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ハリルホジッチ監督解任には賛成ですが代わりが西野監督というのは違うと思いました

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2018年4月9日、サッカー日本代表の「ヴァヒド・ハリルホジッチ」監督が解任されました。

 

目次

 

 

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ハリルホジッチ監督の解任

news.livedoor.com

 

2018年4月9日、日本サッカー協会はヴァヒド・ハリルホジッチ監督を解任し、同協会技術委員長「西野朗(にしの・あきら)」氏を後任監督とする発表を行いました。

2018年3月に行われた『キリンチャレンジカップ2018 in EUROPE』のマリ戦の引き分けと、続くウクライナ戦の敗北を受けて、「田嶋幸三(たしま・こうぞう)」会長はハリルホジッチ監督の続投を明言していたため、唐突とも思える解任劇となりました。

 

会見に臨んだJFAの田嶋幸三会長は、ハリルホジッチ監督と代表選手たちの間で「信頼関係が失われてきたこと」が解任の理由のひとつだと説明している。解任を検討するにあたり、選手たちとも議論を行った上で決断に至ったとのことだ。

と田嶋会長は言っています。

解任の原因の一つは選手の監督への信頼関係が失われたことになるのでしょう。

確かに先日の欧州遠征中に、選手から不満や不安の声はあがっていて、連日ニュースになっていました。

 

誰とは申し上げませんが、直接選手から話を聞いたこともあります。協会の努力としては、様々な選手と話し合いの場を持ったりしました。それを鵜呑みにするのではなく、しっかりと話を聞き、改善すべく動いてきました

とも会長は語っていて、協会側からこれ以上継続させることはできないと判断されたようです。

一方、「香川真司(かがわ・しんじ)」選手から西野氏に働きかけがあって、今回の解任劇が勃発したのではないかという噂もあるみたいで……そうなると協会が選手の意見に動かされたことになる訳で、事実であるならそれは非常に危険なことと思います。

さらに言えば、選手にはスポンサーがついていて、その裏にはさらに電○がいる訳ですから、本当にその選手の意見が本心から来ているかどうかも怪しいのです。

 

 

ハリルホジッチ監督解任には賛成

ハリルホジッチ 勝利のスパイラル

dysdis.hatenablog.com

 

私はハリルホジッチ監督の解任には賛成でした。

ハリルホジッチさんのサッカーは日本に合っていないです。

日本人の特徴を理解しようとせず、自分の型に日本人選手をはめ込もうとするばかりで、身体のサイズで劣る日本人に1対1のデュエルを求め、どんな状況でも縦に速いサッカーのみで打開しようとするのでは、世界に通用しないことは明らかだと思えたからです。

選手起用も、交代の人選もタイミングも、選手選考も……違和感ばかりでした。

体脂肪率を言い出した頃から既に怪しかったですけど……。

欧州遠征のマリ戦とウクライナ戦は、本番の仮想セネガル仮想ポーランドであるなら、日本の選手は本番で使う選手を起用しなければいけないでしょう。

ハリルホジッチさんとしてはセネガルやポーランドに自分の手の内を晒すのが嫌だったかも知れないです。

しかしながら、そもそも彼には縦ポン戦術の他に戦術があるとは思えないです……その辺のちぐはぐさも甚だ疑問でした。

 

それより何より、東アジアカップ (E-1) の韓国戦の敗北後に、韓国が格上的な発言をしてしまったこと、これが個人的に一番大きかったです。

日本代表監督に相応しくない。

ブラジルやスペイン、ドイツなどに格上と言うのならわかるのです。

しかし同じアジア圏の国には言ってはいけない言葉でした。

韓国だからではないですよ?

