい!」

www.nhk.or.jp

 

2018年9月24日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第25週(最終週)「幸せになりたい!」の放送が始まりました。

物語の舞台は再び東京、時代は2011年(平成23年)11月。

本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。

鈴愛は小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれ、アラフォーです。

森山涼次と結婚して「森山鈴愛」となり、「花野(かの)」と名付けた女の子を出産しています。

が、第18週で涼次と離婚して楡野姓へ戻り、一時は実家に戻っていましたが、25週現在再び東京へ行って、律と2人で「スパロウリズム」という会社を立ち上げています。

 

鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、「東美濃(ひがしみの)」という架空の町の、「梟(ふくろう)商店街」という場所で「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」です。

24週時点で、晴さんは「胃がん」を患っていて、胃の一部を切除する手術をしたものの、術後の5年生存率は50%と医師に宣告されています。

祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

祖父「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」も2008年に他界、享年88。

2008年時点で草太が新しい店長となって、「ふわとろカツ丼」を看板メニューに店を盛り返しています。

草太には「里子(さとこ、演:咲坂実杏)」という嫁がいて、「大地(だいち)」という息子もいます。

また、草太には「健人(けんと、演:小関裕太)」という弟子もいます。

健人は後述する麗子と結婚をしていて、つくし食堂2号店の「センキチカフェ」で働いています。

 

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律は一流企業の「菱松電機」に勤めていましたが、25週から鈴愛と一緒に「スパロウ・リズム」を起業しました。

律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。

父は「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」です。

和子は21週の2008年に亡くなっています。

 

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。

2人は結婚をしています。

 

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:山田真歩)」です。 

菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。

 

2007年末、鈴愛と結婚をしていた「森山涼次(もりやま・りょうじ、演:間宮祥太朗)」は鈴愛に離婚を切り出し、離婚をしました。

涼次は、師匠でもある映画監督の「元住吉祥平(もとすみよし・しょうへい、演:工藤工)」等から、小説『恋花火』の脚本と監督を任されています。

2008年時点で涼次は監督として有名になりつつあり、2011年には鈴愛と和解しています。

 

鈴愛の漫画家時代の仲間、漫画家として有名になったボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」と漫画家を辞めて結婚をした「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とは現在も交流があります。

鈴愛の漫画の師匠「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秋風の秘書「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」も同様です。

 

ユーコからの伝言

亡くなったユーコがメッセージを残していました。

震災とそれによって発生した津波で亡くなる直前に。

 

ユーコは地震発生後、病院にいる患者を

上の階へと連れてあげていたようです。

全員が全員動かせる訳じゃない、

寝たきりの人も、集中治療室にいる人もいる。

ユーコは最期まで、動けない患者に寄り添ったそう。

ユーコの夫「浅葱洋二(あさぎ・ようじ、演:山中崇)」が

鈴愛に話していました。

 

そんな最後まで寄り添っていたはずのユーコが携帯に、

家族や鈴愛、ボクテに伝言メッセージを残していました。

結構長い。

 

えーっと、ユーコです。

あんまり暗くなりたくないなぁ。

ふふっ……

言いたいこと、言います。

くうちゃん、ママがいなくなっても

しっかり生きるんだよ

絶対君は大丈夫だからね。

洋二さん、ごめんなさい。

私、患者さんを置いていくことできません。

くうちゃんをよろしく、今までありがと。

ボクテ、ちゃんと漫画描きなよ。

私たちの中で唯一の生き残り、売れっ子、

頑張れ。

鈴愛、鈴愛、生きろ。

最後に熱苦しいこと言って申し訳ないが、

私の分まで生きてくれ、そして……

何かを成し遂げてくれ。

それが、私の夢だ。

生きろ、鈴愛。

……

‥‥…はぁい。

呼ばれてる。じゃあね。

という内容でした。

 

家族の健康や子どもの成長よりも

鈴愛が何かを成し遂げることがユーコの夢なのだそう

……えぇ。

鈴愛への言葉の方が長いし、で聞いていて驚きました。

衝撃的なラストメッセージ。

 

洋二は遺言と表現していました。

しかし、あのときのユーコは死ぬ覚悟をしつつも

必死に生きようとしていたでしょうから、

結果的に遺言のようになっていますけど、

遺言とは異なるものではないかなと思います。

 

それに、こんな長いメッセージを残す時間があったのなら

と思わずにはいられないですね。

 

例えば、飛行機が飛行中にトラブルを起こし、

あと何分かで墜落します。

そういうことなら、メッセージを残すのはわかります。

自分にできることはほぼないですから。

 

地震と津波は違うでしょう。

最期のギリギリまで生きるために逃げたり逃したり、

ほとんどの人が足掻いていたはずです。

特に医療に従事していた方々は。

 

ユーコは避難困難の方に寄り添って亡くなったみたいですし

……う〜ん。

病院に入院している患者なら担架で運ぶなどしようとするでしょう。

避難誘導をするでも助けを呼ぶでもなく寄り添っていた??

 

秋風羽織の言葉

鈴愛と律の会社「スパロウリズム」に、

秋風羽織から速達が届きました。

 

鈴愛は仙台に行っていますが、

速達なのですぐさま開封して中身を読む律。

 

スズメ、律くん、元気だろうか?

短い手紙を書きます。

人生は希望と絶望の繰り返しです。

私なんか、そんなひどい人生でも、

大した人生でもないのにそう思います。

でも、人には想像力があります。

夢見る力があります。

生きる力があります。

明日を、これからを、どんなにひどい今日からだって

夢見ることはできます。

希望を持つのは、その人の自由です。

もう駄目だと思うか、

いや、行ける、

先はきっと明るいと思うかは、

その人次第です。

律くんとスズメにはその強さがあると信じています。

 

秋風羽織

美濃濃太(みの・ごんた)からの手紙でした。

 

おわりに

「もういいや」

というのが今日の放送を観た感想です。

 

人が試される最終週というようなことを、

脚本を書いた「北川悦吏子」さんは

『NHKあさイチ』の中で言っていたかと思います。

 

北川さんが言う「試される」意味は、

こんなに視聴者や震災をバカにした内容でも

視聴者がついて来られるか?

という意味だとわかりました。

 

氏は震災を人を感動させる道具に利用してしまった。

このことの意味は大きく重いのではないかと。

 

といいますか、そもそもどうして視聴者の私たちは

北川さんに試されているのでしょう?

 

とにかく『半分、青い。』は明日で終わります。

来週月曜日が楽しみです。

 

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