ディスディスブログ

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なぜエレノアはマーチャント・アンド・トレーダーに捕まったときに瞬間移動で逃げなかったのでしょうか? - アニメ『ザ・リフレクション』4話「ニューオーリンズ」の感想

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毎週土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『ザ・リフレクション』が放送されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

アニメ「ザ・リフレクション」

http://thereflection-anime.net/

 

2017年8月12日の放送は第4話「ニューオーリンズ」でした。

 

  

イントロダクション

全世界を襲った謎の大災害。「リフレクション」と名付けられたこの現象は、おびただしい数の命を奪ったが、生き残った者たちに、ある特別な「力」を与えた--。
あれから3年。ニューヨークで行われた追悼セレモニーで、その「力」がテロという形で人類の前に突きつけられた。闇に染まった能力者に立ちはだかったのは、正体不明の男エクスオン、メタリックスーツを身にまとったアイガイ、エクスオンを追って、自ら戦いに身を投じてゆく少女、エレノア。
何故、リフレクションは起こったのか? 何故、彼らは人類に牙を剥いたのか? その謎が今明かされる--

『ザ・リフレクション』のイントロダクションです。本作アニメ『ザ・リフレクション』はオリジナルアニメです。全12話。

  

 

リフレクションとリフレクティッド

物語のキーワードは2つ、「リフレクション」と「リフレクティッド」です。

「リフレクション」とは、ある「現象」のことです。

その現象とは、ある日地球全土で同時に観測されたもので、緑色の光線が空を不規則に反射しつつ覆いつくしていき、光線は地表にまで到達することもあったのだそうです。

光と同時に黒い煙状の物質も現れていました。光は煙が地表に到達するのを防ぐように反射していたように見えたということです。

「リフレクティッド」とは「能力者」のことです。

リフレクション発生時に、地上に到達した光や煙に貫かれたことをきっかけにして、異能を得た人間のことをリフレクティッドと呼びます。

貫かれた人間は大抵が死んでしまいましたが、稀に生き残った人間もいて、彼らには常人とは異なる能力が宿りました。

「光」を受けた者は「瞬間移動や比較的人間の姿のままで発動できる能力」が多く、「煙」を受けた者は「獣化や液状化など、人の形を保てなくなってしまう能力」が多いということです。

単純に、光だから正義か、煙だから悪かについては今のところわかりません。しかし、基本的にはそのように考えると良さそうな雰囲気を感じます。

2話では煙を受けた者は犯罪者になる傾向があるとか何とか言っていました。

 

 

4話「ニューオーリンズ」

3話で車椅子に乗る少女「リサ・リビングストン」を仲間にした、主人公「エクスオン」と、彼に依頼され「レイス」なる人物を調べている「エレノア・エヴァーツ」は、現在エレノアの自動車でニューオーリンズへと向かっています。

エクスオンは触れた相手の能力をコピーする能力、エレノアは短距離の瞬間移動の能力、リサは乗っている車椅子を変形させ空をも飛べるロボットにし、自身がロボットに乗り込む能力を持っています。

エレノアはレイスを捜している最中、1話でエクスオンと「アイ・ガイ」がニューヨークのタイムズスクエアで戦っていた日に、同じくNYで起こった2件の失踪事件に注目しました。

2件の失踪者はジェニファー・アレンとメイ・アレンというアレン姓の女性で、2人は血縁関係にあり共に女性でという共通点があります。また、エレノアは彼女たちがリフレクティッドなのではとエレノアは考えています。

さらにアレンの血縁者がニューオーリンズにいることを突き止めたエレノアたちは、レイスやその部下である「スティール・ルーラー」「フレイミング・フューリー」よりも早く現地へ駆けつけ、保護しようとしているようです。先に保護できれば後からやって来るであろうレイスを捕らえられるかもしれません。

レイスたちはアレンの血縁者を目的としているようですが、その道中でこれはと思った存在も集めているようです。その一環で3話でリサが襲われたと。

 

