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ダイアナ歯磨のモデルはライオン? 大量に購入して同僚に売りつけるみね子は質が悪いです - 朝ドラ『ひよっこ』76話の感想

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NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、2017年6月29日放送の第76話は、歯磨き粉回です。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次  

 

 

『ひよっこ』第13週「ビートルズがやって来る」

www.nhk.or.jp

 

2017年6月26日月曜日の放送から朝ドラ『ひよっこ』は第13週「ビートルズがやって来る」が始まっています。物語の時代は「東京オリンピック」の翌年、昭和41年(1966年)の4月です。

本作のヒロイン「谷田部みね子(やたべ・みねこ、演:有村架純)」は現在、両親と自分がこれまでお世話になってきた赤坂にある「あかね坂商店街」の裏路地に店を構える洋食店「すずふり亭」のホール係の職に就いています。

「すずふり亭」はみね子の他、店主の「牧野鈴子(まきの・すずこ、演:宮本信子)」と、鈴子の息子で料理長をしている「牧野省吾(まきの・しょうご、演:佐々木蔵之介)」、コックの「井川元治(いがわ・げんじ、演:やついいちろう)」、見習いコックの「前田秀俊(まえだ・ひでとし、演:磯村勇斗)」、みね子と同じホール係の「朝倉高子(あさくら・たかこ、演:佐藤仁美)」がいます。計6名。

みね子は転職と同時に住まいも変えています。「すずふり亭」のすぐ裏にある「あかね荘」という木造2階建てのアパートの5号室です。

「あかね荘」には現在6人が暮らしています。大家が、鈴子と古い付き合いで、明治生まれ、昔は赤坂きっての売れっ子芸者だった「立花富(たちばな・とみ、演:白石加代子)」です。住人は1号室が有楽町にある会社に勤務するオフィスレディー、永遠の25歳「久坂早苗(くさか・さなえ、演:シシド・カフカ)」、2号室(?)が富山県出身の売れる気配がしない漫画家志望「新田啓輔(にった・けいすけ、演:岡山天音)」と同じく「坪内祐二(つぼうち・ゆうじ、演:浅香航大)」、3号室(?)が佐賀で代々製薬会社を営む大会社の家庭の御曹司で慶應大学に通う学生「島谷純一郎(しまたに・じゅんいちろう、演:竹内涼真)」、そして4号室がなくて5号室にみね子でしょうか。

「あかね坂商店街」のお店は、「すずふり亭」の隣に構える中華料理店「福翠楼(ふくすいろう)」と、和菓子屋「柏木堂(かしわぎどう)」、バー「月時計」が登場しています。

「福翠楼」は店主が「福田五郎(ふくだ・ごろう、演:光石研)」でその妻が「福田安江(ふくだ・やすえ、演:生田智子)」、「柏木堂」が店主が「柏木一郎(かしわぎ・いちろう、演:三宅裕司)」で、その息子が「柏木ヤスハル(かしわぎ・やすはる、演:古舘佑太郎)」、「月時計」の店主は「竹内邦子(たけうち・くにこ、演:白石美帆)」です。

一郎は鈴子の幼馴染で、邦子は省吾の幼馴染、ヤスハルは省吾の一人娘の「牧野由香(まきの・ゆか、演:島崎遥香)」と幼馴染です。

 

 

ビートルズとラブユー東京

物語は昭和41年(1966年)5月です。今週の頭ではみね子の父「谷田部実(やたべ・みのる、演:沢村一樹)」が失踪したきっかけとなったであろうある事件の話がありました。

75話からは実の失踪話は一段落ついて「ビートルズ」の話題で持ちきりです。この年の6月30日木曜日と7月1日金曜日と7月2日土曜日の3日間、ビートルズがイギリスから日本にやって来て、東京のみで公演を行うことが報道されたのです。伝説の日本武道館でのコンサートですね。

