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ゼロツーの正体は何者でしょうか?叫竜の血を引く存在だそうです - アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』1話の感想

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毎週土曜日23:30より、TOKYO MXにてアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』が放送されています。

2018年1月13日の放送は第1話「独りとヒトリ」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

目次

 

 

アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』

TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」公式サイト

 

2018年1月13日の放送は第1話 「独りとヒトリ」でした。

 

 

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イントロダクション

 彼らは夢を見る。
いつの日か大空へはばたく夢を。
ガラスによって遮られたその空が、どれだけ遠いものだと知っていても。
遠い未来。
人類は荒廃した大地に、移動要塞都市“プランテーション”を建設し文明を謳歌していた。
その中に作られたパイロット居住施設“ミストルティン”、通称“鳥かご”。
コドモたちは、そこで暮らしている。
外の世界を知らず。
自由な空を知らず。
教えられた使命は、ただ、戦うことだけだった。
敵は、すべてが謎に包まれた巨大生命体“叫竜”。
まだ見ぬ敵に立ち向かうため、コドモたちは“フランクス”と呼ばれるロボットを駆る。
それに乗ることが、自らの存在を証明するのだと信じて。
かつて神童と呼ばれた少年がいた。
コードナンバーは016。名をヒロ。
けれど今は落ちこぼれ。
必要とされない存在。
フランクスに乗れなければ、居ないのと同じだというのに。
そんなヒロの前に、ある日、ゼロツーと呼ばれる謎の少女が現れる。
彼女の額からは、艶めかしい二本のツノが生えていた。
「――見つけたよ、ボクのダーリン」

アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のイントロダクションはこのように書かれています。世界観もこちらからわかるようになっています。

 

本作はオリジナルでで、ほぼ同時にコミカライズもされるようです。

原作はCode:000。監督は「錦織敦史(にしごり・あつし)」さん。シリーズ構成が錦織さんと「林直孝(はやし・なおたか)」さん、キャラクターデザインは「田中将賀(たなか・まさよし)」、メカニックデザインは「コヤマシゲト」さん、制作会社は「A-1 Pictures」と「TRIGGER」です。

 

 

主な登場人物

アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の主な登場人物です。

 

 

ヒロとゼロツーとストレリチア

 

本作の主人公は「ヒロ」です。CODE:016だから1→ヒ、6→ロ。CVは「上村祐翔(上村祐翔(うえむら・ゆうと)」さん。過去には神童と呼ばれていたが、今は落ちこぼれパイロットだそう。ミストルティン内で居場所がないと感じています。

本作のヒロインは「ゼロツー」です。CODE:002。CVは「戸松遥(とまつ・はるか)」さん。赤いツノと牙が生えた謎の少女で、一緒に乗ったパラサイトは血を吸われて3回目で必ず命を落とすと言われる「パートナー殺し」の異名を持つ、エリートパイロットです。『交響詩篇エウレカセブン』のアネモネを想像してもらうと彼女に近い外見です。1話でパートナーにヒロを選びました。

ヒロとゼロツーのペアが操る「フランクス(FRANXX、ガンダムでいうところのモビルスーツ)」の名前は「ストレリチア (Strelizia) 」です。『STAR DRIVER 輝きのタクト』の主人公機「タウバーン」を想起させます。

ちなみにパートナーのことは「パラサイト」と読んでいました。どちらがパラサイトなのか両方パラサイトなのか私にはいまいちわかりませんでしたが、2人ペアになってフランクスは初めて動かせるようです。

このヒロとゼロツーのペアとストレリチアがメインの物語が展開されていきます。

 

 

コドモたち他 

ヒロとゼロツーの他のコドモたちです。

まずは「イチゴ」、CODE:015だからイチゴ。CV「市ノ瀬加那(いちのせ・かな)」さん。ヒロの幼馴染みでコドモたちのリーダー。そのパートナーが「ゴロー」、CODE:056だからゴロー。CV「梅原裕一郎(うめはら・ゆういちろう)」さん。ヒロとイチゴとは昔からの親友。ムードメーカーで、パイロットとしても優秀。2人のフランクスは「デルフィニウム (Delphinium) 」です。

