『OLYMPUS(オリンパス)』のコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)「XZ-10」を使って、2016年12月24日までに撮影した写真の中から撮影した日にいくつか選んで紹介します。
今回の撮影の設定は、「撮影モード」が「Pモード(プログラムモード)」か「Cモード(カスタムモード)」で撮影していることが多いですけど、最近はそれらで写真を撮っていません。ここ1ヶ月ほどはアートフィルターの「ラフモノクローム」の写真のみを紹介していました。今回はまた違ったアートフィルターの「トイフォト」の写真のみ紹介します。
その他の設定は、「ピクチャーモード」が「Natural」、「画質」が「Normal」です。「トリミング(一部切り出し)」と「レタッチ(加工・修正)」はしていません。していることはブログ用にリサイズだけです。
今回紹介する写真は、約7年前に発売された「Nikon(ニコン)」のエントリーモデルのデジイチ(デジタル一眼レフカメラ)「D3000」で撮影したものと対象が被っています。全てではありませんが。カメラそのものやセンサー、センサーサイズ、レンズといった違いを見比べると面白いかもしれません。
トイフォトとは? トイカメラとは?
今回採用した「アートフィルター」モードの「トイフォト」とは何か?というと、おそらく「トイカメラ」で撮影したような写真に加工してくれるフィルター機能でしょう。
トイカメラ(英語: Toy Camera)は、玩具のような素材で製造され、低所得者や年少者を中心とした大衆的な普及を目的とした写真機である。
トイカメラのWikipediaを読むとこのように書かれています。そのままですね。トイカメラというと「Holga(ホルガ)」社製のカメラが有名なようです。Amazonで売られているところを見た覚えがあります。ちょっと欲しい。
トイフォトのフィルターはトイカメラならではの歪みやボケ感、ケラレをカメラ側で表現してくれるということですね。ケラレとは、この場合は周辺が暗くなること、で良いでしょうか。どのような描写になっているかは下に貼っている画像をご覧になってください。
2016年12月23日撮影分
2016年12月23日です。クリスマスイブイブ。
「モミジバフウ(紅葉葉楓)」と思われる木の果実です。集合果。この様に四隅が暗くなっていますね。色ののりも少しのっぺりしている気がします。
上より引いて撮りました。電柱がそばにあります。
モミジバフウの樹皮です。
一つ上の木は葉が全て落ちていますけど、このようにまだ葉が多く残っている木もあります。逆光です。
綺麗な紅葉です。
葉に近づくとこんな感じ。
「イロハモミジ(伊呂波紅葉)」です。木はイロハモミジとは異なります。
「コブシ(辛夷)」の芽と思います。ほわ〜っとしています。
一応、川なのですが、流れがあまりなく、底にイロハモミジの落ち葉が溜まっています。
こんな具合に。このまま凍ったら綺麗でしょうね。凍ったところを取り上げてみたい。
逆光です。黄色い葉が透けていてとても綺麗でした。枝のワシャワシャ感も好き。
逆光です。ゴーストが出ていますね。
イロハモミジも透けるととても綺麗です。
「サザンカ(山茶花)」か「カンツバキ(寒椿)」です。赤い花が咲いています。
2016年12月24日撮影分
2016年12月24日、クリスマス・イブです。家族のほかは誰とも合わず、ただブログを書き、写真を撮っていた一日でした。
写真は何だかわからない黄土色の葉に実です。わからないですけど凄く好き。
この日は飛行機雲が何本か見られました。筋状の雲は冬らしい雲に感じられます。
川と川辺です。「ススキ(芒、薄)」などイネ科の植物が群生しています。
別角度から。トイフォトに関しては露出を暗めにして撮るのが好みのようです。ほとんどの写真が-0.7か-1.0にして撮っていたはずです。
左の穂はススキとは違うでしょうか。
ススキとセイタカアワダチソウですか。
トイフォト感が良く生かされているように感じられます。ノスタルジア。
「ボケ(木瓜)」っぽい花です。狂い咲きでしょうか、この時期に咲く種類なのでしょうか。
前ボケしている葉は「ドウダンツツジ(満天星)」です。夕方です。
「ケヤキ(欅)」と飛行機雲です。
おわりに
トイフォトのどこか儚げな寂しげな描写は色々なシーンで生きそうですね。冬枯れにも合いそうですし、紅葉にも夏の終わりにも祭りの様子にも桜の花にも、撮る人や見る人の心象風景を投影するものができそうな感じがします。
今回初めてトイフォトのフィルターを使ってみましたが、思いの外面白かったのでもうしばらくはトイフォトの写真を撮ってみようと思っています。コンデジはコンデジならではの楽しみ方があって面白いです。画質も私の用途なら十分。