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食い逃げの由香がみね子と島谷の過去をほじくり返そうとしていました - 朝ドラ『ひよっこ』118話の感想

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NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、2017年8月17日放送の第118話は、みね子が食い逃げ由香に思い出したくないことをほじくり返されています。

 

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

目次  

 

 

『ひよっこ』第20週「さて、問題です」

www.nhk.or.jp

 

2017年8月14日月曜日の放送から朝ドラ『ひよっこ』は第20週「さて、問題です」が始まっています。物語の時代は昭和42年(1966年)の初夏でしょうか。

本作のヒロイン「谷田部みね子(やたべ・みねこ、演:有村架純)」は19週現在、両親と自分がお世話になってきた、赤坂にある「あかね坂商店街」の裏路地に店を構える洋食屋「すずふり亭」でホール係の職に就いています。

「すずふり亭」はみね子の他、店主の「牧野鈴子(まきの・すずこ、演:宮本信子)」と、鈴子の息子で料理長の「牧野省吾(まきの・しょうご、演:佐々木蔵之介)」、コックの「井川元治(いがわ・げんじ、演:やついいちろう)」、見習いコックの「前田秀俊(まえだ・ひでとし、演:磯村勇斗)」の計5名が働いています。

みね子と同じホール係だった「朝倉高子(あさくら・たかこ、演:佐藤仁美)」は、みね子の幼馴染み「角谷三男(すみたに・みつお、演:泉澤祐希郎)」の兄「太郎(たろう、演:尾上寛之)」と結婚して奥茨城村の角谷家に嫁ぎました。

みね子は「すずふり亭」のすぐ裏にある「あかね荘」という木造2階建てのアパートの2階に住んでいます。

「あかね荘」には現在7人が暮らしています。大家が、鈴子と昔馴染みの「立花富(たちばな・とみ、演:白石加代子)」です。住人は有楽町にある会社に勤務する事務員(オフィスレディー)「久坂早苗(くさか・さなえ、演:シシド・カフカ)」と、富山県出身の売れる気配がしない漫画家志望「新田啓輔(にった・けいすけ、演:岡山天音)」と同じく「坪内祐二(つぼうち・ゆうじ、演:浅香航大)」、みね子、省吾目当てで引っ越してきた(?)みね子の元上司「永井愛子(ながい・あいこ、演:和久井映見)」の6人に加え、みね子と幼馴染「助川時子(すけがわ・ときこ、演:佐久間由衣)」がみね子の部屋に転がり込んでいます。

「すずふり亭」のある「あかね坂商店街」には、「すずふり亭」の他に中華料理店の「福翠楼(ふくすいろう)」と、和菓子屋の「柏木堂(かしわぎどう)」、バーの「月時計」が登場しています。

「福翠楼」は店主が「福田五郎(ふくだ・ごろう、演:光石研)」で、その妻が「福田安江(ふくだ・やすえ、演:生田智子)」です。「柏木堂」は店主が「柏木一郎(かしわぎ・いちろう、演:三宅裕司)」で、一郎の息子(養子)が「柏木ヤスハル(かしわぎ・やすはる、演:古舘佑太郎)」です。「月時計」の店主が「竹内邦子(たけうち・くにこ、演:白石美帆)」です。

一郎は鈴子の幼馴染みで、邦子は省吾の幼馴染み、ヤスハルは省吾の一人娘「牧野由香(まきの・ゆか、演:島崎遥香)」の幼馴染みになります。

 

 

実が泣く…

行方不明になっていたみね子の父「谷田部実(やたべ・みのる、演:沢村一樹)」は118話現在、故郷の奥茨城村に戻っています。

実は日雇い労働者を狙う強盗事件に遭った際に頭部を殴られて以来、記憶のほとんどを忘れてしまいました。自分の名前すら覚えていません。

実家に帰ったことで、再び家族との生活は取り戻せています。しかし、自分がいない間家族はどのように過ごしていたのか、長女のみね子はなぜ東京で生活をしているのか、それを知らなくてはいけないと感じているようで、117話で妻「美代子(みよこ、演:木村佳乃)」や父「茂(しげる、古谷一行)」に聞いていました。

と、その話の前に、失踪以来ずっと実を捜してくれていた元警察官の「綿引正義(わたひき・まさよし、演:竜星涼)」が谷田部の家を訪れていて、実の無事を自分のことのように喜んでくれていました。

捜索に使う写真でしか実を見ていなかった綿引は、実物の実を目の当たりにして、スターに会ったようだと言っていましたね。

綿引は実の写真を本人に返し、去っています。返された写真は多少角が折れていたりしていたものの状態は良好でした。綿引が丁寧に写真を扱ってくれていたことを窺わせます。

話を戻すと、実から自分がいなかった期間、家族はどのように過ごしていたのかを尋ねられた美代子は、全てを話していました。出稼ぎ先に送った手紙が宛先不明で戻ったこと、美代子が宿泊所に様子を見に行ったけど行方がわからなくなっていたこと、帰りを待っていたが正月に出稼ぎから戻ると言っていたが戻らなかったこと、家族のために長女のみね子が東京に働きに出たこと、みね子が東京で実を捜していたこと等など、全てです。

全てを聞いた実は1人、泣いていました……。

 

 

食い逃げの由香とみね子

一方、みね子は仕事が終わってアパートに戻ろうとしたところで由香に捕まり、バー「月時計」に連れられていました。

由香は「すずふり亭」の店主・鈴子の孫、シェフ省吾の娘です。母の死をきっかけにして、父や祖母を恨んでいるようですが、心では再び仲良く暮らしたいと思っているはずです。そうでなければあのように関わろうとしないと思いますので。

柏木のヤスハルとは幼馴染で今も仲が良く、ヤスハルからみね子のことなどをよく聞いているみたいで、みね子の最近の事情(実のことなど)を知っています。

由香は月時計でみね子に「島谷との別れ」について聞いていました。島谷は、かつて「あかね荘」でみね子の隣の部屋に住んでいた慶應大学に通う「島谷純一郎(しまたに・じゅんいちろう、演:竹内涼真)」のことです。島谷とみね子は交際をしていましたが、別れています。

みね子にとって島谷との失恋は思い出したくない出来事でしょうから、話を蒸し返されて露骨に反発しています。

なぜ由香がそのようなことを聞くかというと、由香が通っている喫茶店「白猫」である会話を思わず聞いてしまったのです。島谷が彼の父「島谷赳夫(しまたに・たけお、演:北見敏之)」から、製薬会社の経営が上手く行っていないこと、見合いの話があることを伝えられていたことと、さらにみね子との交際を反対されたことを。

世話好きでもある由香はみね子に対して島谷のことを話していて、みね子は別れを強く意識した経緯がありました。みね子は島谷のことが好きだったのですが、島谷の家族のことを考えると自分は身を引いた方が良いと考え、家族を捨てる覚悟でいた島谷のことをフッていました。

そんな思い出したくない思い出をほじくり返されていました。時子や早苗も後から話に加わっていて、詳しくは119話になりそうです。

 

 

おわりに

正直に申し上げると、今日の118話は観なくても物語の筋はつながるかと思います。いわゆる蛇足回ではあるのですが、そういう蛇足の部分が物語に広がりや深みを与えることもしばしばと思います。

今回のエピソードが広がりや深みを与えているかは……もう少し後からわかるかもしれません。わからないままかもしれません。

それとは別に、今回というかずっと気になっているのは由香役を演じている島崎遥香さんですね。演技が少々あれです。