毎週日曜日07:00からTBSで放送されている健康情報番組『健康カプセル！ ゲンキの時間』、2017年8月27日の放送は「〜なぜ片付けられない？〜 部屋の状態でわかるあなたの心と身体」として「片付けられない」ことを特集していました。
目次
健康カプセル！ゲンキの時間
2017年8月27日の『ゲンキの時間』は「〜なぜ片付けられない？〜 部屋の状態でわかるあなたの心と身体」として「片付けられない」ことを特集していました。
片付け・整理整頓・掃除が苦手な人にはどのような原因があるのか、家の中が片付けられないとどのような悪影響があるのか、といったことを扱っています。
片付けられない人の特徴
部屋を片付けられない人の片付けない理由は大きく分けると3つあるそうです。
「見た目よりも効率を優先してしまう」「使わないものでも集めてしまう」「面倒臭いので後回ししてしまう」の3つ、耳が痛い・目が痛いです。
湿気がダニとカビを呼ぶ
番組ではある片付けられない女性のお宅を訪問して、部屋の状態をチェックしていました。そのお宅は物が溢れていて、観葉植物もベランダに収まり切らずに部屋の中まで入っていました。
専門家が部屋を調べた結果、部屋に観葉植物が多いことで湿度が高いことがわかりました。湿度が高いと「ダニ」が繁殖しやすくなり「カビ」も発生しやすくなります。ダニの繁殖とカビの発生は「気温25℃以上」「湿度70%以上」で大幅に増加すると言われています。
実際にこのお宅は一般的な家庭よりも「ダニ」が多いことがわかりました。一般住宅の平均よりも30倍も多かったそうです。「カビ」もリビングで2.7倍、寝室で4倍超多いことがわかりました。
ダニやカビが原因になるアレルギーがありますから、片付けられない部屋には健康面の心配が生じます。
ダニやカビがチャタテムシを呼ぶ
片付けられない部屋は湿気を呼び、湿気はダニやカビを呼び、ダニやカビは「チャタテムシ」を呼ぶそうです。
チャタテムシ（茶立虫）は、昆虫綱咀顎目（Psocodea）のうち、寄生性のシラミ、ハジラミ以外の微小昆虫の総称。
チャタテムシのWikipediaにはこのように書かれています。古本や革製品、乾麺やマカロニ、衣類、畳、カビなどを食べる、寄生性の微小昆虫（シラミ、ハジラミ以外）のことだそう。
「アース害虫駆除なんでも事典」にも書かれていたのでリンクを貼っておきましょう。
このチャタテムシそのものがアレルギー症状を発症する原因になるそうです。ヒトがチャタテムシから排泄された糞を空気と一緒に吸い込んで、肺の気道の奥まで入り込んでしまうということでした。
先程のお宅では一般住宅の約20倍ものチャタテムシが確認されたとか……。
秋に大掃除をしよう！
「ダニ」や「カビ」、「チャタテムシ」の対策をするために、年末ではなく「秋に大掃除」をしてしまいましょう！ という提案がされていました。
6月の梅雨から8-9月の暑さと湿度がある時期は虫やダニ、カビが猛烈に増えます。どんなに掃除しても増えてしまうそうです。ですから、暑さが収まる10月に本格的な大掃除をして、夏場に増えたダニやカビを取り除きましょう。ダニやカビが取り除くことができればチャタテムシの発生も抑えられるはずです。
掃除をする際は部屋の窓は必ず全開にしてください。
おわりに
番組では、その他の原因として「セルフネグレクト」や「ADHD（注意欠如多動性障害）」を取り上げていました。
セルフネグレクトとは、食べたりお風呂に入ったり病院を受診したりといった人が生活する上で必要な行為をしない・できないことにより、生命や健康の安全が損なわれる状態に陥ることです。
ADHDの方は、思いつきで衝動的に行動したり、じっとしていられなかったり、気が散りやすかったりするため、片付けが苦手な場合が多いようです。番組ではADHDは個性でもあると表現していたかと思います。しかし、症状が気になる場合は専門医に相談することを勧められていました。
いや、チャタテムシ……気持ち悪いので大掃除しなければなと思いました。2年ほど前に大掃除中に急に胸が苦しくなって、循環器内科を受診したのですが原因がわからなかったことがありました。それ以来大掃除をすることが怖くてできていないのです。
大掃除の行為そのものが原因ではなく、冷蔵庫の中を片付けるなどしていたため、寒い中で長時間過ごしていたことが原因かなと自分では思っているので、まだ寒くない10月に大掃除をしてしまうという今回のアイデアは良いアドバイスを頂けたかなと感謝しています。10月と11月に少しずつやっていきましょうか……実際にやるかわからないですけど。
