ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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柚子ジャムときな粉のお茶菓子が簡単に作れそうで美味しそうでした - Eテレ『やまと尼寺精進日記』「皐月 緑まぶしい 山のごちそう」の感想

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毎月最終週の日曜日18:00よりEテレで放送されている『やまと尼寺 精進日記』、2018年5月27日の放送は「皐月(さつき) 緑まぶしい 山のごちそう」でした。

 

 

目次

 

 

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Eテレ『やまと尼寺 精進日記』

www4.nhk.or.jp

 

豊かな季節の恵みを知恵を工夫で極上の精進料理にする、奈良・桜井の尼寺。笑顔あふれる日々を美しい映像で!

Eテレで月イチで放送されている『やまと尼寺 精進日記』の番組説明です。

 

http://www.ac.auone-net.jp/~otowa/

音羽山観音寺 - 奈良県 桜井市 - 仏教寺院 | Facebook

 

『やまと尼寺 精進日記』は、奈良県桜井市に居を構える「音羽山観音寺」の住職と副住職、そしてお寺の手伝いをしている方の3人の女性が、毎回様々な精進料理を作っている様子などを映像にした番組です。

料理を作ることを番組のメインに描きつつ、彼女たちの普段の生活の様子も紹介されていて、都会から距離を置いた田舎での暮らしぶりは私の目に新鮮に映ります。

3人が3人とも本当に楽しそうに日々の作業をしていて、笑顔が耐えない様子を観ていると、こちらも釣られて自然と笑顔になってしまう、そんなほのぼのとした雰囲気が特長の番組です。

 

当番組の放送日時は、2017年度からエコ・ライフスタイル番組『猫のしっぽ カエルの手 京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし』と同じになり、月の最終週のみベニシアさんの代わりに『やまと尼寺〜』の放送をするようになりました。

 

番組の出演者は前述した3人の女性がメインになります。

音羽山観音寺のご住職である「後藤密榮(ごとう・みつえい)」さんと、副住職の「佐々木慈瞳(ささき・じとう)」さん、そして4年ほどお寺のお手伝いをしている「まっちゃん」の3人。

お寺には番犬の「オサム」と飼い猫(?)の「スージー」もいますから、正しくは3人+1頭+1匹ですか。

オサムは雑種と思います。耳の先が垂れていて可愛い。

スージーは日本の猫っぽい猫。

番組のナレーションは俳優の「柄本佑(えもと・たすく)」さんです。

 

 

5月「皐月(さつき) 緑まぶしい 山のごちそう」

2018年5月27日日曜日の『やまと尼寺 精進日記』の放送は5月編、サブタイトルは「皐月(さつき) 緑まぶしい 山のごちそう」でした。

5月のやまと尼寺は春真っ盛り、若い葉を付けた「サンショウ(山椒)」や「コシアブラ(漉油)」といった木々の緑や、「シャクナゲ(石楠花、石南花)」や「シャガ(射干、著莪、胡蝶花)」、「ツツジ(躑躅)」、「ツルニチニチソウ(蔓日日草)」といった花が目に飛び込んできます。

尼寺のお三方は、毎年5月3日にやって来る馴染みのお客様をもてなそうと、春の山菜、「ワラビ(蕨)」や「イタドリ(虎杖、板取)」などを取って、山菜づくしの御膳を振る舞っていました。

 

夏至を含む月が5月となる。グレゴリオ暦(新暦)では5月下旬から7月上旬ごろに当たる。

5月 (旧暦) - Wikipedia

5月(旧暦)のWikipediaにはこのように書かれています。

新暦の5月下旬から7月上旬というと、「梅雨」の時期と重なります。

 

「さつき」は、この月は田植えをする月であることから「早苗月(さなへつき)」と言っていたのが短くなったものである。また、「サ」という言葉自体に田植えの意味があるので、「さつき」だけで「田植の月」になるとする説もある。

(略)

『日本書紀』などでは「五月」と書いて「さつき」と読ませており、「さつき」を皐月と書くようになったのは後のことである。「皐月」という表記は元来、漢籍に現れる陰暦五月の別名である。

5月 - Wikipedia

5月のWikipediaにはこのように書かれています。

「菖蒲月(あやめづき)」とも言いますよと。

 

 

柚子ジャムのお茶菓子

個人的に今回の放送で、食べ物の中では一番気になったものが今回の放送の始めの方で紹介されていたお茶菓子です。

ご住職とまっちゃんが、12月でしたっけ、冬の間にたくさんこしらえていた「柚子ジャム(ゆずジャム)」を使ってお茶菓子を作っていました。

 

