毎週火曜日20:57からTBSで放送されている『マツコの知らない世界』、2017年9月19日の放送は「本当にヘンな生き物の世界」と「左利きの世界」でした。
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マツコの知らない世界
『マツコの知らない世界』は、その道に詳しい方がスタジオに登場して、マツコ・デラックスさんに対して1対1でプレゼンをする番組です。基本的には一般の方がプレゼンをしますが、芸能人・有名人の方が行う場合もあります。
「マツコの知らない左利きの世界」
次回は 9月19日(火)よる8時57分から放送!!
— TBS マツコの知らない世界 (@tbsmatsukosekai) 2017年9月14日
◆「マツコの知らない本当にヘンな生き物の世界」
ぬいぐるみのような珍獣、猫のように鳴く両生類、世界一ゴージャスな鳥…など意外と可愛いヘンな生き物たちの登場に、爬虫類系が苦手と語るマツコも大興奮!
◆「マツコの知らない左利きの世界」
— TBS マツコの知らない世界 (@tbsmatsukosekai) 2017年9月14日
日本人の10人に1人の割合でいると言われている
「左利き」。
「左利きの世界」を語るのは「左利きの切なさを収集する男」渡瀬謙さん。
左利きの切ない気持ちを少しでもわかって欲しいとマツコに訴えかける。
お楽しみに!
『マツコの知らない世界』の2017年9月19日放送分では、「本当にヘンな生き物の世界」と「左利きの世界」の2つのテーマが扱われていました。
どちらも面白かったですが、この記事で取り上げるのは後者の「左利きの世界」です。どうして興味を持ったかというと私が元左利きだから。プレゼンターの男性も生まれつき左利きで生後に右利きに矯正されたと言っていましたが、私も同じなのです。物心ついたときには親から右に直されていました。
私は左利きで右に矯正した
私はペンと箸を持つとき、ボールを投げたり蹴ったりするときも右手(右足)です。
字を書くときとごはんを食べるときが右であれば基本的には周りには右利きと思われますから、周りのほとんどの人が私のことを右利きだと思うはずです。といいますか左利きと思われたことがありません。
ハサミと、缶切り、扇子などで扇ぐとき、急須でお茶を注ぐときは右利き用しか使ったことがないので右しか使ったことがないです。右でも特に違和感はないですが、左利き用を使ったらどう思うか。
しかし、プレゼンターさんが言っていたように、切符な飲み物などの自動販売機や自動発券機などの硬貨の投入口は窮屈でも左手で行いますし、駅の改札の切符やカードなどを通すときも左手です。右でやれなくないですけどぎこちなさがあります。
他にも水道の蛇口をひねるときは左手、トイレットペーパーを使うときも左手、トランプのカードを切るときも左手、スノーボードはグーフィースタンス(右足が前)ですね。これらは右・レギュラースタンス(左足が前)ではできません。
スノーボードは生まれて初めて滑った日に、レギュラースタンスで始めたのですが全く滑れなくてヘコみました。何でこんなに運動神経が悪いのかと。しかし翌日、試しにグーフィーで滑ってみたところすんなり滑れたのです。そういうことがありました。レギュラーで滑っていたときは何でしょう、ずっとバックしている感覚でした。
左右とも使えるものは、私はスマホを持っていないのですが、フィーチャーフォン(ガラケー)を使っていたときは両手とも使えましたし、テレビやビデオなどのリモコン、ドライバーや金槌なども左右どちらとも使えます。
プレゼンターさんが言っていた、飛行機などの座席についているトレーのコップの凹みは右にあって困るという点は、私は困りません。左右とも違和感なくいけます。こうして挙げてみると結構複雑ですね、人によって違いが大きそう。
共感できなかった部分
左利きから右利きへの矯正をした人間としてプレゼンターさんと共通する点を持つ私ですが、昨日の放送でプレゼンターさんに共感できなかったこともありました。
それは「右利き中心の商品に四苦八苦 費やした無駄な時間は1000時間」という点です。世の中右利きの商品ばかりで左利きは苦労している、硬貨の投入口へ投入するときや改札を通過するときにに手をクロスさせることなどの、時間的なロスは1日3分と計算していて、それを50年間続けると約1000時間ロスしている、無駄にしているという主張でした。
これは私は賛同できなかったです。今さら完全な右利きには矯正できないでしょうし、右利きに生まれ変われる訳でもないですし、生まれ変われたとしても全く同じルートを進める訳でもないですから、考えるだけ無駄かなと。それを計算している時間の方がロスですよね。
おわりに
放送を観ると、結構左利き用の商品は世に出回っているみたいです。左利き用の扇子だったりハサミだったり急須だったり定規だったり、確かにあれば便利かなと思いますね。
私は左利きではありますけど矯正しています(純粋な左利きではないです)から、純粋な左利きの方の気持ちは正確にわからないかもしれません。といいますか利き手がどちらでも、私が本文中に書いたように皆さんも場面場面で利き手が異なる場合があろうかと思いますので、純粋な左利きの人はそうそういないのかなとも感じます。気がついたら右も使えるようになっていたパターンも多そうですし。
面白かったことは、左利きは天才や芸術家が多いとかたまに言われるけど、右利きの天才や芸術家の方が10倍多い、という意見です。確かにそうでしょうね、割合からいったら右利きの人の方が圧倒的に多いのですから。マツコさんは左利きをゲイに置き換えて説明していてなるほどと思いました。
左利きがいかに不便なのものかと右利きの人たちに少しでも伝われば、生活でほんの少し気にかけてもらえるかもしれないですね。そういう意味で意義のある放送だった気もします。一緒にごはんを食べているときに席を気にかけてもらえたり、コップなどの配置を気にかけてもらえたりするかも。左利きだと言えば良い話なのですが。