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藤吉の霊が出てこなかった理由は何でしょう?成仏? 伊能栞おじいちゃんが大活躍回でした - 朝ドラ『わろてんか』146話と147話と148話の感想

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NHK連続テレビ小説『わろてんか』、2018年3月28日放送の148話では終戦して「てん」が大阪に戻っていました。あの人との再会もありました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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『わろてんか』第26週(最終週)「みんなで わろてんか」

www.nhk.or.jp

 

2018年3月26日月曜日から朝ドラ『わろてんか』は第26週「みんなで わろてんか」の放送が始まっています。

いよいよ最終週です。

『わろてんか』26週の時代設定は、昭和20年(1945年)です。

太平洋戦争末期、終戦の年ですけど作中は3月からでしたか、大阪大空襲が発生した辺りから始まっていました。

本作のヒロイン「北村てん(きたむら・てん、演:葵わかな)」は、17週に夫の「北村藤吉(きたむら・とうきち、演:松坂桃李)」を亡くし、以降「北村笑店(きたむら・しょうてん)」社長に就任しています。

籐吉との間にできた子ども「隼也(しゅんや)」は、アメリカのショービジネスに興味を持ち、通っていた大学を退学して渡米しました。

帰国後は北村笑店で下働きなどをしていましたが、「加納つばき(かのう・つばき、演:水上京香)」と駆け落ちをする道を選んで、「てん」から勘当されています。

26週現在、隼也は軍隊からの召集を受け、神奈川県の川崎から大阪に戻ってきて、「つばき」と一人息子の「藤一郎」を「てん」に預けた後に戦地へと赴きました。

「てん」の従兄弟の「武井風太(たけい・ふうた、演:濱田岳)」が専務、「てん」の経理を手伝っていた「トキ(演:徳永えり)」は一人娘の「飛鳥(あすか)」の育児が落ち着いたことから業務に戻っています。

「てん」のかつての見合い相手で、籐吉の親友でもあった「伊能栞(いのう・しおり、演:高橋一生)」は、トーキー映画を扱う映画会社から不動産、百貨店など手広く手掛ける「伊能商会」を経営しつつ、北村笑店の役員として「てん」を支えていました。

しかし25週から栞はアメリカへ渡っています。

「風鳥亭」の元席主「亀井庄助(かめい・しょうすけ、演:内場勝則)」は北村笑店の従業員を続けてきましたが、戦争が激しくなり、北村笑店の営業もままならなくなってきたことを機に疎開をしました。

「万丈目吉蔵(まんじょうめ・きちぞう、演:藤井隆)」は、芸人を辞めて北村笑店文芸部の部長として、漫才のネタを書く作家業に専念していました。

しかし、体調を崩したこともあって、妻の「万丈目歌子(まんじょうめ・うたこ、演:枝元萌)」と奈良へ養生へ向かっています。

かつて「てん」のライバルだった「杉田楓(すぎた・かえで、演:岡本玲)」は、北村笑店文芸部に入ってネタの台本を書いていました。楓も北村笑店の解散と共に親戚のいる田舎へと疎開することにした……んでしたっけ。

藤吉の芸人時代からの仲間で、しゃべくり万歳でお笑い界のトップに立っている「キース(演:大野拓朗)」と「アサリ(演:前野朋哉)」は、「喜助と浅利」として活動を続け、北村笑店解散後も大阪に残っています。

「岩さん(がん・さん、演:岡大介)」は亡くなっているみたいです。

「てん」のライバル「リリコ(演:広瀬アリス)」は「川上四郎(かわかみ・しろう、演:松尾諭)」と「ミス・リリコ・アンド・シロー」改め「凛々子と四郎」として活動を続け、北村笑店解散後も大阪に残りました。

 

 

終戦

昭和20年(1945年)8月15日、終戦を迎えました。日本が負けたのです。

その秋に、「てん」と風太の2人は、「つばき」、藤一郎、トキ、飛鳥、「てん」の妹の「藤岡りん(ふじおか・りん、演:堀田真由」といった家族親戚を疎開先の滋賀に残して、焼け野原となった大阪に戻りました。

風鳥亭で芸人たちの帰りを待つためです。

 

 

安来節乙女組と佐助

実際に「てん」の元へは何人かが姿を見せていました。

例えば、楓や、「安来節乙女組(やすぎぶしおとめぐみ)の「小豆沢とわ(あずきざわ・とわ、演:辻凪子)」、曲芸師の「佐助(さすけ、演:湯浅崇)」とその妻「富(とみ、演:宮嶋麻衣)」です。

顔を見せたのは良いですが、それぞれ家族の面倒を見なければいけなかったり、怪我をして芸人として活動できないと判断したりして、挨拶をしただけですぐに田舎へ帰っています。

自分や家族が生きるだけで精一杯で、芸事どころではないということですね。 

「とわ」が言うには、乙女組の他のメンバーのうち「勝部なつ(かつべ・なつ、演:畦田ひとみ)」と「錦織あや(にしこり・あや、演:鈴木球予)」は安来で無事ですけど、「安達都(あだち・みやこ、演:大後寿々花)」は神戸で空襲に遭い亡くなったとのことです。

他にも、風鳥亭には置き手紙というか置き紙が置いてあり、多くのお抱え芸人たちが、相方が空襲でやられたからとか田舎に帰るからという理由から戻って来ませんでした。

当然、空襲や戦地で亡くなり、「てん」に報告すらできない芸人たちも少なからずいたことでしょう。

 

 

伊能栞が帰国

復興すらままならない翌昭和21年(1946年)春、伊能栞がアメリカから帰国しました。

初登場シーンのオマージュと思いますが、「すいとん」を売って生計を立てつつ皆の帰りを待つ「てん」が、チンピラ的な数人の男にその売り上げを奪われそうになり、「てん」が抵抗したところ、チンピラたちに暴力をふるわれそうになりました。

そこに栞が颯爽と現れて、チンピラたちを殴り倒し、「てん」の窮地を救ったのです。

栞は、地面に倒れていた「てん」の手を取り立ち上がらせ、と同時に事情を知らず呑気に戻ってきた風太に自らの存在を気づかれると、抱きつかれていました。

 

 

おわりに

昭和21年というと、栞はもはや還暦を超えている年齢に達していそうですけど……喧嘩で殴り倒してしまうなんて……若いですね。

気になる点は、今回、藤吉の幽霊が出てこなかった理由は何なのか、です。

いつもなら「てん」のピンチに必ず出てくるのに今回に限って出てくれませんでした。

成仏したのでしょうか?

成仏する理由がないので成仏していないと思うのですが。

 

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