2017年に私が観たアニメ作品の中から面白かったものベスト3を発表します。ベスト3というかトップ3ですね。再放送の作品は候補に入れていません。
目次
私的2017年ベストアニメ第3位
まず3位から。2017年に私が観たアニメの中で面白かった作品第3位は『メイドインアビス』です。
大穴「アビス」へと潜るリコとレグ、そして彼らが第4層で出会った「成れ果て」ナナチの3人による冒険ファンタジーものです。
リコの左腕を切断しようとするシーンや、ナナチが成れ果てになった経緯など、グロい描写も少なからずあって観ていて怖くもありましたが、ダンジョンもののゲームをアニメにしたような設定や世界観は好みで引き込まれるものがありました。
終盤はリコでもレグでもなくナナチが主人公・ヒロイン化していましたか。彼女が旅立つことを決めた、つまり過去の因縁の決着をつける決意を固めたところでアニメは終わっていたかと思います。ミーティ……。
「メイドインアビス」続編制作決定！
— TVアニメ「メイドインアビス」公式 (@miabyss_anime) 2017年11月26日
ボンドルド（CV：森川智之）の新規収録ボイスで告げられたPVをご覧ください。https://t.co/0jfaSesvMc #miabyss
続編の制作も決まっていることで、ナナチとボンドルド卿との決着はどのようにつくのか、つかないのか。観たいような観たくないような……と言いつつ、実は漫画で見てしまったので6巻までの内容は一読しただけなのであれですが把握しています。
私的2017年ベストアニメ第2位
2017年に私が観たアニメの中で面白かった作品第2位は『昭和元禄落語心中 −助六再び篇−』です。
タイトルの通り落語を題材にした作品です。助六再び篇は2期ですが、1期と変わらずに非常に丁寧に作られた作品で、八代目・八雲と二代目・助六とみよ吉たちの人間模様や山寺宏一さんや石田彰さんたち声優陣の落語の演技は非常に見応えがありました。声だけでこれだけの演技が出来るものなのかと、声優という仕事の奥深さを改めて思い知らされた作品です。
物語的には結局、小夏の子・信之助の父親は誰なのか（小夏の相手は誰なのか）はっきりとわからないまま話が終わっているところも本作らしい点でした。私は八雲だと思っていますが。全てを解決させる必要はないのだと、それを知るのは野暮なことだと作者から言われそうです。でも知りたい。
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私的2017年ベストアニメ第1位
2017年に私が観たアニメの中で面白かった作品第1位は『リトルウィッチアカデミア』です。
魔法ファンタジーものです。TRIGGERのヒロインらしい破天荒なアッコが、憧れのシャイニィ・シャリオに憧れてシャリオが学んでいたルーナノヴァ魔法学校に入ったものの、箒で空を飛ぶことすらできない問題児で……というある意味テンプレな設定でしたが、どうしてアッコが空を飛べないのか、その原因にシャリオ本人が大きく関わっていたことがわかったときの、ピースが埋まった感覚は全身泡立つものがありました。
また、シャリオやダイアナ、そしてアッコが過去を乗り越え、今目の前にいる仲間を信じると力を合わせたときの感動も、エンターテインメントとして極上だったように思います。アクションシーンのヌルヌル作画も素晴らしかったです。エクスオンもあれくらい動けたら良かったのにと思ったり思わなかったり。
ただ、難点がない訳でもなく、例えば後半から終盤にかけて、アッコのルームメイトであるロッテとスーシィの活躍の場がほとんどなく、特にダイアナにその座を奪われてしまったことは残念でした。スーシィ好きは私の他にも少なからずいたと思いますので、もう少し重要な役割を与えてあげて欲しかったです。
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番外編
ちなみに4位は『ベルセルク』で5位は『3月のライオン』です。特にベルセルクは3位に入れても良いかなと悩みました。
ベルセルクはアニメ序盤から中盤に漂っていたダークさが物語が進行するにつれ失われつつある点が気になりましたし、アニメ終盤に登場した装備「狂戦士の甲冑」の設定はいらなかったと感じられるのでマイナスでした。
私はガッツの心の中に芽生えた狂戦士の魂こそが物語の主軸であるべきだと思っています。愛するキャスカをあのような状態にしたグリフィスを憎む気持ちこそが。しかしアニメ終盤のガッツは、その元凶が復活したにも関わらず、そういう気持ちが薄れてしまっているように思いましたし、低下した（ように見える）狂気を装置（＝甲冑）を使って強制的に増幅させることをしなければ保てない、と作者さんが思ってしまったのならそれは最早……という気がします。
そういったガッツの心境の変化は、自分の背中を預けられる仲間たちに再び出会えたことが原因と思います。それはそれで物語的にとても大切なことかもしれないですけど、あくまで「ベルセルク（狂戦士）」がタイトルなのでそれに沿ったものであって欲しかったなと。彼の角が取れるにはタイミングが早かった感。
それと本作にあの3DCGは合っていないと思いました。肝心の戦闘シーンに迫力が出ていませんでしたから大きなマイナス点でしたね。
おわりに
再放送作品を入れるならば『天元突破グレンラガン』が3位以内に入っていたことでしょう。1位かもしれません。私は2017夏秋に放送された再放送が初見でした。しかし今回は再放送作品を入れていないので、このような結果になりました。
そういえば恋愛ものが一作品も入っていませんね。観た中で恋愛ものというと『月がきれい』と『Just Because!』になるかと思います。う〜ん、やはり上位5作を蹴落とせるところまで行かないです。
ある意味で最も印象的な作品は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』でした。2期の迷走っぷりたるや。TVアニメ版ガンダムの新作って2018年にあるのでしょうか？
2018年はどのようなアニメが放送されるのでしょう。楽しみです。
追記：2018冬アニメでは伊藤潤二『コレクション』が気になります。伊藤潤二さんというとEテレ『漫勉』に出演していらした……ホラーですよね……怖そう。観られないかも。『オーバーロードⅡ』とノイタミナ枠『恋は雨上がりのように』と『ダーリン・イン・ザ・フランキス』も気になります。
