NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年4月11日放送の9話で鈴愛の左耳が聞こえないことが判明しました。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『半分、青い。』第2週「聞きたい!」
2018年4月9日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第2週「聞きたい!」の放送が始まりました。
物語の舞台は1980年(昭和55)年、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という、おそらく実在しない町です。
本作のヒロイン「楡野鈴愛(にれの・すずめ)」は1971年(昭和46年)7月7日生まれ。楡野家の長女です。
鈴愛は「永野芽郁(ながの・めい)」さんが演じますが、第1,2週時点ではまだ幼少期のため「矢崎由紗」さんが演じています。
鈴愛と同じ日同じ病院で生まれたのが「萩尾律(はぎお・りつ)」です。
律は「佐藤健(さとう・たける)」さんが演じますが、第2週現在は幼少期のため「高村佳偉人」さんが演じています。
鈴愛の実家の楡野家は家族でふくろう商店街の「つくし食堂」を経営しています。
鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が鈴愛の年子の弟「楡野草太(にれの・そうた、演:志水透哉)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」、祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」です。
1980年現在、廉子さんは他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。
鈴愛の幼馴染み、律の実家は写真店を営んでいます。萩尾写真店?
律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」です。
鈴愛と律の同級生には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ)」と、「木田原菜生(きだはら・なお)」等がいます。
ブッチャーを演じるのは「矢本悠馬(やもと・ゆうま)」さんですが、第2週時点では「大竹悠義」さんが演じていて、菜生を演じるのは 「奈緒(なお)」さんですが、こちらも同様に「西澤愛菜」さんが演じています。
ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。
父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。
菜生の家はふくろう商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。
菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。
色々やらかす鈴愛にとっては「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も大事な存在ですね。
晴vs.和子
仙吉さんのために作った糸電話を、試しに木曽川で使ったところ、律を川に入れてしまった鈴愛は、翌朝になってから母親の晴さんに報告しました。
その直後に律の母・和子さんが朝から楡野家を訪ねてきたため、晴さんが戦々恐々としている、というところで第1週が終わったかと思います。
和子さんは苦情を言うつもりで家に来たのだと晴さんは思っているのですね。
いつも朗らかな人ほど怒ったら怖いものだと感じている様子。
和子さんは家ではなく、晴さんを商店街の喫茶店に誘って、詳しく話をすると言っていましたから、喫茶店までの道のりや、お茶が出てくるまでの間のことを考えると余計に怖い晴さんでした。
しかし、律自身に大きな怪我や喘息の症状が出るといったことはなかったこともあって、苦情とか喧嘩とかそういうことには至りませんでした。
和子さんは、律が学校で孤立してしまわないのは鈴愛のお陰なのだと、かえって鈴愛に感謝をしていたくらいです。
晴さんの杞憂、取り越し苦労。
とはいえ、危険な目に遭わせたことは確かなので平謝りの晴さんでした。
どうして川に落ちたかということについても、和子さんは晴さんに話していました。
鈴愛は祖母・廉子さんが亡くなって以来元気のない祖父・仙吉のために、三途の川を挟んで糸電話で会話ができるようにと長い長い糸電話を作っていたのだと、晴さんは初めて知りました。
鈴愛の左耳が聞こえない
7話時点で、鈴愛に「目眩(めまい)」が生じていて、9話ではいよいよ耳鳴りがし、音が聞こえにくくなっていたようです。
鈴愛に耳のことを聞かされた晴さんは早速岡田先生に診てもらいましたが、これは聴力検査ができる大学病院で検査した方が良いということでした。
その翌日に大学病院で検査をしたところ、そのときには既に鈴愛の左耳はほとんど聞こえなくなっていたということです。
ブッチャーも律も鈴愛が好き?
話が前後するのですが、ある日の放課後、鈴愛がブッチャーから自分の名前について茶化されて、それに怒ってキレて手に持っていたゴミ箱(一斗缶?)をブッチャーに投げつけました。
ブッチャーの隣にいた律がブッチャーをかばって、彼の代わりに自分の頭にゴミ箱が当たってしまいました。
急いで岡田医院に連れていき、診てもらったところ今回も大事には至っておらず、付き添いの鈴愛もブッチャーも菜生も、そして母の和子さんも安堵するのでした。
夜、晴さんからどうして律にゴミ箱をぶつけたのかを問われた鈴愛は、その原因がブッチャーに自分の名前を茶化されたからだとは言わず、黙っています。
何で言えないのかと責める晴さんと大喧嘩になってしまい、鈴愛は家を飛び出してしまいました。家出。
家出をした鈴愛が行くところなんて一つしかありませんね、そう、律の家です。
和子さんから電話がきて、鈴愛を迎えに来た晴さん。
鈴愛は寝ています。
迎えに来た晴さんに律は、晴さんがつけてくれた自分の名前を変だと茶化されていたこと、それだから鈴愛は晴さんに言わなかったことを伝え、またブッチャーについては彼は鈴愛のことがちょっと好きだからちょっかいを出して言ってしまうのだと、両方をフォローしていました。
ブッチャーのことは、あくまで「僕の読み」では、と念を押していました。
怒らんといてと律からお願いされた晴さん、それでもゴミ箱を当ててしまったことを謝ると、律は……
「鈴愛は思ったまんまだから、そこが…………良いところだから」
と言うのです。
そこが……と間が空いているのは、本当は「良いところだから」ではなく「好きなところだから」と続けたかったのですね。
結婚するか?
家出をした鈴愛が『マグマ大使』よろしく笛で律を呼び出し、律が家の2回の窓から顔を出したときの会話が面白かったです。
鈴愛「結婚するか?」
律「勘弁してください(即答)」
口裂け女の怪
9話で「口裂け女(くちさけ・おんな)」の話が出ていました。
家出をした鈴愛が口裂け女に食べられてしまうとか何とか、弟の草太くんが言っていましたね。
口裂け女は私が子どもの頃にも都市伝説的な噂話として広がっていました。
夜、道を歩いていると口にマスクをした女から「私、綺麗?」と聞かれて、綺麗と答えると、その女がマスクを外して「これでも綺麗?」と聞いてくるというあれですね。
そこで綺麗じゃないと答えると殺されてしまうという……怖い。
私の住む地域では自動車に乗って逃げても、走って追いかけてくると言われていたような気もします。
違う話とごっちゃになっているかもしれません。
おわりに
8話には、ラジカセをテレビに向けてテレビから流れる音楽を録音する、という昭和中期あるあるの話も出てきました。
鈴愛と草太で「ザ・ベストテン」でしょうか、「もんた&ブラザーズ」の「ダンシング・オールナイト」を録音していましたか。
私はラジカセでテレビ番組を録音することはやったことがないのですよね、ちょっと世代が違うのかも。
『あさイチ』の朝ドラ受けオープニングトークでも、このラジカセの話は出ていました。
お笑いコンビの「博多華丸・大吉」さんがお二人ともラジカセで歌を録音する経験をお持ちでしたが、「近江友里恵」アナウンサーは未経験でした。
近江さんはまだ20代でしたっけ、それなら経験はないでしょう。
しかし、ブッチャーが鈴愛を好きだとは……てっきり律のことが好きなのだとばかり……。