毎週火曜日20:57からTBSで放送されている『マツコの知らない世界』、2017年12月19日の放送は「大学芋の世界」と「名建築宿の世界」でした。
目次
マツコの知らない世界
『マツコの知らない世界』は、その道に詳しい方がスタジオに登場して、マツコ・デラックスさんに対して1対1でプレゼンをする番組です。基本的には一般の方がプレゼンをしますが、芸能人・有名人の方が行う場合もあります。
「大学芋の世界」
あす、12月19日(火)よる8時57分から放送!
— TBS マツコの知らない世界 (@tbsmatsukosekai) 2017年12月18日
▼「マツコの知らない大学芋の世界」
とにかく大学芋で一大ブームを巻き起こしたい!
10年間、朝晩大学芋を食べ続けるOL奥野靖子さんが
全国各地の大学芋を紹介!
全部一緒と思うなかれ!味も形も千差万別!
絶品大学芋をマツコが味わい尽くす!
今夜、20時57分~
— TBS マツコの知らない世界 (@tbsmatsukosekai) 2017年12月19日
今年の冬は、美味しい食事・温泉+宿の絶景を楽しむ!
名建築宿の世界!全国500の絶景宿に宿泊した男性厳選!
泊まるだけで感動できる宿
お楽しみに!
『マツコの知らない世界』の2017年12月19日の放送では「大学芋の世界」と「名建築宿の世界」の2つのテーマが扱われていました。今回はどちらも面白かったですが個人的により強く興味を抱いたのは前者の「大学芋の世界」です。
10年間、毎日大学芋を食べ続けている奥野さんが登場!
— TBS マツコの知らない世界 (@tbsmatsukosekai) 2017年12月19日
絶品大学芋が大集合!
後半は、一度は泊まって欲しい名建築宿の世界!
プレゼンターは奥野さんという女性で、ここ10年間ほぼ毎日大学芋を食べ続けているという方です。大学芋愛協会なる協会を設立された方でもあるとか。
大学芋は昨今のスイーツブームに今ひとつ乗り切れていないと感じていらっしゃる奥野さんが、全国から厳選した大学芋を紹介しにスタジオを訪れていました。パンケーキのブームがありましたが、奥野さんは大学芋をパンケーキくらいまで流行らせたいみたいです。マツコさんから無謀そうな表情をされていましたが……。
奥野さんは子供の頃に母親の手作りの大学芋を食べていたそうです。マツコさんはそれを聞いてちゃんとした家だと思うと言っていました。確かに、案外手間の掛かりそうな大学芋を家で作ってくれるというのは、きちんとした家庭かもしれないですね。
大学芋とは?
大学芋(だいがくいも)は、油で揚げたサツマイモに糖蜜を絡めた菓子、あるいは料理である[1]。
(略)
作り方はおよそ以下の通り。
サツマイモを一口大の乱切りにして、低温の油で揚げる。
砂糖と水を煮詰めて作った蜜を1にからめる。
大学芋のWikipediaにはこのように書かれています。作り方等を知らなくても、日本に住んでいて大学芋を食べたことがない人はなかなかいらっしゃらないかと思います。
大学芋と名付けられた、その名前の由来は諸説あるようです。プレゼンターさんは諸説あると前提を言った上で「遅くとも大正時代には、大学生が普通にサツマイモを食べるんじゃなくて、ちょっと揚げて甘味をかけてより腹満たしにしていた」からと言っていました。東京大学の学生が食べていた説が有名ですね。大正時代なら帝国大学ですか。
大学芋の基礎知識
大学芋の基礎知識として、プレゼンターさんが大学芋をパターン分けをしていました。これが案外色々なパターンがあるようで、組み合わせによって数十種類にもなるということでした。
まず「ベール」、これは大学芋の甘味の部分のことです。トロトロやサラサラの液状の甘味の「蜜」と、パリパリの「飴」、シャリシャリの「雪」の3つがあります。蜜は関東地方に多く見られ、飴は中部地方以南(以西)に多く、雪は東北地方以北に見られるタイプだそうです。
マツコさんはパリッパリのやつ(飴ですね)が好きだと言っていましたが、それは私も同意です。というか子供の頃から食べていた大学芋は全て飴タイプでした。関東地方出身・在住ですけど他を知らないくらいです。蜜はテレビで見たことがありますが、雪に至っては今回の放送を観るまで見たこともありませんでした。雪と表現するだけ合って、本当に表面が白いんですね。ビックリです。砂糖を結晶化させているとのこと。
次に大学芋の「形」、こちらは大きく分けて4種類あります。関東の3大形状として「丸型」と、「乱切り型」、おでんのダイコンのような「輪切り型」があり、関西の形状は「スティック型」です。
私にとって大学芋=乱切り型でした。マツコさんも乱切り型のイメージがあるそうです。丸型はお店で出ている大学芋に多いみたいです。輪切り型は番組で紹介されていた東京都台東区にある「おいもやさん興伸」さんがそうでした。輪切りにすることでサツマイモの繊維が透けて見えることが特長とのこと。関西のスティック型となると、私にとってはもはや「芋けんぴ」です。
大学芋に使われる芋の種類も地域によって分けられます。よく使われる芋は、関東地方だとホクホクした食感が特長の「紅あずま(べに・あずま)」、九州地方だと甘い「安納芋(あんのう・いも)」が使われているということでした。他の地域については番組では言っていませんでした。
紹介された大学芋専門店
番組でプレゼンターさんが紹介した大学芋専門店は4点だったでしょうか。
東京都にある「おいもやさん興伸」さんは蜜・丸型です。値段は200g 480円から。北海道小樽市にある「佐々木商店」さんは雪・乱切り型です。値段は1皿370円。愛知県知多郡にある「芋ちゅう」さんは飴・乱切り型です。値段は170g 380円から。大阪府茨木市にある「らんらん」さんは商品名が「蜜ぽてと」だったので蜜・スティック型でしょうか。番組内で何故かパターンが表示されませんでした。値段は130g 400円(税抜き)。
全国の大学芋専門店マップがスタジオにありましたので、本当はもっとたくさん紹介したかったのでしょう。番組Webサイトに全て載っているみたいなので気になる方はぜひご覧になってください。
マツコさんの反応的には、大阪の「らんらん」さんのものが一番食いつきが良かったように私には見えました。
おわりに
コンビニにも大学芋は扱っているそうです。セブンイレブンでは「セブンプレミアム 大学いも」149円、ローソンでは「おさつスティック」200円、ファミリーマートでは「さつまいものベイクドドーナツ」128円です。ファミマのものは大学芋とは呼べない代物になっていましたが、大手コンビニチェーンでも大学芋を扱っていると。
いや、マツコさんが大学芋専門店に行ってまで大学芋は食べない的なことを言っていて、確かにそうだなと思いました。私も近くのスーパーなどで購入することはあっても、大学芋専門店目当てに外出するということは人生で一度もないです。
しかし今回、私の大学芋の知識(というものでもないですが)はずいぶん偏っていたんだなと認識させられました。丸型も輪切り型もスティック型も、雪タイプも食べたことがなかったので、今後は意識して大学芋を見てみようという気にはなっています。あぁ、これは丸型で蜜だなとか、こっちは乱切り型で雨だなとか、やりたいです。
『マツコの知らない世界』は2017年内の放送が今回で最後だったようです。次回は1月9日新春2時間スペシャルまで放送がありません。ちょっと寂しい。