毎週土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『3月のライオン』が放送されています。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
おはようございます！本日23:25からはTVアニメ「3月のライオン」第4話が放送となります。
— TVアニメ「３月のライオン」公式 (@3lion_anime) 2016年10月29日
思い悩むひなちゃん、お弁当はどうなるのでしょうか…？#3月のライオン #3lion_anime pic.twitter.com/Oz4ZoB9csL
あと5時間！本日23:25からはTVアニメ「3月のライオン」第4話が放送です。#3月のライオン #3lion_anime pic.twitter.com/jVTBs4tQLg
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あと1時間！本日23:25からTVアニメ「3月のライオン」第4話が放送です。
— TVアニメ「３月のライオン」公式 (@3lion_anime) 2016年10月29日
…先ほどお仕事帰りに街に出たらとてもハロウィン感あふれて賑やかでおびえましたが、仮装したりしながらでもこの25分間はTVの前にぜひスタンバイを！#3月のライオン #3lion_anime pic.twitter.com/3DoUZT2koz
2016年10月29日の放送は4話「Chapter.7 ひな」「Chapter.8 ブイエス」です。
イントロダクション
これは、様々人間が何かを取り戻していく、優しい物語。そして、戦いの物語。
主人公・桐山零は、長兄ころに事故で家族を失い、心に深い孤独を負う17歳のプロの将棋棋士。
東京の下町に一人で暮らす零は、あかり・ひなた・モモという3姉妹と出会い、少しずつ変わり始めていく−。
このようなイントロダクションです。
4話から登場した人物
4話に登場した、物語に今後も関わってきそうな人物は一人だけいたでしょうか。それは「高橋祐介（たかはし・ゆうすけ）」です。CVは細谷佳正さん。
高橋くんは、主人公の「桐山零（きりやま・れい）」が普段世話になっている「川本（かわもと）」家の次女「ひなた」の、幼馴染みでおそらく初恋の相手です。ということは中学2年生ですか。野球部でエースとして活躍をして、バッティングも上手い、学校のヒーローやアイドルのような存在です。
公式Webサイトの登場人物のページの、高橋くんの箇所をを読むと、プロ野球選手を目指しているみたいです。テキストには後に零と多少関わってきそうなことが書かれていました。
4話「Chapter.7 ひな」「Chapter.8 ブイエス」
今回は3話以上に将棋に関する話はありませんでした。Chapter8の冒頭で少しあったくらいでほとんどなかったですね。将棋を扱って入るものの、基本的には日常系のアニメ作品なのでしょうか。私は原作を読んでいません。
Chapter.7 ひな
章タイトルは「ひな」で、実際にひなたが中心に描かれてはいますけど、章の主人公は川本の長女「あかり」かなと思います。
ひなたは、上記の初恋の相手である高橋くんたち野球部が試合を行うため、試合後にお弁当を手渡すために、前日からお弁当の献立を一所懸命に考えています。あかりに相談をするのですが、あかりは唐揚げと卵焼きなど、定番のおかずを作ることを薦めていて、華やかな女の子らしいお弁当を作りたいひなたとは考えが異なり、ケンカになってしまいました。
結論を言うと、お弁当は高橋くんに渡せませんでした。ひなたは、当日早朝から慣れない手つきでお弁当を作っていて、着ていく洋服も派手になりすぎないように、でも可愛いと思われたいのでしょう、彼女なりに頑張って「おめかし」をして、張り切って試合を見に行っていました。試合も応援に盛り上がっていて楽しそうでした。ところが、試合が終わっていざお弁当を手渡すタイミングになると怖気づいてしまい、他の女の子や野球部の部員たちに圧倒されて、彼らに囲まれている高橋くんに声をかけることすらできないまま……という。
打ちひしがれるひなた、帰りに公園に設置されたゴミ箱にお弁当を投げ込もうとします。泣きながら。零はそれを制して、帰って皆で食べようと言います。零は買い物の帰りにひなたたちの中学校の前を通りかかって、その流れで試合を観戦していました。
2人で家に帰ると、あかりがひなたがお弁当を持ったままなことを認め、優しく迎え入れていました。優しい笑顔で頑張ったのにね、と。ひなたは、あかりがどうして渡さなかったのか聞いてくる、自分のことなんてわかっていない、と感じていたようですが、しかし実際には、あかりは自分も学生の頃に今回のひなたがしたことと同じことをしていて、ひなたと同じく相手に弁当を渡せなかった思い出があるみたいでした。今回は、自分がひなたに対してあの時の亡き母の立場になり、母と同じようなことをひなたに言っていた、と。
いつも朗らかなあかりが、初めてひなたと口喧嘩をしていました。新たな一面です。そのシーンにおいては、まだあかりも女の子なのだと思わせましたが、最後にひなたを迎え入れるシーンではひなたの母親代わりでもあり、大人の女性でしたね。
