NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年8月30日放送の130話では小西真奈美さんが登場していました。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『半分、青い。』第22週「何とかしたい!」
2018年8月27日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第22週「何とかしたい!」の放送が始まりました。
物語の舞台は東京、時代は2008年(平成20年)。
本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。
鈴愛は小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。
鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第22週現在36,37歳と思われます。
森山涼次と結婚して「森山鈴愛」となり、「花野(かの)」と名付けた女の子を出産しています。
が、第18週で涼次と離婚して、帰郷しました。楡野姓へ。
鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、「東美濃(ひがしみの)」という架空の町の、「梟(ふくろう)商店街」という場所で「つくし食堂」を経営しています。
鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」です。
祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。
祖父「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」も2008年に他界、享年88。
2008年時点で草太が新しい店長となって、「ふわとろカツ丼」を看板メニューに店を盛り返しています。
草太には「里子(さとこ、演:咲坂実杏)」という嫁がいて、「大地(だいち)」という息子もいます。
また、草太には「健人(けんと、演:小関裕太)」という弟子もいます。
鈴愛は2008年時点で、「つくし食堂」の2号店「センキチカフェ」を開いています。
鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。
律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。
父は「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、和子は21週に亡くなっています。
鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。
ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。
父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:山田真歩)」です。
麗子は健人と結婚をするようです。
菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。
菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。
「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。
2007年末、鈴愛と結婚をしていた「森山涼次(もりやま・りょうじ、演:間宮祥太朗)」は鈴愛に離婚を切り出し、離婚をしました。
涼次は、師匠でもある映画監督の「元住吉祥平(もとすみよし・しょうへい、演:工藤工)」等から、小説『恋花火』の脚本と監督を任されています。
2008年時点で涼次は『恋花火』の監督として有名になりつつあるようです。
鈴愛の漫画家時代の仲間、漫画家として有名になったボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」と漫画家を辞めて結婚をした「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とは現在も交流があります。
鈴愛の漫画の師匠「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秋風の秘書「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」も同様です。
下見のため上京
鈴愛は上京することになりました。
前回129話で鈴愛がセンキチカフェのマスコットキャラクターのとして
デザイン・製作をした「岐阜犬(ぎふけん)」を商品化させようと
話をもちかけた「津曲雅彦(つまがり・まさひこ、演:有田哲平)」の
企画会社「ヒットエンドラン」へ下見に行くためです。
前回、鈴愛はおしゃべりワンワンこと岐阜犬の譲渡契約の見返りに、
自分をヒットエンドランの事務として雇って欲しい、
雇わなければ契約は結ばないと、言葉は悪いですが脅していました。
廃校でシェアオフィス
津曲の案内で向かったヒットエンドランは学校の中にありました。
廃校になった学校の建物をシェアオフィスとして活用しています。
都心で少子化が進んじゃって、と言っていました。
教室だった一室一室がそれぞれ起業したい人のスペースになっている。
オフィスになっている部屋もあれば店舗として展開している人もいる。
少人数が基本で、中には一人でやっている人もいる。
そういう場所です。
後述する恵子が言うことによれば、
このシェアオフィスにいる人たちは、
「小商い」をモットーにしています。
たくさんの人に売ろうと思っていない、少数で良い、
必要でいてくださる、好きでいてくださる、
ずっと長く同じものを、もっとゆっくりしていけばいいと思って、
本当に必要としてくださる方のために、
心を込めて物を作ります。
一人ひとりのプレゼント、みたいな。
……とのことです。
不思議ちゃん、加藤恵子
廊下を歩いていると、ピーターパン風の服を着た女性が現れました。
ウィッグでしょうか、髪の色が緑で、服も草木染め的な色合いです。
話し方を含めて不思議ちゃん的な人です。
その女性はどうやら津曲の妹で、
名前を「加藤恵子(かとう・けいこ)」といいます。
恵子を演じるのは「小西真奈美(こにし・まなみ)」さん。
恵子は「グリーングリーングリーン」という会社を作っていて、
緑色の商品だけを扱っているお店のようです。
大事にしているのは「緑と手触り」。
例えば、緑色のタオルは日本中のタオルを試してここはと思った、
オーガニックコットン専門メーカーに依頼して作ってもらっている、
「全然手触りが違う」もの、
発色の良い緑色はヨモギ(蓬)で出しているのだそうです。
恵子はそれまで専業(?)主婦でした
しかし三十路をとっくに過ぎた頃に、
このままではいけない、何かがしたい、何かを作りたいと
一念発起して起業したそうです。
株式会社ふぎょぎょ
恵子との会話を終えて、津曲のオフィスへ着くや否や、
鈴愛はこのシェアオフィスに、
夢を実現している人がいっぱいで感動した、
いつか自分も「お一人様メーカー」になります。
そう宣言しました。
既に会社の名前も決めていて、
「株式会社ふぎょぎょ」とするようです。
皆を良い意味で驚かせたい、からだそう。
『NHKあさイチ』で博多華丸さんも言っていましたけど、
ふぎょぎょは止めた方が……。
何を売っている会社かわからないですし。
ヒットエンドランで事務から始めて、
いずれは独立したいと。
津曲としても鈴愛が事務として働くのなら、
岐阜犬のライセンス譲渡契約は成立することになりますから。
その先で鈴愛が独立するのは問題ないみたいでした。
バレる
律の妻「より子(演:石橋静河)」が律の実家を訪れました。
「翼(つばさ、演:山城琉飛)」も一緒です。
より子はやはり、律がスタンフォード大学へ行く話を知っていました。
会社の婦人会で、ナカガワ部長の奥さん「カオリ」さんから聞いたと。
より子は律がスタンフォードに行った方が良いと言いました。
律は打診を断り、大阪本社に戻る意思を持っています。
和子さんのためとは言え、しばらく岐阜にいましたから、
家族は一緒に過ごした方が良いと考えているのです。
翼は受験で良い小学校に入ったばかりで、
自分がアメリカに行くとなると、また離れ離れになってしまいます。
より子としては、部長の推薦を断れば今後の出世に響く、
そう考えています。
少なくとも部長夫人以上にはなりたいわ、と。
より子はそうして大阪に戻っていきました。
帰り際、「私のせい、だけじゃないんだから……」
より子は律の顔を調子せずに、こう言いました。
ナレーションでは、
「より子さんが言ったのは、
私たちがこうなってしまったのは私だけのせいじゃないんだから、
という意味です。
より子さんだって、こんな意地悪なようなことばかり、
本心は言いたくない」
と説明していました。
夫婦の関係は冷めきっているということですか。
翼が可愛そう。
パパは世界の人に役に立つものを発明をする、
だからアメリカに行く。
より子からそう教えられています。
行くことが前提で話が進められていますし、
翼は我慢しろということ。
少なくとも今回のより子の言動は、
翼本人の気持ちなど考えていないようですね。
それが翼にとって幸せだと思って行動しているでしょうけど。
おわりに
事務を始めるのも、起業するのも良いですけど、
センキチカフェの権利はどうするのでしょうか。
保健所など役所への手続きでは責任者は鈴愛になっているでしょうから。
まぁそこまではさすがに劇中ではほぼ扱わないでしょうか。
センキチカフェを始めたことも、
ヒットエンドランで事務をすることも、
株式会社ふぎょぎょを立ち上げることも、
鈴愛がもう一度東京へ行って、そこで律と再会を果たすための
装置でしかないでしょうから。
再会するときの律は離婚をして一人のはず。
小西真奈美さんを久しぶりに見ました。
久しぶりに見たら緑色でした。