ディスディスブログ

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熱い!「私は私が味方したい人の味方だから」とのぞさんに言われて復活した宗矢が「俺は俺が味方したい人の味方だ」と地球を救います - アニメ『プラネット・ウィズ』9話の感想

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毎週日曜日22:30より、TOKYO MXにてアニメ『プラネット・ウィズ』が放送されています。

2018年9月2日の放送は第9話「目覚めの使者」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

 

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アニメ『プラネット・ウィズ』

TVアニメ「プラネット・ウィズ」公式サイト

 

2018年9月2日の放送は第9話「目覚めの使者」でした。

 

主な登場人物

備忘録を兼ねたアニメ『プラネット・ウィズ』の主な登場人物です。

 

主人公陣営(ネビュラ穏健派)

主人公陣営のキャラクターです。

主人公は「黒井宗矢(くろい・そうや)」、転校してきて間もない高校生です。

記憶喪失に陥っており、気がついていたら後述する「銀子」と「先生」とアパート暮らしをしていました。

7話時点で既に記憶は取り戻しているようです。

 

ヒロイン(?)は「高天原のぞみ(たかまがはら・のぞみ)」、宗矢のクラスの委員長で、何かと宗矢のことを気にかけてくれるメガネっ娘。

主人公陣営に書いていますけど、のぞみが宗矢たちの正体を知ったときにどちら側に付くかは現状不明。

 

「黒井銀子(くろい・ぎんこ)」、宗矢と先生と暮らす謎のゴスロリ少女です。

宗矢と先生の料理、それと先生の言葉の通訳を担当しています。

「先生(せんせい)」、宗矢と銀子と暮らす人間サイズの猫ような姿をした何かです。

そのほとんどが謎で、キャベツと二次元美少女をこよなく愛しています。

 

先生と銀子は、愛の進化種族による宇宙政府「ネビュラ」のうち「穏健派」に属しています。

穏健派は、あくまで未成熟種族見守ることを主眼として、力を奪うのみです。

宗矢は現状、先生と銀子と行動を共にしていますが、どこにも属していないはず。

 

ネビュラ封印派

猫のような姿をした先生とは対象的に、犬の姿をした「閣下(かっか)」は、ネビュラの「封印派」です。

封印派は「未成熟種族の攻撃的進化の抑制と封印」を考えています。

 

「国民安全管理局」陣営

宗矢たちと敵対する「国民安全管理局」の陣営です。

後述する特殊防衛課の7人のサイキッカー「グランドパラディン」を指揮するのが「竜造寺隆(りゅうぞうじ・たかし)」です。

隆は6話における宗矢との戦闘で死にました。

竜造寺の秘書?参謀?の「白石こがね(しらいし・こがね)」。

白石は後にネビュラの「封印派」だと判明。

 

 「グランドパラディン」の7人のサイキッカーです。

「虎居英雄(とらい・ひでお)」、1話で宗矢たちと戦い、ロボットになる(?)力を奪われた、元(?)消防士です。

他、「因幡美羽(いなば・みう)」と「能代晴海(くましろ・はるみ)」、「根津屋正義(ねずや・ジャッジメント)」、「鷹取紅華(たかとり・べにか)」、「羊谷葉介(ひつじたに・ようすけ)」、「竜造寺岳蔵(りゅうぞうじ・たけぞう)」がいます。

グランドパラディンのお爺ちゃん「竜造岳蔵」はグランドパラディン指揮者の「竜造寺隆」の父親のようです。

が、6話終了時点で彼ら全員が宗矢に敗れ、または戦わずにして「竜の力」の入った小瓶を宗矢に明け渡して、自らのロボットに変形する(ロボットを呼び出す?)力を失っています。

 

9話「目覚めの使者」

8話では、グランドパラディンのうち鷹取と羊谷の2人が、ネビュラの封印派に付きました。

地球人類からすれば裏切り行為とも受け取れるでしょう。

鷹取は、地球人が「竜の力」なしにサイキック能力に目覚めつつあることを危惧し、封印装置の鍵を「閣下」から得、地球人の進化を封印しようとしました。

地球人を封印すべく、鷹取はネビュラウェポンを引き連れ、自らも「念動巨神装光」を発動して街を襲います。

そんな鷹取を止めたのは、グランドパラディンとして共にネビュラと戦っていた虎居でした。

虎居も竜の力なしに「念動巨神装光」を発動、鷹取を倒しました。

  

私は私が味方したい人の味方だから

主人公の宗矢は燃え尽きています。

自分の生まれ故郷であるシリウスを滅ぼした、竜の力を感じた龍造寺隆を倒したため、地球でこれ以上戦う意味を見いだせないのです。

前回、鷹取が街を襲ったときであっても宗矢は動きませんでした。

 

今回、「のぞさん」こと「のぞみ」が寝込んでいる宗矢に言ったセリフ、

 

地球人も宇宙人も関係ない、

私は私が味方したい人の味方だから

 

この言葉が宗矢の心を動かし始めました。

 

俺は俺が味方したい人の味方だ

しかし、のぞみの言葉では宗矢はまだ動きません。

決定打は、詳しくは後述する、羊谷による地球封印です。

地球人や、先生や銀子といったネビュラの穏健派までもが、羊谷によって封印されてしまいました……。

 

が、宗矢と「楽園の民」だけはこれまで通りに動くことができます。

どうやら楽園の民が宗矢を封印から守ってくれたようです。

どうして楽園の民が封印から逃れることができたのかは不明。

 

楽園の民は、宗矢に交換条件を持ち出しました。

先生や銀子、のぞみたち地球人を封印から救う代わりに竜を倒して欲しい。

これが楽園の民から提示された条件です。

 

