ディスディスブログ

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和子さんが自分の死後をより子でなく鈴愛に託したことの意味は大きいですね - 朝ドラ『半分、青い。』124話の感想

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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年8月23日放送の124話では和子さんの新たな仕事が始まりました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

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『半分、青い。』第21週「生きたい!」

www.nhk.or.jp

 

2018年8月20日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第21週「生きたい!」の放送が始まりました。

物語の舞台は東京、時代は2008年(平成20年)。

本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。

鈴愛は小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第20週現在36,37歳と思われます。

森山涼次と結婚して「森山鈴愛」となり、「花野(かの)」と名付けた女の子を出産しています。

が、第18週で涼次とは離婚して、楡野姓に戻りました。

 

鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、「東美濃(ひがしみの)」という架空の町の、「梟(ふくろう)商店街」という場所で「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。

祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

2008年時点で草太が新しい店長となって、「ふわとろカツ丼」を看板メニューに店を盛り返しています。

草太には「里子(さとこ、演:咲坂実杏)」という嫁がいて、「大地(だいち)」という息子もいます。

また、草太には「健人(けんと、演:小関裕太)」という弟子もいます。

 

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:山田真歩)」です。

菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。

 

2007年末、鈴愛と結婚をしていた「森山涼次(もりやま・りょうじ、演:間宮祥太朗)」は鈴愛に離婚を切り出し、離婚をしました。

一時諦めていた映画監督への道を再び歩み始めるためです。

涼次は、師匠でもある映画監督の「元住吉祥平(もとすみよし・しょうへい、演:工藤工)」等から、小説『恋花火』の脚本と監督を任されています。

 

鈴愛の漫画家時代の仲間、漫画家として有名になったボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」と漫画家を辞めて結婚をした「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とは現在も交流があります。

鈴愛の漫画の師匠「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秋風の秘書「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」も同様です。

 

岐阜犬始動

鈴愛が作った大きな犬の「ぬいぐるみ」、「岐阜犬(ぎふけん)」。

 

センキチカフェのテラス(庭?)に設置しています。

携帯電話をハンズフリー設定にしてぬいぐるみの胸に仕込み、

インターネット回線でパソコンに繋いでいます。

 

パソコンに繋いだマイクを通して話すと携帯から声が出て、

あたかも岐阜犬がしゃべっているかのように聞こえます。

パソコンのボイスチェンジャーのソフトで声を変えれば

誰が話しているかはわからない(わかりにくい)。

 

岐阜犬の声を誰が担当するか。

それは律の母・和子さんです。

以前、貴美香先生に和子さんに仕事・役割を与えてやって欲しい

そう頼まれた鈴愛は思いついたこと。

 

早速、岐阜犬は実装され、

パソコンは萩尾家のリビングにを置き、

和子さんがマイクの前で話をします。

 

岐阜犬を設置することで、客が悩みを打ち明けるようになる。

と鈴愛は予想していて、そのとおりの展開になっています。

 

劇中では、中学生でしたか高校生でしたか、

制服を着た女の子のお客さんが悩みを打ち明けていました。

女の子の悩みは、学校で皆が私を避けている気がする、

友だちができない、死にたい、という結構深刻なものでした。

 

和子さんは……

 

「死んだらあかん」

「友達を無理に作らんでもええ」

「そのかわり、ボクに会いに来て」

 

……とアドバイスを送っていました。

 

ブッチャーの母・富子さんも、娘・麗子の恋愛を相談していました。

先週末から健人と急接近していましたね。

和子さんは子どもを信じてあげてとアドバイスしていたでしょうか。

金八先生の真似をしながら。

 

アドバイザーとして適役かもしれません。

 

和子さんと律の容態

貴美香先生が、病院に来た律に言ったことによれば

岐阜犬の声を担当するようになってからというもの、

和子さんの容態は安定しているそうです。

 

役割を与えられると人間長生きする、ということを先生が言うと、

律はこのまま治ったりするか、などと聞きました。

 

貴美香先生はそれについてはっきりと答えませんでしたが、

言わないということは治ることはないと言っているようなもので、

律も馬鹿なことを聞いてしまったと思った様子。

 

律は最近、夜寝られないようだと貴美香先生が鈴愛に話していました。

やはり和子さんのこと、自分の家庭のこともあるでしょうか、

それらが彼を不安定にしていると思われます。

自分自身の薬ももらっていました。

精神安定剤や睡眠薬の類?

 

和子さんが鈴愛に託したもの

鈴愛が和子さんのために料理を届けているようです。

この日も草太が作った根菜のスープを届けていました。

 

和子さんは今日は調子が良かったから作ってみたと言って

黄色い地色にリンゴでしょうか、果物が幾つも描かれた丸い缶を

鈴愛に渡しました。

 

鈴愛が缶の蓋を開けると、中からビスケットが。

かつて、子どもの頃にも律の家に遊びに行ったときに

オヤツとして出されていたような。

鈴愛ちゃんが好きなやつだと言っていたので、たぶんそうでしょう。

 

ビスケットの中央には赤や青や緑の……あれは何でしょう、

ゼリーのようなものがトッピングされています。

赤はルビー、青はサファイア、緑はエメラルド。

小さい頃の鈴愛は赤いのをダイヤだと言っていたそう。

劇中でそう言っていたのでしょうけど、私は覚えていません。

 

私、鈴愛ちゃんにちょっと頼みがある

和子さんはそう言います。

 

それは育児日記です。

律が生まれてから大きくなるまでずっとつけてきたもの。

律が18歳になるまで。

律が東京に出るまで。

 

それを、自分が死んだら律に渡して欲しいと言うのです。

 

それに、律の誕生日に弥一が毎年、家族写真を撮っていました。

自分のお店のスタジオで。

それも、でしょうか。

 

鈴愛は「了解、いたした」と返事。

この期に及んで子どもの頃からしてきたセリフで返事をしました。

こんなときだからこそ、なのでしょう。

普段どおりに接することが何より和子さんのためになる、はず。

 

弥一さんに頼んでもいいけど、律に今渡してもいいんだけど、

2人とも泣いてしまうから。

「男は弱虫やから渡せん」と和子さんは言います。

 

「私は泣かん」

そう言って鈴愛はその役を引き受けました。

その良い意味での能天気さに和子さんも救われたことでしょう。

 

おわりに

和子さんは義理の娘ではなく鈴愛を選んだ

この意味は大きいな意味を持つだろうなと思います。

義理の娘とは、律の妻「より子(演:石橋静河)」のことですね。

 

より子を信頼していないことはないのでしょうけど、

鈴愛をより信頼している、ということではあろうかと。

 

この和子さんの意志は弥一にも律にも伝わるでしょうし、

より子にも伝わるでしょう。

知ったときどうするのか、どうなるのか……?

 

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