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証券不況の煽りを食ったのか、みね子の給料が1割減です。倒産したら次の就職先はどこになるのでしょう? - 朝ドラ『ひよっこ』46話の感想

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NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、2017年5月25日放送の第46話は、三男の帰郷編でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次  

 

 

『ひよっこ』第8週「夏の思い出はメロン色」

www.nhk.or.jp

 

2017年5月22日月曜日の放送から朝ドラ『ひよっこ』は第8週「夏の思い出はメロン色」が始まっています。物語の時代は「東京オリンピック」の翌年、昭和40年(1965年)の夏です。

本作のヒロイン「谷田部みね子(やたべ・みねこ、演:有村架純)」は、みね子は同い年の幼馴染の2人、「助川時子(すけがわ・ときこ、演:佐久間由衣)」と「角谷三男(すみたに・みつお、演:泉澤祐希)」と共に上京し、みね子と時子は東京の向島にあるトランジスタラジオ工場「向島電機(むこうじま・でんき)」に、三男は日本橋の米屋「安部米店」に就職します。

向島電機は、みね子たちの仕事場の工場と寝泊まりする女子寮「乙女寮(おとめ・りょう)」とが隣接しており、寮ではみね子と時子、他4人の計6人が同部屋で共同生活をしています。

みね子と時子の他の4人は、上京時の集団就職列車で出会った中卒の福島出身「青天目澄子(なばため・すみこ、演:松本穂香)」と、上野駅で出会った中卒の青森出身「兼平豊子(かねひら・とよこ、演:藤野涼子)」、既に働いている先輩の山形出身「秋葉幸子(あきば・さちこ、演:小島藤子)」、同じく先輩の秋田出身「夏井優子(なつい・ゆうこ、演:八木優希)」です。

 

 

水着回は実現せず

昭和40年(1965年)8月、盆休みに入りました。みね子たちはお金もないことで盆には帰郷しないことにして、その代わりに同室の皆で1日だけ出掛けることにしました。海水浴です。

雑誌で見た可愛らしいワンピースやツーピースの水着の写真を見て心躍らせていた6人は、バーゲンに水着を購入していました。

乙女寮のコーラス部を指導していて幸子の婚約者でもある「高島雄大(たかしま・ゆうだい、演:井之脇海)」が自動車を運転し、また高島が妙な友情を結んでいる警察官の「綿引正義(わたひき・まさよし、演:竜星涼)」も誘って8人で行くことにしていました。

しかし、やはり当日に土砂降りの雨が降ってしまいました。みね子たちは前日から軒下にてるてる坊主をぶら下げて好天を祈願していたのですが……さすがに有村架純さんたちの水着姿は拝むことはできず。

高島も綿引も集まって寮で8人、わいわい楽しんでいました。『ウェスト・サイド・ストーリー(ウエストサイド物語)』の真似をしたり、綿引が警察官になろうとしたきっかけの話をしたりして親交を深めていました。

午後3時40分と言っていたでしょうか、雨が止んだためこの時間からでも海に行けないかと幸子が高島にお願いして皆で行き、もはや夕方になっていたビーチで皆で波と戯れていたり歌を歌ったり、青春を謳歌しています。水着にはならず。

 

 

三男だけ帰郷

三男だけは盆に奥茨城村の実家に帰って、母「角谷きよ(すみたに・きよ、演:柴田理恵)」と数ヶ月ぶりの再会を果たしました。

三男は相変わらず安部米店の店主「安部善三(あべ・ぜんぞう、演:斉藤暁)」と娘「さおり(あべ・さおり、演:伊藤沙莉)」の板挟みに合っていて可哀想です。でもそれが面白い。さおりは一緒に茨城に行こうとしていました。さおりは三男のことが好きですからね。

三男の帰郷の報を聞いたみね子の母「美代子(みよこ、演:木村佳乃)」と時子の母「君子(きみこ、演:羽田美智子)」が角谷家にやって来て、三男から娘の東京での様子を聞いていました。

三男は、みね子と時子は日曜日だけ休日で、自分は日曜日も休みではないのでなかなか会えないけどと前フリをした上で、知っている限りのみね子・時子情報を提供していました。

特に時子は実家にほとんど何も伝えていないようで、オーディションを受けて落ちたことや劇団に入って仕事の後で芝居の稽古をしていることなど、君子は三男から聞いて初めて知ったようでした。

 

 

向島電機の減産処理

季節は流れて11月の給料日、工場の主任「松下明(まつした・あきら、演:奥田洋平)」が工員皆の前で謝りました。工員の給料が1割カットされたのです。減給。

みね子の明細には差引支給額5,201円と書かれていました。昭和40年ですから現在の価値とは異なります。

どうやら向島電機は業績が思わしくないようです。原因は「アポロン社」が生産台数の調整に出たこと。それに伴い向島電機の売上も落ちてしまったと松下は言っていました。

減産の調整を工員という平の社員の給料を減らすことで行ったということですか。経営としてこれはどうなのかと思いますが……。

自分たちはこれまでと同じだけ働いているのにどうして1割も給料が減らされなければならないのか、豊子を始め工員たちは納得がいっていないようでした。そこへ社の事務員で寮の舎監である「永井愛子(ながい・あいこ、演:和久井映見)」がみね子たちの部屋を訪れ、これまでもこういうことはあったけど持ち直してきたことを伝え、今は頑張ろうと励まして(誤魔化して?)いました。

 

 

証券不況

証券不況(しょうけんふきょう)とは、1964年(昭和39年)後半から1965年(昭和40年)に掛けておきた不況。証券恐慌、昭和40年不況、構造不況とも呼ばれる。戦後の日本の景気循環の第5循環の後半の谷の部分を指し、第5循環は1964年10月を景気の山とし、1965年10月を景気の谷とする[1]。

証券不況 - Wikipedia

証券不況のWikipediaにはこのように書かれていました。

46話の昭和40年(1965年)現在はちょうどこの「証券不況」の真っ只中にあるようです。1965年10月が景気の谷だったそうですから、46話の65年11月はまだどん底に近い状態にあったのでしょう。

 

 

おわりに

この流れだと向島電機は業績を持ち直すことができず倒産しそうですね。

このままでは乙女たちは離散してしまいそうです。みね子と時子も別れてしまうかもしれず、豊子と澄子のコンビも見られなくなるかもしれません。寂しいです。

仮に向島電機が倒産するとなると、みね子の次の就職先はどこになるのかという点が気になります。まぁでもその先は洋食屋「すずふり亭」しかないかなと思いますが。

 

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