毎月最終週の日曜日18:00よりEテレで放送されている『やまと尼寺 精進日記』の派生番組、『やまと尼寺 献立帳』の2017年12月第4週は「ゆずの砂糖菓子」でした。
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『やまと尼寺 献立帳』
「やまと尼寺 精進日記」(毎月最終日曜日18時放送)で、尼さんたち3人がつくる季節の献立を紹介。
Eテレで放送されている『やまと尼寺 献立帳』の番組説明です。同じくEテレで毎月最終週の日曜日(再放送は水曜日)に放送されている『やまと尼寺 精進日記』の派生番組で、精進日記で作って食べていた料理の数々を毎週一品ずつ献立帳で詳しく紹介しています。放送時間は3分ほどの短い番組です。
『やまと尼寺 献立帳』の放送予定は、いずれもEテレで毎週火曜日12:50-12:53、再放送が毎週金曜美11:50-11:53と毎週日曜日08:57-09:00です。一週間内のメニューは同じで、毎週献立が変わります。
「ゆずの砂糖菓子」
2017年12月26日火曜日から放送されている料理は、2017年12月24日日曜日の『やまと尼寺 精進日記』で放送された12月編「師走 ゆずの香りで冬がくる」から「ゆずの砂糖菓子」でした。
「柚子(ゆず)」を使った料理は、他にも「ゆずの万能調味料」として「ゆず味噌」と「柚子胡椒」を作っていました。その内容は以前のブログ記事で紹介しているので関連記事からご覧になってください。
今回紹介する料理(お菓子)は先ほども書いた「ゆずの砂糖菓子」です。子どもの頃はこういう類のお菓子は好きではなかったのです。地味ですし、おじいちゃんおばあちゃんが食べるものと思っていました。当時はもっと味の濃くてわかりやすい味、ジャンクジャンクしたものが好きでしたね。しかし歳を重ねてくるといつからかこういったお菓子の方が良いなと思えるようになります。不思議なもので。
柚子の砂糖菓子の作り方
「柚子の砂糖菓子」の作り方は結構シンプルでした。
「柚子の砂糖菓子」の材料と分量は、皮を剥いた「柚子」と柚子と同量の「砂糖」、「柚子の汁」、「グラニュー糖」です。どれくらい作るかで量は変わるでしょうから、具体的な分量は書かれていませんでした。
作り方は、まず柚子の皮を剥いておきます。半分に切った柚子を搾り、種を除きます。映像ではボウルの漉し器をかけて、漉し器の上から手で柚子を搾っていました。柚子の内側の繊維部分綿綿(わたわた)を外して皮だけにします。皮を縦に半分にした後それぞれを横に半分、つまり1/4に切ります。
鍋にカットした柚子皮を入れ、さらに少量の水を加えて、「弱火で10分」ほど煮ます。柚子と同量の砂糖を入れて汁が亡くなるまで煮ます。焦げ付かないようヘラで混ぜるのでしょう。汁がなくなったら(トロみが出てきたら?)火を止めます。映像で「こんな感じになったら」と書かれていたので、文章ではタイミングの説明が難しいです。
バットにグラニュー糖を敷き、煮上がった柚子皮をまぶします。手で皮にグラニュー糖をかけて満遍なく付けます。皮はまだ熱いので注意しましょう。丈笊(たけ・ざる)にキッチンペーパー(でしょうか)を敷いて、グラニュー糖をまぶした柚子皮を一つひとつが重ならないように敷き詰めます。2日間ほど乾燥させれば出来上がりです。尼寺では笊を台所の天井から吊るしていました。
おわりに
柚子の皮から取り除いた綿綿は袋に入れてお風呂に入れるとご住職が言っていました。なるほど。冬至は過ぎてしまいましたが、そういう利用法は冬至以外のタイミングでも活用したいですね。
収穫時期の冬場に、果実全体または果皮を布袋にいれて湯船に浮かべる。薬効の成分は特定されていないが、血行を促進させることにより体温を上昇させ、風邪を引きにくくさせる効果があるとされている。
ユズのWikipediaにはこのように書かれています。リモネンが肌に良いとか保湿がどうたらと聞いたことがありますけど……気のせいでしょうか。
柚子の万能調味料のところでも書いていますけど、まず柚子を大量に入手するところが難関ですよね。今回の柚子の砂糖菓子も食べてみたいですけど、柚子が大量に手に入りにくい意味でこちらも作ることが難しいかもしれません。