材料は「柚子ジャム」と「きな粉」のみ。

作り方もごく簡単そうでした。

柚子ジャムをビンからボウルに取り出して、そこにきな粉を大量に投入します。

スプーン(?)で混ぜたら、今度は手を使ってギュッギュと握るようにさらに混ぜていきます。

一口大を取り出して両手で玉状に丸めたら、バットや皿に置いてさらにきな粉をまぶします。

それをお出しするお皿に盛り付ければ出来上がりです。

 

ジャムは基本的にはスーパーマーケットならどこでも買えるでしょうし、きな粉もありますよね。

作り方自体とても簡単そうでしたから、お客様のためではなく、自分用にちょっと小腹が空いたときにでも作れそうです。

私なら仕上げに「シナモン」を振りかけると思います。合いそう。

 

ただ市販のジャムでは状態によってはちょっとできないかもしれません。

というのも、自作の柚子ジャムはそもそもが市販のジャムより水分が少なめに見えたので、そういうジャムでないと丸く成形できないかな……と観ていて思いました。

試していないので、作れるかもしれないですけどね。

 

具体的な材料とレシピは、ミニ番組『やまと尼寺 献立帳』の方で紹介されるはずです。

献立帳は、火曜日と金曜日のお昼前後、日曜日にも『日曜美術館』前に放送されると思います。

 

 

お百度参り

百度参り(ひゃくどまいり)は、日本の民間信仰で、神仏に祈願するために同一の社寺に百度参拝することである。お百度(おひゃくど)ともいう。

- 百度参り - Wikipedia

百度参りのWikipediaにはこのように書かれています。

今回、尼寺でこのお百度参りをされている方がいらっしゃいました。

私はお百度参りをしたことも観たこともなかったので、人生初お百度参りが今回の放送でしたね。

名前そのものは知っていましたけど、Wikipediaにある「近くの氏神神社や有名な社寺に、百日間毎日参拝する」ものだと思っていました。

 

百日もかけていられない急を要する祈願があって、一日に百度参るという形で百日詣の代わりとするようになった。

(略)

社寺の入口から拝殿・本堂まで行って参拝し、また社寺の入口まで戻るということを百度繰り返す

今回拝見したお百度参りはこちらの方法でしたね。たぶん。

 

 

密榮さんの過去2

dysdis.hatenablog.com

 

以前、ご住職・密榮さんの過去が少し語られていましたが、今回も少し語られていました。

前述のお百度参りをされていた方が、平成5年くらいから観音寺を訪れるようになっていたそうで、その頃の密榮さんの様子を……

 

「最初見たときはね、失礼かもしれない……可愛い方っていう感じで……ね」

 

……仰っていました。

その際のナレーションでは、密榮さんはそれよりもう少し前、今から30年ほど前の「平成元年」から観音寺に入られたみたいです。

 

また、別のシーンでは、密榮さんご自身の口から「尼僧学院(学園と聴こえます)を卒業して……また厳しい業をする場所があるのね」と仰っていました。

またまた、山で採取したワラビやイタドリ、ウドなど山菜を観音寺に持ち帰って、調理をしているシーン、イタドリの下ごしらえをしていたでしょうか、そこでは「(下ごしらえの方法を)いえ、私は高野山に行って知りましたよ」と仰っていました。

「こうやさん」ですね、和歌山県。

 

www.koyasan-u.ac.jp

 

関連ワードをネットで検索したところ「高野山専修学院尼僧部」がヒットしました。

密榮さんが通っていた頃に同じ名称だったかはわからないものの、当時の密榮さんはこちらに通っていらしたのではないかと想像します。

高野山というと真言宗でしょうか?

ネットで調べると、音羽山観音寺は「融通念仏宗」と出てきますが。

 

 

クリンソウと密榮さん

その住職・密榮さんは「クリンソウ(九輪草)」がお好きだそうで、お寺の庭で育てていらっしゃいました。

私はクリンソウという名前を聞いたことがなく、花など見た目が「サクラソウ(桜草)」に似ているなぁと思いながら番組を見ていました。

今、この記事を書きながらネットで調べてみると、クリンソウは「日本原産のサクラソウ科サクラソウ属の多年草」だそうで、道理で似ている訳だと納得しました。

 

何でも、先程少し書いた「尼僧学院」やその後の業を行うところへ通う際に……

 

「その場所に行くときに、綺麗に間伐された山の、流れている沢のところに、5,6本野生のクリンソウが咲いてたの」

「それ見てねぇ、何か凄く『山の中にあってもあんなに綺麗にして咲くんだ』と思ったらね、やっぱりこの山にあっても、私もあんな風に咲きたい、そんな希望……うん」

 

……と感じた思い出の花がクリンソウなのだそうです。

良いお話です。

 

 

おわりに

最後は「ハコベの歯磨き粉」を作っていました。

ハコベをすり潰して絞った汁(青汁)に塩を大量に投入して混ぜて出来上がり。

それを指にすくってそのまま口の中に入れて指で葉をこすっていました。

かなり辛そうで……試したくはない……です。

 

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