ディスディスブログ

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良子は龍一の子育てに悩んで職場放棄、紀夫も出張先で何かを起こしそうで、嫌なフラグが立っていました - 朝ドラ『べっぴんさん』56話の感想

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NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』、2016年12月6日放送の第56話では、再び明美と良子がぶつかっていました。

 

 

すみれが大急の社長と直接面会

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1948年(昭和23年)夏、ヒロインの「坂東すみれ(芳根京子)」と「小野明美(谷村美月)」、「村田君枝(土村芳)」、「小澤良子(百田夏菜子)」の4人で始めた、赤ちゃん用と子ども服を扱うお店「キアリス」は、大手百貨店「大急百貨店(だいきゅう・ひゃっかてん)」から「全量買取」での販売を申し込まれました。大急の社長「大島保(伊武雅刀)」の妻、おそらく「いつ子(前田美波里)」のこと、が気に入っているブランドであることも大きかったのでしょう。

大急百貨店から担当社員の「小山(夙川アトム)」が「キアリス」に来店し、具体的な話が始まりました。大急からの提案は、キアリスの商品は「全量買取」で、在庫管理も、売れ筋商品の管理も、販売の売り子さんも、全て大急が用意します。

キアリスにとってはこれ以上ない条件でしたが、その代わりと言ってはあれですけど、大急からは「キアリス」のタグを外して大急の「特選」マークを付けることと、大量生産のために生産の効率化をする必要があり、工程の幾つかを省くことが提案されました。

工程を省略するなどということをしてしまっては、その品はもはや「キアリス」ではないと感じたすみれたちは、大急との契約を破棄すると伝えています。せっかくの大手からの誘いを無下にしたのだから、直接挨拶に行くことが筋だと、両者の仲介をした「坂東営業部」の経理ですみれの夫である「坂東紀夫(永山絢斗)」が言ったのでしたか、すみれは紀夫と共に大急へと向かい、大島と面会をしました。

大島はすみれに契約を破棄した理由を聞きました。すみれは、前述のことに加えて以前自身が大急を視察したときに、洋服がどんどん処分されているバックヤードの様子を見て、一緒に仕事はできないと感じたと正直に伝えます。

大島は大変理解のある男のようで、すみれの言い分を理解し、頭を下げていました。百貨店の大量生産大量消費、合理化を突き詰める経営の在り方にいつしか流されていた自分自身に反省をしていました。

 

 

キアリスの品を大急で委託販売

その上で、大島は改めて「キアリス」の商品を大急に置いてはもらえないかと提案しています。今度は全量買取ではなく「委託販売」で、です。しかも10日間限定。

委託であれば、「キアリス」のタグを外されることも工程を省かれることもありませんけど、その代わりに責任は全て「キアリス」にかかります。在庫管理も自分たちで行い、場所代も支払い、売り子も用意し給料も支払い、売れなかったときの損害も全て自分たちに振ってきます。

君枝の夫「村田昭一(平岡祐太)」や良子の夫「小澤勝二(田中要次)」たち「男会(おとこ・かい)」は、その責任の重さを妻たちがわかっていないと感じているようで、妻たちを説得をしていましたが、すみれたちは委託販売に乗り気になっていました。男会の中でも紀夫は少し立場が異なるでしょうか。

 

 

売り子は悦子様と富士子と順子

すみれたちは、大急での「キアリス」の商品販売を、「高西悦子(滝裕可里)」たちに頼んでいました。

悦子は、かつてのすみれたちが女学校に通っていたときの同級生で、戦後は水商売をしていた女性です。「キアリス」が行ったファッションショーでモデルになってもらってから、すみれたちとの仲が近づいています。

 

売り子さんは悦子と、女学校時代に悦子の周りについて回っていた、「富士子」と「順子」の2人も一緒に頼んだようです。富士子は「鳥居香奈」さん、順子は「小林さり」さんが演じています。

「キアリス」のお店で販売のシミュレーションをしていましたが、悦子は接客の才能があるようで、非常に上手に応対をしていました。

 

 

昭一のせいで君枝と琴子の嫁姑問題が勃発?

「キアリス」の品を大量に作るべく、君枝は自宅2階のスペースを使うことにしていました。そこに縫い子さんである、港町商店街の時計屋「浮島時計店」の娘「浮島時子(畦田ひとみ)」やパン屋の娘「服部綾子(前田千咲)」、古本屋の娘「岩波文(村崎真彩)」、家具屋の娘「二鳥千代子(安部洋花)」を招いて、ミシンも持ってきていました。

ところが、君枝の姑「村田琴子(いしのようこ)」は寝耳に水のようでした。夫の昭一に話しておいてね、と頼んでいたにも関わらず、やはり昭一は琴子に何も言っていなかったのでした。「キアリス」の経営に文句を言う前に自分ですべきことをしたらいかがか、と全国の視聴者の総ツッコミが昭一へと送られたことでしょう。

琴子は、嫁のお店が「あの大急」に出店する事実もこのときに初めて知ったようで、既に人も機材も持ち込まれていて、全員に頭を下げられてしまっては断ることもできずに、1ヶ月だけですよと許可してくれました。何だかんだ良い人です。

 

 

良子と明美が再びぶつかる

良子と勝二の長男「小澤龍一(原知輝)」は非常にわんぱくで、良子の言うことを聞かない子どもです。仕事の間預けていた保育園でもあまりに手を焼いたのか、預かれないと断られていたほどに。

56話でも、皆が「キアリス」の出店準備に追われている中で、龍一がいたずらをしてしまい、それを良子がしっかりと叱れなかったことに対して明美が口を出したところ、自分はしている、子どもがいない人にはわからない、と言ってはいけないことを言ってしまいました。

後に明美は言いすぎたかもと反省していましたが、良子はまだわだかまりを抱いたままのようです。龍一の教育・しつけに行き詰まりを感じているようですね。お店にも顔を見せないようで……職場放棄です。

 

 

おわりに

おそらくですけど龍一の件はもっと大きな事件を呼ぶのでしょう。今回のいたずらもそうですけど、以前からその土台が着々と積み上げられているように感じられますから、近々大問題に発展するはずです。それがどのようなものかは全くわかりませんけど。

また、大阪・梅田の闇市の、元締をしていた「根本(団時朗)」の子分であった「玉井(土平ドンペイ)」は相変わらず、明美に対して「キアリス」のパチもんを売ろうと誘いをかけていました。「キアリス」に住み込みで雑用をして働いている「足立武(中島広稀)」がそんな明美を心配していて、明美も足立のために夕食を作ってあげていて、2人の距離は徐々に近づいているようです。こちらは楽しみ。

紀夫も心配ですね。すみれの姉「野上ゆり(蓮佛美沙子)」のアイデアで、「坂東営業部」の婦人服ブランド「オライオン」の品を大急で扱ってもらう目玉企画として、洋裁教室を開く計画を立てています。ゆりの夫「野上潔(高良健吾)」は紀夫に、教室で生地に使うナイロンを服地にしてくれる会社を探してもらおうとしています。出張先で何か起こるのでしょうね……。

 

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