平日06:55-:700に放送されているEテレのミニ番組『0655(ぜろろくごーごー)』の、2017年1月30日の放送で「おはようソング」の新曲「そうとしかみえない」がお披露目されました。
新曲「そうとしかみえない」
Eテレ『0655』の2017年1月30日の放送で新曲が登場しました。「おはようソング」のコーナーです。
新曲のタイトルは「そうとしかみえない」です。「そうとしか見えない」です。
前回の新曲は2016年12月31日から2017年1月1日にかけて放送された、平日23:55-00:00に放送されている『2355(にーさんごーごー)』とのコラボレーション番組、「2355−0655 年越しをご一緒にスペシャル」の「2355−0655 あけましておめでトリ スペシャル!」の中で放送された「干支ソング」の「庭野トリ彦 今年もケコケッコー!」でしたから、ほぼ1ヶ月ぶりの2017年2作目です。
- 「そうとしかみえない」
- 作詞:石川将也・うちのますみ
- 作曲:近藤研二
- うた:近藤研二
- 映像制作:石川将也
- タイポグラフィ:石川将也・菅俊一・佐藤匡
「そうとしかみえない」の作詞・作曲・うたが公式Webサイトに公開されています。お馴染みの面々でしょうか。下記、石川将也さんのTwitterから情報を追加しました。
タイポグラフィとは?
タイポグラフィ(英: typography)は、活字(あるいは一定の文字の形状を複製し反復使用して印刷するための媒体)を用い、それを適切に配列することで、印刷物における文字の体裁を整える技芸である。
タイポグラフィのWikipediaにはこのように書かれています。
カーニングやトラッキング、文字詰めを使ってテキストのバランスを取ることですね。下記のAdobeのWebページも参考になさってください。
引用部分を読むと、「そうとしかみえない」のグラフィックをタイポグラフィと呼ぶことが正しいかどうかがわからなくなります。
本作の制作メンバーにタイポグラフィの欄があるということは、曲のタイトルや曲中の映像に使われているテキストがタイポグラフィなのでしょう。他にタイポグラフィらしいグラフィックはないと思いますので。
石川将也さん
本日より、Eテレ 0655 にて、企画、作詞、映像を担当した新曲「そうとしかみえない」登場です。とある認知現象を歌にしました。是非見てください。
— ishikawa masaya (@kamone) 2017年1月29日
『そうとしかみえない』
歌・作曲:近藤研二
作詞:石川将也・うちのますみ
映像制作:石川将也
タイポグラフィ:石川将也・菅俊一・佐藤匡
石川将也さんのTwitterアカウントに告知がありました。石川さんはグラフィックデザイナーの方のようです。
Twitterのプロフィール欄を拝見すると「 factory of dream / ねじねじの歌 / 針金ハンガーの歌 / 放物線のうた」と書かれていますから、『0655』や『2355』だけでなく、同じEテレの『ピタゴラスイッチ』内のグラフィックも手がけていらっしゃるのでしょう。アイコンを見るとピタゴラの中で登場する犬の「FRAMY(フレーミー)」も石川さんっぽいですね。
Eテレ好きにはお馴染みの方ということですか。
「そうとしかみえない」は錯視がテーマ?
「おはようソング」の新曲「そうとしかみえない」は、映像を見る限り「錯視(さくし)」を表しています。「目の錯覚」ですね。
特に「アモーダル補完」と呼ばれる、目が見えるところから見えないところを自動的に補完する錯覚のことを歌っていると感じます。
「そうとしかみえない」のタイトルのタイポグラフィも、一見すると何を書いているかわからない、暗号のような文章ですけど、その一部を紙などで隠すことによって「そうとしかみえない」としか読めなくなってきます。
書かれた暗号文のような文章が一度「そうとしかみえない」と見えてしまうと、二度目からは「そうとしかみえない」としか見えなくなります。それこそが目の錯覚、脳の錯覚なのだということでしょう。
歌詞も「そうとしかみえない」とか「そうとは見えない」とか、紛らわしい言葉を使っています。
おわりに
映像には、トカゲが野菜(サラダ)を食べている様子も映されているので、歌を聴きたい方や錯視を楽しみたい方の他、トカゲ好きの方にもオススメします。逆に爬虫類が苦手な方にはオススメできないです。
あのトカゲは何という種類なのでしょうか? 草食のトカゲというと、私は「グリーンイグアナ」くらいしか思い浮かびません。
そのトカゲが、野菜を食べるために床に敷かれた紙の上に乗っかることで、紙に書かれた何かが「2355」と読めるようになる、という仕掛けです。ということは「2355」の「おやすみソング」でも放送されることを見越して作られているのですね。
追記 (2017/02/01)
このブログずーっと僕の名前間違えててもやっとする… https://t.co/DuUVEtdijE
— ishikawa masaya (@kamone) 2017年1月30日
ご本人からこのようなツイートをいただきました。名前を間違えていました。申し訳ありません。また、放送初日のうちに引用を用いて言及してくださったのに気がつくのが遅れてしまい、大変失礼なことをしました。