 

マーチャント・アンド・トレーダー

ニューオーリンズに着いた3人、エクスオンはやる気がないのかリサを守ろうとしているのかは不明ですが自動車から出ようとせず、リサは前回発動した能力の反動か疲れて寝てしまっているため、エレノアが単独でミシェル・アレンというアレン姓の女性を捜すことにしました。

町のある店(看板には英語で醸造所と書かれていた)の店主に尋ねたところ、ミシェル・アレンは「マーチャント・アンド・トレーダー」なる組織(?)に連れ去られたと聞かされました。

「マーチャント・アンド・トレーダー」は和訳すると「商店と商人」となり、リフレクティッドをたくさん仕入れて商う組織だそうです。いつしかそう呼ばれるようになったのですが、実のところ集めたリフレクティッドは売り買いをするのではなく廃棄される(!)のだそうです。

ミシェルは何かのきっかけで自身がリフレクティッドだと公にバレて、マーチャント・アンド・トレーダーに連れされたと。

4話終盤ではエレノア自身がそのマーチャント・アンド・トレーダーに連れ去られてしまっています。エレノアはマーチャント・アンド・トレーダーの相棒(らしい)巨大な怪物に捕らえられていましたけど、彼女は瞬間移動で逃げれば良いのに何故かほぼ無抵抗で捕まっています。

あの怪物はリフレクティッドの能力を発動させない能力でも持っているのでしょうか?

マーチャント・アンド・トレーダーが存在する背景となっているのか、ニューオーリンズはリフレクティッドに対する偏見が強くある土地柄のようです。

マーチャント・アンド・トレーダーは褐色の肌にドレッドヘア、サングラスを掛けていた男性です。エンドクレジットを観たところ「マイケル・ホーデン」という名前でした。

マイケル・ホーデンはエレノアたちの味方と私は考えていますがどうでしょうか。マイケル・ホーデンはCVが「関俊彦(せき・としひこ)」さんです。

 

 

アイガイとイアン・イゼット

エクスオンと同じく主人公と思われる存在がブルーのパワードスーツを身にまとい、声を衝撃波とするリフレクティッド「アイ・ガイ」です。

そのアイ・ガイの中の人「イアン・イゼット」は1980年代に「スカイ・ショウ」という曲が世界中で大ヒットをした、元ロックスターです。4話では彼の苦悩も描かれていました。

イアン・イゼットは、自身がリフレクティッドになったことにより、ロックシンガーとしての道が閉ざされてしまっています。何しろ歌うと衝撃波が生まれてしまいますから。

それならと、「スカイ・ショウ」で得られた莫大な資金を元に人を雇ってチームを結成し、声を原動力にするパワードスーツを開発させてそれを着用し、悪さをするリフレクティッドを倒す(捕らえる)ヒーロー「アイ・ガイ」となって再び人気を得ようとしています。

確かにアイ・ガイはNYタイムズスクエアでの戦闘によって一躍ヒーローになりました。ところが世間ではアイ・ガイの人気だけが上昇してしまい、イアン・イゼットとしての人気は陰ったままです。正体を隠しているのですから当然なのですが、彼はそのことに苦しんでいます。

要するにイアン・イゼットはアイ・ガイに嫉妬しているのですね。

 

 

おわりに

トレヴァー・ホーンさんが4話に登場していました。ご本人役で。作中の「スカイ・ショウ」を手掛けたのはトレヴァー・ホーンさんということで、イアン・イゼットと会話をしていましたね。アイ・ガイのために他の楽曲も作られるのでしょうか。

アイ・ガイが登場するシーンでは必ず流れる「スカイ・ショウ」ですが、これがまた結構良い曲なんですよね……サウンドトラック欲しいです。

そして9nineの4人も物語に加わってきそうです。4話でも存在が米国のニュースに取り上げられていました。EDの「SunSunSunrise」も良い曲です。こちらもトレヴァー・ホーンさんの作詞作曲。