「ミク」、CODE:390だからミク。CV「山下七海(やました・ななみ)」さん。惣流アスカラングレー的な感じでしょうか。そのパートナーが「ゾロメ」、CODE:666だからゾロメ。悪魔な、不吉な数字。CV「田村睦心(たむら・むつみ)」さん。チャラくて感情的だけど、憎めないキャラクターだそう。2人のフランクスは「アルジェンティア (
Argentea) 」です。

「ココロ」、CODE:556だからココロ。CV「早見沙織(はやみ・さおり)」さん。男子たちのマドンナ的な存在。優しくおっとりし、口数が少なく思慮深いそう。そのパートナーが「フトシ」、CODE:214だからフトシ。CV「後藤ヒロキ(ごとう・ひろき)」さん。フレンドリーで、マイペースで能天気。2人のフランクスは「ジェニスタ (Genista) 」。

「イクノ」、CODE:196だからイクノ……?ノは何でしょうか。CV「石上静香(いしがみ・しずか)」さん。冷静沈着で我を表に出さない読書好き。そのパートナーが「ミツル」、CODE:326だからミツル。CV「市川蒼(いちかわ・あおい)」さん。ヒロをライバル視、プライドが高く、皮肉屋だそう。2人のフランクスは「クロロフィッツ (Chlorophytum) 」。

ヒロとゼロツーの他の人物は、まだ導入ということで詳しいことはわかりませんでした。おいおいということで。

ネーミングに関してはブラウザゲーム『艦これ』で遊んでいる方は馴染みがあるかもしれないですね。潜水艦の呼び名に似ているので。伊58は「ゴーヤ」、伊168は「イムヤ」のように。

パイロットの他では、「ナナ」がCV「井上麻里奈(いのうえ・まりな)」さん、「フランクス博士」がCV「堀内賢雄(ほりうち・けんゆう)」さん、この2人、特にフランクス博士は重要そうです。

 

 

第1話「独りとヒトリ」

1話はイントロダクション的な回で、上記イントロダクションの内容を読めば概ねわかるかなと思います。

遠い未来とありますので、舞台は地球、時代設定は西暦2018年より遥か未来なのでしょう。

人類は荒廃した大地に、移動要塞都市「プランテーション」を建設しています。パラサイトの入隊式を翌日に控えた、プランテーションの一つである「セラスス」で、パラサイト候補の一人のヒロは、事前のテストで落第になっていました。

失意のまま入隊式の説明会にも出ず森に入ったヒロが、森の奥にある泉でゼロツーと出会いました。

その後、それまでヒロのパートナーであった「ナオミ」(CV「小清水亜美」さん)との別れをするときに謎の巨大生命体「叫竜」がセラススに襲いかかります。それに対峙したのがゼロツーとパラサイトの男性が乗ったストレリチアでした。

そのときのストレリチアは獣のような姿をしていて、フランクス博士が言うには醜いようです。

ストレリチアは叫竜と戦いますが圧倒されて、戦いを見ていたヒロの近くまでふっ飛ばされます。ストレリチアの中から男性が落ちてきて、見ると全身血だらけの瀕死状態です。

男性に声をかけ助けようとするヒロに対して、ゼロツーはその男はもう駄目だから放っておけと言い、独りで叫竜との戦いを続けようとします。が、独りでは動かせない。そこでヒロがゼロツーのパートナーに立候補します。

 

森での出会いで既にゼロツーはヒロに興味を抱いていましたから、「さぁおいで。君を味あわせて。今から君が僕のダーリンだ」とキスをすることでヒロを受け入れると……獣のような姿をしていたストレリチアが人型に変形、大きな瞳までついていて、口からは言葉を発します。

人型になったストレリチアは、先ほど刃が立たなかった叫竜を物ともせずに破壊します。フランクスの力はパイロット同士の信頼なり感情のシンクロによって増減するようです。エヴァンゲリオン的な。

 

 

巨大生命体「叫竜」の正体は何か?

