ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』「山梨・北杜」編のお店は「engawa cafe」。農家住宅にペチカを自作していました。ラーメン美味しそう

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2018年4月4日水曜日23:00より、Eテレにて『ふるカフェ系ハルさんの休日』の新シリーズの放送が始まりました。

2018年4月11日放送の2018年度シリーズ第2回は「山梨・北杜~住みたい田舎NO.1の町のカフェ」でした。

 

 

目次

 

 

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ふるカフェ系 ハルさんの休日 

www4.nhk.or.jp

 

今、地方では過疎化が進み、何代も受け継がれてきた古民家が廃屋として次々と取り壊されつつある。そんな古民家を惜しみ次世代に残そうとする試みが、リフォームカフェ。
一歩足を踏み入れば、懐かしい空間が広がる古民家カフェは、女性や若者達に新鮮なおしゃれスポットとして大人気。京都、奈良の町屋カフェや下北沢の古民家喫茶など全国的にブームとなっている。そんな古民家カフェを舞台に、記憶から失われつつあるかつての町の姿と記憶をドラマ形式で甦らせていく番組。カフェを訪れる住民たちとの出会いを通して、全国各地の意外な歴史を明らかにしていく。

こちらは以前のシリーズのイントロダクションです。

ドラマの冒頭に「古い建物を活かしたレトロなカフェがあると聞けば、全国どこへでも訪ねる」という、俳優の「渡部豪太(わたべ・ごうた)」さんが演じる、本作の主人公「真田ハル(さなだ・はる)」のセリフが入っています。

台詞の通り、ハルさんは古くから営業を続けている純喫茶的な喫茶店ではなく、古民家など古い建物をリフォームしたカフェを対象にしています。ハルさんは一部に熱狂的なファンを持つブロガーで、古カフェを取材する体で番組が進行します。

当番組は、カフェのオーナーさんがご本人で、お客さんも現地の方を起用しているため、渡部さんの他の出演者は演技の素人さんです。基本的に台詞が棒読みですし演技も上手ではありません。渡部さんの演技もほぼ全編に渡って滑っています。

ただこれは渡部さんが滑っているというより、脚本や演出が滑っていると捉えた方が良いでしょう。古カフェ好きかつ演技面が気にならない方であるならば、大いに楽しめる番組になっていると思います。

 

 

山梨・北杜編のカフェは「engawa cafe」さん

https://www.facebook.com/engawa-cafe-1550286528614590/

 

2018年4月11日放送された『ふるカフェ系 ハルさんの休日』の山梨・北杜編でハルさんが足を運んだカフェは「engawa cafe」さんです。

「縁側カフェ」

番組内では「住みたい田舎No.1に選ばれた町にたたずむ築100年のカフェ」と紹介されていました。

今回の訪問は謎だらけでした、engawaさんの建物は何に使われていたものなのか、出会う人の多くが移住者である理由は何なのか、それらは北杜市の歴史とつながっていたようです。

 

 

「engawa cafe」の場所と営業時間・定休日

engawacafe

 

今回ハルさんが訪れたカフェ「engawa cafe」さんのある場所は山梨県北杜市にあります。

WebサイトやFacebookに書かれた情報によると、住所は「山梨県北杜市高根町東井出155」とあります。

ハルさんは「雄大な八ヶ岳の裾野に位置する、標高700mを超える高原の町」と言っていました。

最寄り駅はWebで地図を見た限りなさそうですし、お店の近くに目印となる施設やお店があるようにも見えませんでした。

たいてい、ハルさんがカフェの最寄り駅に降り立つ様子がドラマ内で描写されるのですが、今回はそういうカットはなくいきなり雪の積もった原っぱのような場所にいたので、そういうことなのかなと思います。

 

www.city.hokuto.yamanashi.jp

 

上記北杜市の公式サイトによれば、アクセスは自動車だと中央自動車道で、須玉IC、長坂IC、小淵沢ICの3つのインター・チェンジが近いようで、電車だと「中央本線」や「小海線」で行くことができると書かれていました。

 

東日本旅客鉄道
中央本線:日野春駅 - 長坂駅 - 小淵沢駅
小海線:小淵沢駅 - 甲斐小泉駅 - 甲斐大泉駅 - 清里駅
中心となる駅:長坂駅

 

路線バス
山交タウンコーチ
北杜市民バス

 

当市の主要道路は、甲府より至る甲州街道が韮崎を要に3つに分岐して、各々が並行する形で市内を貫いている。1つは釜無川に沿う甲州街道(現国道20号線)、2つ目は八ヶ岳南麓の台地である七里岩上を走る逸見路(へみじ)および、信州往還(現主要地方道17号線)、3つ目は塩川に沿う佐久甲州街道(現国道141号線)である。

 

北杜市 - Wikipedia

北杜市のWikipediaにはこのように書かれています。

 

営業時間は、平日が11:30-16:30、土曜・祝日が11:30-15:00と16:00-18:30と短めになっています。

定休日は日曜日と月曜日、それと第1&第3火曜日で、臨時休業もあるとのこと。

営業時間が短めで臨時休業もあるみたいですから、来店前にお店と連絡を取っておくと良いかもしれません。

 

 

「engawa cafe」は農家住宅

(P[や]3-1)ペチカはぼうぼう猫はまんまる (ポプラ文庫ピュアフル)