戦う目的をなくした宗矢、地球人や先生たちはシリウス人ではありませんし、彼らが封印されても命を落とした訳ではないのですから、助けなくても良いのです。

しかし、宗矢は楽園の民からの条件を飲みました。

なぜか? それは……

 

「ここは俺の星じゃねえし、あいつも俺の敵じゃねえ」

「でもここには、俺を守ろうとしてくれた人や、俺を助けてくれた人たちがいる」

俺は俺が味方したい人の味方だ!それだけだ!」

 

のぞみが自分に言ってくれた言葉、それをそのまま返すのです。

 

「どんなに辛くても過去は過去だ」

「帰る故郷がないって現実が俺の居場所だ!」

 

「俺は今、ここにいる!」

「ここにあるのは『』だけだ!」

「『今』を共有する人たちに、ずっと救われ続けてるってわかったんだ!」

 

このようにも言っていました。

故郷をなくすことは悲しいことではありますが、過去に生きてばかりもいられない、ということでしょう。

今、自分が守りたい人が側にいる、それだけでシリウス人である自分が地球で地球人たちのためにネビュラ封印派と戦うには十分な理由があるのだと。

 

また、このセリフの少し前、封印された地球人に向けては、このようにも言っていました。

 

「俺の星は、俺たちは間違えた」

「でも、この星の皆はどうか、間違えないでくれ!」

 

過去と向き合い、今と向き合って、それを受け入れ乗り越えた。

 

羊谷による地球の封印

前回、鷹取が敗れたことで、残った羊谷が地球を襲いました。

封印派が地球に持ち込んだ最後の封印装置を使って。

 

羊谷はネビュラウェポンに乗り込んで、ネビュラウェポンごと「念動巨神装光」を発動し、強大な「念動巨神装光」となりました。

 

閣下が言うには……

 

「世界と同じ重みのものを失った彼は、世界と同調できるワン。

今なら地球の封印は容易だワン」

 

……だそうです。

 

そうして巨大な力を得た羊谷は、自分を止めようと挑んできた虎居と因幡と能代の「念動巨神装光」をもろともせず退け、とうとう地球全体を封印してしまいます。

 

閣下の言う羊谷が失った「世界と同じ重み」のもの・こととは何か?

鷹取が前回、虎居との戦いに敗れたことで念動装光が破壊され、生身で封印装置のフィールドにさらされたことにより、生命こそ維持されたものの別人のように穏やかになるそうです。

より強い封印の力をその身に受けたということでしょうか。

 

「以前の鷹取」を失った。

その前には自分の兄も失っていますから、羊谷にとってこの2つはとてつもなく大きな喪失だったのですね。

その大きく深い哀しみが封印の力となったと。

 

しかし、前述したように、復活した宗矢によって羊谷は倒されました。

空中で、先生による「テラ・キャット・ハンマー」を喰らい倒された羊谷は、「念動巨神装光」が解除され空中に放り出されました。

生身の状態ですからそのまま落下すれば死にます。

死をも覚悟した羊谷でしたが、鷹取の「念動巨神装光」が空中でキャッチしてくれ、命を救われています。

 

鷹取も、宗矢というか楽園の民の力によって封印から救われ、以前の鷹取を取り戻せていたのですね。

鷹取も羊谷を、自分が好きだった羊谷(兄)の弟ではなく、羊谷葉介として認識するようになったのでしょう。

「ゴメンな」「色々」と羊谷に謝っていました。

 

先生in先生

ネビュラウェポンを取り込んで巨大化した羊谷の「念動巨神装光」に対抗すべく、今回、先生も巨大化していました。

 

宗矢が先生に乗り込み、先生が猫型の宇宙船に乗り込んで「巨大な先生」となっていました。

 

リボルテックヤマグチ No.071 超銀河グレンラガン

ややこしいですが、要するに『天元突破グレンラガン』のようなものです。

グレンラガンがアークグレンラガンに乗って動かし、そのアークグレンラガンが超銀河グレンラガンに乗って動かす……違いましたっけ?

 

そのときに宗矢は「口上(?)」を述べてもいました。口上もグレンラガンにありましたね。

 

宗矢「俺は宗矢だ! 黒井宗矢だ!」

宗矢「我ら穏健派の戦士! 先生と!

銀子「黒井銀子と!」

宗矢「黒井宗矢が! 期待に応えて全力応戦!」

先生「にゃん」

 

……と。

 

おわりに

これで、いよいよ宗矢・先生・銀子vs.閣下・白石の決戦が始まりそうです。

 

その閣下は、楽園の民から救われた先生と宗矢が羊谷の前に立ちはだかったとき、先生に対して「おのれぇ、奴も復活したかぁ!」などと表面上は怒りながらも、尻尾を振っていたのが良かったです。

喜びを隠しきれない。

閣下はこれまでも、わざわざ地球人や穏健派に反撃や逆襲のチャンスを与えてきましたから、可能な範囲でフェアに戦って、そして勝ちたいのですね。

そのためにはライバルの先生には簡単にやられてもらいたくない、でも負けたくもない、そういう微妙な乙女心犬心。

 

そうそう、それと宗矢は今回、虎居たちの前で仮面を外し、名前も明かしています。

もはや隠す必要なんてないのですね。

そういう意味でも、宗矢は9話でとても大きな成長を遂げました。

  

「つづく」のフォントがグレンラガンそっくりでしたから、本作がグレンラガンを強く意識していることは初回から感じていました。

今回はその思いを改めて持ちました。

でもこれがパクリかというとそういうことではないかなと思っています。

 

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