NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年6月29日放送の77話は鈴愛がまたもや突飛な行動を取っていました。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『半分、青い。』第13週「仕事が欲しい!」
2018年6月25日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第13週「仕事が欲しい!」の放送が始まりました。
物語の舞台は東京、時代は1992年(平成4年)から1995年(平成7年)に進んでいます。
本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。
鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第13週現在25歳です。
鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という架空の町の、梟(ふくろう)商店街という場所で「つくし食堂」を経営しています。
鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。
祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。
鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。
律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。
鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。
ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。
父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。
菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。
菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。
「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。
鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。
1995年現在、鈴愛は東京にある漫画スタジオ「オフィス・ティンカーベル」の敷地内にある「秋風ハウス」に住んでいて、その一部を改装し仕事場にもなっています。
この時点で秋風のアシスタントはしていない様子。
かつてのアシスタント仲間の一人、ボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」は、ティンカーベルを出て行き、『女光源氏によろしく』でコウダンカン出版からデビューし、それがヒットしたことで映画化をまでしている売れっ子です。
もう一人のアシスタント仲間のユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」は結婚して漫画の世界から足を洗いました。
ティンカーベルには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秘書の「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」がいます。
律は、1990年に鈴愛と別れをして以来、一度も会っていませんでしたが……?
律は上京直後に住んでいたマンションで、同じ大学に通う「朝井正人(あさい・まさと、演:中村倫也)」と知り合い、また「伊藤清(いとう・さや、演:古畑星夏)」と付き合っていました。
フランソワが死んだから
前々回75話で鈴愛に律からハガキが届いていました。
ハガキの内容は、律と「より子(はぎお・よりこ、演:石橋静河)」さんが結婚をしたことを知らせるものです。
鈴愛はそれまで律が結婚したことも結婚することも彼女がいることも知りませんでした。
母の晴さんに電話をかけてそのことを確認する鈴愛。
晴さんが言うには、律は大阪の「ヒシマツ電気」に就職し、その受付の女の子が結婚相手だということです。
また、亀の「フランソワ」が前年に死んでしまって律は寂しくなったのでは、とも。
亀のことは晴さんが鈴愛に言ったことですけど、元は律の母・和子さんが言っていた言葉だそうです。
和子さんなら言いそう。
電話を切った鈴愛。
一人部屋で食事を取りながら泣いていました……。
またもや失恋ですからねぇ。
鈴愛が行く!
76話のラスト、鈴愛が住んでいる「秋風ハウス」を飛び出して、どこかへ行っていました。
ユーコもボクテも秋風も鈴愛の部屋に行っていましたが、実家から届けられた料理を食べかけのまま、誰もいませんでした。もぬけの殻。
鈴愛はどこへ行ったのか……
場面は変わって、鈴愛が区画が綺麗に整ったいかにもな新興住宅地を歩いています。
手にはバッグと、律とより子から届けられたハガキを持って。
確か、ハガキには住所は「〒543-0019 大阪府都島区朝日ヶ丘5-12-8」と書かれていたはずです。
どうやら鈴愛は律の家に向かっています。
律の家の前に着くと、2階のベランダではより子が洗濯物を干していました。
鈴愛はいまさら律の家に行って何をするのでしょうね?
また「律は私のものだ!」と言うのでしょうか?
いやまぁそれは冗談として………………言いますか?
より子からしたら迷惑でしかないですし、ストーカー的に受け取られるかもしれませんね。
秋風が電話をかける
話が前後して申し訳ないですが、鈴愛が晴さんと電話をしている頃と同じような時間と思われますが、秋風が律の職場に電話をかけていました。
ユーコとボクテにも聞こえるように電話機本体のスピーカーから音を出すようにして。
結婚のハガキが届いたから、と秋風が言うと、律は「ああ……先生のところにまで」と言っていたので、ハガキの作業はより子が担っていたようです。
ユーコもボクテもやっぱり、という表情。
「『律は私のもの!』って一人でも多くの人に知らしめておきたい、って感じがする」と前回ボクテが言っていたとおりだということ。
秋風は律に一つ聞きたいことがあると言います。
それは「律くんは鈴愛さん(のことが好きだったの)ではなかったんですか?」です。
律は自分が鈴愛にプロポーズをしたけどフラれたことを明かします。
「無理」だと言われては無理だと思ったと。
時間ちょうだいでも考えさせてでもなく、無理ですから。
鈴愛としては、仕事がなくなることを危惧しての「(今は)無理」発言だったのですが、無理としか言っていないので伝わっていないのですね。
律の気持ち
「人生は色んなことがあるけど、その人が真摯に真面目に生きていけば、無駄なことは何もない。全ては何かにつながっていく」
かつて、律が大学に通っていた頃、人生の目標を見つけられていない自分に焦りや不安をいだいていたことがあり、そのことを知った秋風が言った言葉です。
鈴愛は秋風のもとで本格的に漫画家としての修行を始めた頃のこと、クロッキーのトレーニングをして律と正人がモデルになったときのことだったと思います。
律は鈴愛にフラれて、何でこんな悲しいことが起こるのだろうと思ったそうです。
鈴愛にフラれたことがそのくらい悲しかったのですね。
自分は幼かったから自分の気持ち(鈴愛を好き)に気が付くのに時間がかかった。
でも夏虫駅で再会を果たしたとき、自分たちの夢(を書いた短冊)が飛んだ代わりに、自分は鈴愛をつかまえた気がした。
でも鈴愛にとってはそうではなかった(と思い込んでいます)。
今は遠くから昔からの友人として応援している。
律は秋風にそう話していました。
彼は彼の時間を生きている
話を終えて電話を切った秋風。
律にとって鈴愛とのことは既に過去のものになっていて、前向きに人生を歩もうとしている。
だから、いくら現状が鈴愛の本意ではなかったとしても、そこに誤解があったとしても、もう遅いし、律に真実を伝える意味はないだろう。
「彼は彼の時間を生きている」と秋風は考えています。
おわりに
まぁ秋風の気持ちはわかります。
もう過去のことですよね……外野がかき乱すような真似をするべきじゃないと思います。
ていうか鈴愛は一体何をするつもりなのでしょうか。
何もしない方が良いと思いますけどね……動かずにはいられなかったのでしょう。
まぁ鈴愛は何も言わず(言えず)に帰ってくる気がしますが。
衝動的に東京から大阪に行ってしまって、漫画の締切はどうなるのか……。
鈴愛と律は鈴愛が描いた漫画『神様のメモ』のような結末になることは間違いないと思います。
でもまだ77話ですから、それまでに特に鈴愛が色々とやらかしそうですね。