本作は巨大生命体「叫竜」との戦いでもあります。叫竜で「きょりゅう」と読みます。叫竜の存在は現状では謎に包まれています。

謎に包まれていると書きましたが、1話でヒロと出会ったゼロツーは、実は叫竜の血を引いている存在であることが判明しています。

そこから考えられる叫竜の正体は、『翠星のガルガンティア 』のヒディアーズのようなものかもしれません。つまり遺伝子工学などの技術によって人間が姿を変えたものの可能性です。あるいは『シドニアの騎士』の奇居子(ガウナ)のような、ゼロツーは「白羽衣つむぎ」のような存在でしょうか?

物語世界の地球が荒廃しているのなら荒廃した理由がある訳で、過去(2018年から見れば未来)に大きな戦争が起こったのだろうなと思わせます。その戦争に叫竜の誕生が関わっているのかなと。兵器?

叫竜の見た目は、『リトルウィッチアカデミア』の終盤に出てきた、クロワの魔獣に似ています。これはTRIGGERつながりで意図したものでしょう。あの魔獣の赤い部分が青になっただけのようにも見えます。

 

dysdis.hatenablog.com

 

 

「フランクス」とは何か?

ヒロたちコドモは、移動要塞都市プランテーションで叫竜と戦うことだけを教えられてきました。

「『君たちは選ばれた存在なのだ』、そうパパは言った。物心付いたときから、僕たちコドモには番号が付けられ、男女一組で動かすことができる『フランクス』と呼ばれる兵器に乗って戦うことが、唯一の使命だと教えられた」

このようにヒロが説明していました。

「それに値しないコドモに存在価値などない。だから僕はここを出ていくことに決めた」とも言っています。

ヒロへは本部から残留の要請が届いていたようですけど、プランテーションから出ていく意思を固めていました……が、ゼロツーと出会って運命が変わり始めました。

「ネガティブとポジティブ、男女の意思(因子?)が組み合わさり、心重ねたとき、鋼鉄の乙女は、その本当の姿を映し出す。これぞフランクス! 美しい! 最高だ、ストレリチア!」

とフランクス博士は人型になったストレリチアに対して言葉を発していました。先ほども書いたように、乗っている男女のシンクロがフランクスの強さの鍵となるようです。

 

 

パイロットとパラサイトの違いは何か?

パイロットとパラサイトが同義なのか、私にはよくわかっていません。

メインパイロットがいてのパラサイトであろうとは思いますけど、どちらがメインでどちらがパラサイトかは見た感じではわからないですね。

女の子がパイロットで男の子がパラサイトでしょうか? それとも違いはないのでしょうか?

 

 

OPとED

アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のOPとEDです。OPは1話はなかったようです。

オープニングテーマは「KISS OF DEATH(Produced by HYDE)」です。作詞と作曲が「HYDE」さん、編曲が「HYDE」さんと「Carlos K.」さん。歌が「中島美嘉(なかしま・みか)」さん。

 

エンディングテーマは「トリカゴ」です。作詞・作曲・編曲が「杉山勝彦」さん。歌が「XX:me(キスミー)」です。「XX:me」はゼロツーの戸松さんとイチゴの市ノ瀬さん、ミクの山下さん、ココロの早見さん、イクノの石上さんから成るユニットです。

そこはかとないマクロスΔ感。

 

 

おわりに

本文中に書いたように、物語的にも設定やデザイン的にも色々な過去の作品を混ぜたような印象を持ちました。

真似したりパクったりしたというより、作り手さんたちが既存の作品の世界観や枠組みから抜け出せていない印象です。TRIGGERらしさがないというか、はっちゃけていないというか、オリジナリティを感じられないというか。

はっきり言うと物足りなかったです。

その原因は、前クールまで『天元突破グレンラガン』の再放送を観ていたこともありますね。グレンラガンの再放送中に、これでもかというくらいに本作のCMを流して盛り上げていただけに、どうしても本作をグレンラガンと比べて観てしまいます。本作のハードルを高くしすぎた感。

ただし、本作が「悪い」「つまらない」かというと、そこまででもなかったです。例えば1話内で主人公のヒロがストレリチアに乗って戦ったところまで描いた、そのテンポは良かったと思います。

1話はロボットもの、ボーイ・ミーツ・ガール、ジュブナイルもののテンプレでした。テンプレだからと悪い訳でもないという感想です。

それと作品の感想ではないのですが、公式Webサイトに世界観と用語集のページを作っていただければ嬉しいです。

 

 

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