今日2018年3月15日のニュースに「カシオ、懐かしの“ゲーム内蔵”電卓を現代風に復刻」というものがあり、懐かしい気持ちになりました。
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カシオのゲーム内蔵電卓が懐かしい!
今日2018年3月15日付けの『PCWatch』の記事に「カシオ、懐かしの“ゲーム内蔵”電卓を現代風に復刻」というものがありました。
Yahoo!ニュースにも同じニュースがヘッドラインに載っていました。
カシオ計算機株式会社は、電卓にシューティングゲームを搭載した「ゲーム電卓 SL-880」を3月23日に発売する。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は2,000円前後の見込み。
(略)
1980年8月に発売したゲーム電卓1号機の「MG-880」を彷彿とさせる製品。
前出のPCWatchの記事にはこのように書かれています。
ゲームが内蔵された電卓「SL-880」が近々発売されるとのことです。
ゲーム電卓「MG-880」を彷彿とさせるもので、いわば「復刻」です。
確か「MG-880」はブックカバータイプの黒いレザーケースが付いていましたよね。
いやいや懐かしいです。
カシオ「MG-880」のインベーダーゲーム
搭載されているゲームは画面の左側に自機、右側に敵という配置になっており、ビーム砲台で攻撃する。攻めてくる敵の数字に合わせてビーム砲の数字を合わせて迎撃するという内容で、[.]キーで数字を設定、[+]キーで発射する。ビーム砲台は3基あるが、侵略されると破壊される。敵を迎撃した位置によって得点が決まり、UFOを落とすと300点入る。
同じくPCWatchの記事からの抜粋ですが、ゲームは引用部のようにシューティングゲームです。
要は『スペースインベーダー』みたいなものですね。
インベーダーに見立てた数字が液晶の右端から並んで左へ侵略してきます。
侵略してくる数字は1〜9のランダムです。確か。
自機の数字は、プレイヤーが「.」キーを1回入力するごとに1つ増えていくので、インベーダーの数字に合わせて、数字を合わせたら「+」キーを押すことで、同じ数字のインベーダーを倒すことができます。
得点は侵略者を迎撃した位置によって決まり、撃墜した数字の合計値の末尾が0になると出現する「UFO」を撃ち落とすと300点が加算される。
Yahoo!ニュースの記事にはこのように書かれています。
倒したインベーダーの数の合計が10の倍数になったときに、UFOに見立てた「U」を逆さまにしたような数字(?)が出てきて、それを撃ち落とすことでボーナスが入ります。
スコアが上がれば上がるほど、インベーダーが侵略してくる速度も増してくるので、素早い入力が必要になってきます。
シンプルな内容ですけど、これがなかなかに面白いのです。
ファミコンを買ってもらえない家庭だった
私は、子供の頃に親からファミコンなどのテレビゲームを買ってもらえませんでした。
プレゼントはもちろん、お年玉などの小遣いを貯めてゲーム機やゲームソフトを購入することも禁じられていたのです。
しかし何故か『ゲームウォッチ』は買って大丈夫でした。
『ファイア』と『ドンキーコング』を持っていました。
今から思うと不思議ですね……どうしてでしょう?
ファミコンだとテレビを占領されるからでしょうか?
ゲームウォッチに夢中になっている様子から、ファミコンなど買ったらもっとのめり込んでしまうと感じたのかもしれません。
当時は勉強ができなかったので、これ以上は危険だと考えた可能性はありそうです。
まぁファミコンを持っていなくても勉強しなかったですけどね……。
ファミコンを買ってもらえなかった私は、当時発売された『ドラゴンクエスト3』をやりたすぎて、しかしプレイできないことから『ファミ通』とかのゲーム攻略系の雑誌や攻略本を購入して読んでいました。
『週刊少年ジャンプ』でしたっけ、漫画雑誌にも攻略情報が載っていて、雑誌の攻略部分を切り抜いて保存して、何度も読み返しては妄想を膨らませていた記憶もあります。
ですから、ゲームを持っていないのに情報だけは知っていました。
そんな家庭でしたが、この「MG-880」は自宅にありました。
父親が持っていた電卓で、父が仕事から帰ってくるまで、家でも誰も使っていないときに使えたのです。
「MG-880」のインベーダーゲーム攻略のコツ
電卓「MG-880」、そして新発売される復刻版「SL-880」もおそらく同じと思いますが、内蔵されているインベーダーゲームを攻略するにはコツがありました。
といっても、私がプレイしたのはもう何十年も前の話ですので、記憶が定かでない部分も多くあります。
間違えていることを書いていたら申し訳ありません。
コツ1「10の倍数にする」
コツといっても数字を足して10を作るだけでしょ?と思われるかもしれません。
そうなんです、確かに「UFOを出現させること」がコツなのです。
しかし、単に10を作るだけでは少々足りなくて、20,30,40といった「10の倍数」を作ることが、より多くのスコアを得るためのコツになろうかと思います。
具体的に言うと、単純に「5+5」とか「2+8」とか、安易に「10」を作らない。
「2+3+9+1+7+4+4」みたいに、頭の中でどんどん足し算をしていって、最終的に「10の倍数」になるようにしていきます。
10の倍数を作った場合、例えば40を作ったらUFOは4つ出てきたはずです。
複数のUFOを倒すときの爽快感、たまりません。
侵略してくるインベーダー(数字)はランダムですから、自分が狙っているようには足し算が完成しない可能性が当然ながら出てきます。
そこがこのインベーダーゲームの面白いところ、と私は思っています。
10の倍数、それも大きな数字をいかに作っていけるか、どこで妥協して10の倍数を作るか、その判断が攻略の鍵になります。
コツ2「キー入力の速さと正確性」
それと、入力の「速さ」と「正確性」も攻略には非常に重要です。
自機の数字入力キーは1つしかありません。
数字が「行き過ぎる」と、もう一周させなければ狙った数字に変更できないのです。
例えば、自機を「6」に合わせたいのに間違えて「7」にしてしまったとします。
すると8→9→(0)→1→2→3→4→5→6と押さなければ、もう一度6にすることはできない、そういう仕様だったはずです。
おわりに
本文中にも書いていますが、子供の頃の記憶を探って記事を書いていますので、間違えている可能性はあります。ご了承ください。
このインベーダーゲームは暗算が必要になりますから、計算が苦手な子どもさんにプレイさせてみても良いかもしれないですね。
足し算、それもほぼ二桁までしかしないですけれども。
「MG-880」の値段は2,000円ですか……めっちゃ欲しいです。