きっかけはみね子の叔父(実の弟)である「小祝宗男(こいわい・むねお、演:峯田和伸)」から届いた一通の電報でした。

「ビートルズガヤッテクル」

みね子が「あかね坂商店街」の人たちにビートルズは好きかと聞いても、多くの人がビートルズの名前などは知っていても詳しくは知らなかったり、彼らの音楽が苦手だと思っているようです。当時の感覚ではうるさい音楽という認識があったのですね。

ビートルズの話をしていると、やはり日本の音楽だろうと、柏木の一郎と省吾、元治、福翠楼の五郎が4人でコーラスを始めていました。彼らが歌った曲は「ラブユー東京」ですね。「黒沢明とロス・プリモス」です。

ロス・プリモスというと『0655』の「さらばシリーズ」を歌っている方々です。凄いですね、半世紀ですよ。

夜、みね子は「あかね荘」に戻ると住人にもビートルズが好きかを聞いていました。純一郎はそれほど好きではなさそうでしたが、「Yesterday」は好きだと言っていました。

この曲は突然訪れた大切な人との別れを歌った曲で、みね子は純一郎が話す歌詞の要約を聞いていると、何だか父・実の失踪と重ね合わせてしまったようです。純一郎もそれに気がついて謝っていました。

ちなみに早苗は「Ringo Starr(リンゴ・スター)」が良いそうです。シシド・カフカさんがドラマーだから同じドラムのRingoを、ですかね。私は「George Harrison(ジョージ・ハリスン)」がお洒落で恰好良いと思います。

 

 

宗男はどうする?

宗男は茨城県で農作業をしながら、自分用の小屋の中で、色々とビートルズの情報を見ては気をもんでいます。恋い焦がれているビートルズが日本にやって来ると聞いて、居ても立っても居られないのです。

宗男の妻「小祝滋子(こいわい・しげこ、演:山崎静代)」はいわゆる鬼嫁で、宗男を完全に尻に敷いているようです。宗男の立場が下、それも圧倒的に。滋子はビートルズなどにうつつを抜かす夫を快く思っていないのかどうか今のところわかりませんけど、農作業をサボる夫の尻を叩いて働かせています。

みね子はそんな宗男のために「ダイアナ歯磨」という商品名の歯磨き粉を大量に買っています。「すずふり亭」近くの「トキワ堂薬局」で。

ビートルズと歯磨き粉は無関係ですが、歯磨き粉のパッケージにはビートルズの東京公演のチケットの抽選券が付いていて、抽選券3枚1口で応募すると抽選でチケットが当たるのです。チケット(みね子は切符と呼んでいました)が当たったら、日頃世話になっている宗男にプレゼントしたいのだそう。恩返し。

ただ質が悪いことに、みね子は大量に購入した歯磨き粉、それも応募券の部分は切り取ってあるそれを「すずふり亭」の皆に売りつけていたのですね。

自分が宗男のためにしたいのなら周囲を巻き添えにするのは違うでしょうと、自分の使えるお金の範囲内でやりなさいよと、私は思いながら観ていました。

 

 

 

おわりに

「ダイアナ歯磨」のモデルは「ライオン」でしょうね。発音すると音が似ています。

歯磨き粉というと同じ朝ドラの『とと姉ちゃん』で、常子がKT歯磨きを開発・製造して売っていたことがありましたね。懐かしいです。

みね子は応募したチケットの抽選が当たっているかどうかが気になって仕事になっていません。おそらくみね子は抽選から漏れると思います。宗男も宗男で自分で大量の歯磨き粉を買っていますけど、こちらも抽選から漏れるでしょう。外れる。

チケットはなくても、宗男は東京にやって来るはずです。そういう人ですから。そしてチケットは思いがけず手に入るのでしょう。

では誰がチケットを当てるのか? それは宗男の妻・滋子ではないかと思います。滋子も夫に内緒でチケットの応募をしているのかなと。怖い人ですけど宗男のことを一番好きなはずですから、彼の気持ちもわかっている……はず。

当たったとしてもビートルズの公演の様子は映像に流せるのでしょうか? 『あさイチ』の有働由美子アナウンサーもその点を指摘していましたね。

 

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