イランでもサウジアラビアでもUAEでも同じです。

昨年のE-1はグダグダな内容でしたから、保身に走りたい気持ちはわからないでもないです。

だからといって……という。

 

どうして解任が今なの?という疑問を持たれている方も多いと思いますけど、5月から代表合宿がスケジュールに組み込まれているはずなので、替えるならむしろ今のタイミングしかないです。

新監督を迎えるのであれば、最終合宿と本番直前のテストマッチでチームを作り上げるしか。

もっともE-1韓国戦直後の解任が一つのタイミングだったとは思いますが、それは今言っても仕方のないことです(協会の責任は重いです)。

いや最終予選に入る前や本戦出場決定後が妥当だったですかね。

私はかなりの初期から解任を望んでいました。

数戦を観てこの人は駄目だなと。

 

 

ハリルホジッチの後任は西野朗氏

攻め切る―指揮官西野朗の覚悟

先ほど書いたように、ハリルホジッチ監督の後任は、日本サッカー協会技術委員長の西野さんです。

日本代表ではU-23、オリンピック代表監督として、1996年でしたか、アトランタオリンピックのいわゆる「マイアミの奇跡」を実現し、クラブチームにおいては「ガンバ大阪」でリーグ優勝や天皇賞の優勝などを成し遂げた、日本を代表する監督の一人です。

ただ、ワールドカップ2018ロシア大会の本番まで2ヶ月ほどの2018年4月の段階で、西野さんが日本代表監督に適任だったかというと疑問があります。

西野さんが監督を務めていたときのガンバのサッカーは攻撃を全面に押し出すものだったと記憶していて、極めて短い期間で守備組織を完成させなければいけない現状を考えると向いていないタイプではないかと思えます。

それに西野さんでは日本代表の監督を務めるタイミングが10年遅い感じがあります。

ベストはフィリップ・トルシエ監督の次、だったでしょう。

 

それ以前に、今回の一連の出来事において西野さんは当事者の一人で、責任を取る側の人間のはず。

責任の取り方は田嶋さんと共に辞めることが筋なように感じられます。

 

ぽいち 森保一自伝―雑草魂を胸に

個人的に現状最も適している方は「森保一(もりやす・はじめ)」さんと思っているのですが、森保さんは現在、五輪代表の監督に就いていて、二足のわらじは任せにくいです。

しかも、仮にワールドカップで惨敗するなどしてA代表の監督を辞めざるを得ない場合には、五輪のチームも同時に退くことにも繋がりかねないので、森保さんの起用は大変リスキーです。

森保さん特殊な3バックは1ヶ月やそこらで物になるとも考えづらいですか……。

 

カントリーロード2013-14 手倉森誠監督ラストインタビュー

消去法になりますが、ハリルホジッチ政権下の代表コーチでもある「手倉森誠(てぐらもり・まこと)」さんも後任候補と思いますので、私が協会の会長なら手倉森さんに監督を任せるでしょう。

手倉森さんはハリルホジッチ監督の下でコーチをしていたことから、現代表選手たちの特徴をつかんでいることでしょうし、リオ五輪で代表監督も務めていたことから、欧州遠征で唯一と言っていい程の活躍を見せた「中島翔哉」ら現代表のベースとなり得る世代の選手たちの特徴もよく知っている、予選グループリーグの戦いも経験していること、これらは今のような緊急時に合っていると思えるからです。

リオでのオーバーエイジ枠のチョイスの失敗、選手起用の失敗もあった記憶があるものの、それをマイナスに捉えずに、五輪での失敗をワールドカップに活かせたかもしれません。

 

岡田武史監督と考えた「スポーツと感性」

「岡田武史(おかだ・たけし)」さんの線もあったみたいですけど、岡田さんは今日、監督業からの引退を発表し、S級のコーチライセンスを返上したそうです。

岡田さんの引退発表はあまりにタイミングが良すぎるため、事前に協会からの打診を受けていたと思われます。

フランスと南アフリカに続いて今回まで岡田さんに任せてしまうのは、さすがに虫が良すぎるのではないかと思います。

  

 

おわりに

ハリルホジッチ氏の解任そのものは賛成でしたが、その次の選択が良くなかったかな、という今回の監督解任と新監督就任のお話でした。

今回のゴタゴタは田嶋会長を始めとする協会幹部の責任でもあります。

思えばアギーレさんの不祥事の責任だって有耶無耶にしていた記憶がありますから、大相撲やレスリングのように、この組織もあれなのかもしれません。

 

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