ハルさんが今回訪れた「engawa cafe」さんの建物は築100年の、の建物です。

外見は瓦屋根の日本家屋でした。

棟瓦には半丸瓦を互い違いに重ね並べる風の通り抜けとしても有効な「輪違瓦(わちがいがわら)」を使っていて、瓦屋根には日本家屋にもかかわらず土管型の煙突が突き出ていて煙も出ていました。

ハルさんは民家なのか別荘なのかと不思議がっています。

引き戸の玄関から内部に入ると広め土間があり、カフェスペースはそこからまた上がったところありました。

靴は履いたまま上がれます。

部屋の中は襖などが取り払われていて開放的、部屋にはレンガの壁も見られました……が、レンガの壁と思われたものは実は「ペチカ」が設置されていたのでした。

「ペチカとは、極寒の地ロシアで使われている暖炉兼オーブン。ストーブの煙がレンガの炉を通り、その放射熱で部屋中を暖める」

先ほどの土管煙突はこのペチカから伸びていたものだったのですね。

現カフェオーナー夫妻がお店をオープンさせたのは今から10年前の2008年、築100年の建物は移住当初、家中が隙間だらけで、冬は最低気温が-10℃にもなるため、ご主人がペチカをご近所さんに教えてもらいながら3年の年月をかけて自作したのだそうです。

ハルさんがふと天井を見ると穴を塞いでいる様子が窺え、それは囲炉裏の上に下げて鍋を吊る魚の装飾の施された「自在鉤(じざいかぎ)」を使っていた穴ではないかと推理がされていました。

この自在鉤の穴と玄関に広い土間があることから、「engawa cafe」さんの建物は農家住宅ではないか、と推測をしています。

カフェオーナーさんが言うには、家の元々の持ち主はホップを作っていた農家住宅だそうです。

 

 

「engawa cafe」のラーメン

ハルさんは「engawa cafe」さんで「ラーメン」を頼んでいました。

どうしてカフェでラーメン?

その理由はオーナー夫妻は元々、北杜のリゾートホテルでコックになるため移住してきた人で、地元の食材の魅力を引き出すためにはラーメンが最適だと判断したからだそうです。

ラーメンのスープは、地鶏をベースに使用し、魚介の出汁を合わせた鶏と魚介の旨味がたっぷり入った黄金色をしていました。

スープに合わせるのは岩塩の塩ダレと隠し味の柚子胡椒。

麺は地元製麺所の中太麺ストレート、地場野菜と地鶏チャーシューが添えられています。

地元の食材を活かしたカフェラーメンです。

 

「出汁が効いてるるなぁ」

「もっちりした麺に汁がよく絡まって味わい深い」

「何と言っても地元の野菜。シャキシャキして甘みも強い。新鮮だからだなぁ」

とはハルさんの感想です。

 

Webサイトを拝見するとラーメンは2種類出されていて、「engawaらーめん」が800円、「季節限定らーめん」が850円でした。

他にもピザやオカズ、フォカッチャ、デザートがあり、コースメニューもあるようでした。

コーヒーや紅茶はデザートとのセットで頼むのでしょうか。単品はないような感じです。

 

 

北杜とポール・ラッシュ

北杜には移住者が多いことについては、大正14年、キリスト教の青年会員として来日した「ポール・ラッシュ」さんというアメリカ人の方が、大いに関係しているということでした。

戦前から地域の発展に貢献した方で今も続いている幼稚園を設立したり、戦後には食糧難を目の当たりにしてキャベツなど高原野菜の作り方を広めたりした方だそうです。

北杜に、食料を作り、ありがたくいただく大切さを根付かせた功労者。

先ほど少し出てきたホップも、北杜で栽培が始まったのは大正7年のことで、ビールの本場ドイツと気候が似ていることから敵地として見出されました。

昭和20年代にはホップを作っていた農家は500軒にも上ったほど。

ところが昭和30年代半ばになると、徐々に輸入品に押され、平成になると生産農家が1軒のみになるまで落ち込んでしまいました。

現在は、北杜のホップを使った地ビールに活路を見出している方も出てきたようです。

 

また、北杜市は「住みたい田舎No.1」に選出されたのだそうです。

No.1に選ばれた理由は、大自然はもちろんのこと、市が移住者に対して空き家を斡旋したり子どもに地元農家さんと連携した農業体験を実施したり、自治体の積極的な移住政策が功を奏したもののようでした。

2017年度の移住者は500人以上、そのうち40代以下が9割にも達しているそうです。

そう言えば何年も前にNHKの特集で北杜市に若い人が増えていると観た気がします。

 

 

おわりに

北杜市の自然は良いですねぇ、フォトジェニックな場所ですし、住みたいです。

ただ私は寒いのがとにかく苦手なのでそこが唯一にして最大の難点ですね……-10℃は厳しい。

山梨県というと夏が暑い印象もありますから……暑いのも苦手です。

「engawa」さんの建物や屋内の雰囲気も良くて、遊びに行きたいなぁと思いながら観ていました。

今回の北杜編の再放送は金曜21:00から放送されます。

気になる方見逃した方は是非そちらをご覧になってください。

次回は京都の西陣みたいです。2017年シーズンの再放送ですか。

 

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