Chapter.8 ブイエス
チャプター8は、零のライバル棋士「二海堂晴信（にかいどう・はるのぶ）」が前回に引き続き登場しました。前回3話では、零とのプロ初めての対局に敗れていましたが、零のことを「心友」や「終生のライバル」などと呼んでいる男の子です。
今回も二階堂が零の自宅に押しかけ、自分の苦手な型の対策を一緒に考えろ、いや零が考えろと難癖をつけていました。しかし、二階堂は腹が減ってもいるようで、2人で研究を切り上げて外食することに。
二階堂は、子供の頃から（生まれつき？）腎臓が悪いことが3話で明らかになっています。しかし、それは二階堂と、二階堂家の執事で彼の世話をしている「花岡（はなおか）」しか知らないことのようで、零にも知らせないでいるようです。二階堂の親はもちろん知っているでしょう。
食事にもかなり気を使わなければいけない病状みたいですから、外食は良くないはずです。零は食事に全く気を使わない子で、菓子パンやインスタントラーメンばかりを買っている様子が以前も描写されていましたし、二階堂の病気を知らないことから、今回はファストフード店などへ行こうとしていたようでした。メックバーガー（McDonald的なモスバーガー的な）。
2人で話しながら商店街を歩いていると、2人の視線の先に川本家の三女「モモ」ちゃんがいます。零が声をかけると、モモは目を輝かせています。モモの視界には二階堂が。
モモは「ボドローーーー！！」と叫びながら、二階堂に駆け寄って彼の胴体に抱きつきます。「ボドロ」とは「トトロ」的なキャラクターのことのようです。つまり、モモは二階堂がトトロに見えたことで興奮して抱きついた、ということです。
モモがいるということは、当然あかりとひなたもいて、特にあかりは二階堂を見て一目で気に入ったようです。何と、二階堂があかりのストライクでした。異性としてというより、ペット的なストライクなのでしょうか？ あかりは顔を赤らめ、もじもじと身をよじりながら、家で晩御飯を食べないかと二階堂たち（零はおまけ？）を家に誘っていました。二階堂はあかりの様子には全く気が付かず、食事にありつけることでよろこんで誘いに乗っていました。
こうして川本家と二階堂にもつながりが生まれています。あかりは、二階堂にハンバーグだったり唐揚げだったり、高タンパク高カロリーな料理を作ってあげようとしていますけど、二階堂はそれを断り、薄味でタンパク質控えめな料理を所望していました。本当はハンバーグを食べたいようで……。
あかりが作った料理は何だったでしょう。野菜がたっぷりで、魚も見えました。鮭でしたね。二階堂は爺やに食事は一口30回以上噛むように言われているようです。消化をスムースにさせないと身体に支障をきたすのでしょう。
その後、花岡が川本の家を訪ねてきました。どうやら二階堂にはGPS機能の付いた何かを持たせてあるようで、花岡はいついかなるときも二階堂の居場所がわかるようになっています。GPSのことは二階堂は全く知らない様子。
花岡は川本家に土産として『三日月堂』のお菓子を渡しています。三日月堂はあかりたちの祖父「川本相米二（かわもと・そめじ）」が店主をしている和菓子屋ですね。花岡は三日月堂の和菓子が大好きだそう。あかりは私も大好きなんですと言い、花岡を家にあげていました。花岡はわかっているのかいないのか、あかりの心を掴んだようでした。
おわりに
あかりは、「ふくふく」が好みだそうです。犬や猫がガリガリにやせ細ったところを見ると放っておけず、拾って家に連れてきては食べさせて「ふくふく」の状態にして愛でるのが好きだそうです。
零もあかりとの初対面では、あかりに抱えられた際にガリガリな身体だとあかりに気づかれ心配されていましたね。あかりが家に零を誘うようになったのは、基本的には犬や猫と同じように放っておけなかったことが理由のようでした。犬も猫も人間も関係ないみたいです。確か川本家には白いフクロウ的な動物もいましたっけ。1話にいました。
今回は、あかりの少し子供っぽいところも見られ、もちろんひなたたちの母親代わりなところも見られ、彼女が「ふくふく」が好みで、家に猫たちがいる理由、零を誘う理由もわかった回になりました。もはやあかりが主役のような作品です。
今回の放送とは話が離れますけど、本の雑誌『ダ・ヴィンチ』2016年11月号に『3月のライオン』の特集が組まれています。そこには、アニメしか知らない私にとってはネタバレになる情報がたくさん書かれていて、今後の展開もある程度わかってしまいました……。ひなたがあれされることとか、三姉妹のあれが家にやって来てあれしようとしますけど、零がキレてあれにあれを言うとか。
特に、ひなたがあれされるというのはねぇ……皆さん苦手とは思いますけど、私もそういうシーンは非常に苦手なので、今から気が重いです。できれば見たくない。
それと、作者の「羽海野チカ（うみの・ちか）」さんは、本作アニメを手掛けた製作会社シャフトの作品『物語シリーズ』が大好きだそうです。物語シリーズに登場する「貝木泥舟（かいき・でいしゅう）」というキャラクターがいるのですが、『3月のライオン』には貝木泥舟をモデルにしたキャラが出てくるそうです。アニメがそこまで放送するかはわかりませんけど。
