ディスディスブログ

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田中あすかが傘木希美の復帰を拒む理由と、滝先生のある秘密も明らかに。リボン先輩の株があがりました - アニメ『響け!ユーフォニアム2』3話「なやめるノクターン」の感想

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毎週木曜日00:00(水曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『響け!ユーフォニアム2』が放送されています。

 

anime-eupho.com

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年10月20日の放送は2期3話「なやめるノクターン」です。「ノクターン (Nocturne) 」とは「夜想曲」のことですね。夜を想う曲。夜といっても真夜中というより明け方に近い時間帯と思われます。

ノクターンというと『真・女神転生Ⅲ』を思い出します。『真・女神転生Ⅲ - NOCTURNE』とネーミングされていましたか。マニアクスをプレイしたことがないので一度プレイしたいですね……アマラ深界に行ってみたいです、怖いですけど。ひ○くんの配信はニコニコ動画で観ているので、マニアクスは凡そ内容を把握しています。

 

 

イントロダクション

吹奏楽コンクール京都府大会。
そこで見事に金賞を受賞した北宇治高校吹奏楽部は、
次なる舞台・強豪ひしめく関西大会に挑む……! 

このようなイントロダクションです。『響け!ユーフォニアム』は小説が原作です。作者は「武田綾乃」さん、表紙のイラストは「アサダニッキ」さん、出版社は『宝島社』。ジャンルは音楽学園ものです。

 

 

2期3話「なやめるノクターン」

主人公「黄前久美子(おうまえ・くみこ)」の所属する北宇治高校吹奏楽部は「吹奏楽コンクール京都府大会」を突破して、関西大会への進出を決めています。2期は夏休みに入っていて、2期2話の途中から関西大会に向けての合宿に入っています。合宿は3日間でしたか。

久美子は、2期1話で吹部を退部した2年生「傘木希美(かさき・のぞみ)」が部に復帰したいと副部長の「田中あすか(たなか・あすか)」に頭を下げていましたが、あすかがそれを認めなかった理由をあすか本人に聞いてみる、と希美に言っていました。希美はそこまでしてくれなくて良いと言っていたかと思いますけど、久美子は今回、意を決してあすかに直接聞いていました。

 

 

あすかが希美の復帰を拒む理由を知る

夕食後の食堂で、久美子とあすかが2人きりになっていました。あすかが話した、希美が戻ることを認めない理由は、オーボエ担当の2年生「鎧塚みぞれ(よろいづか・みぞれ)」でした。

逆に、私が希美の復帰を認めない理由は何だと思うか、とあすかから聞かれた久美子は、希美は演奏が上手だから今部に戻ると部が混乱するかではないか、と答えていました。でもそれは不正解です。

鍵は、2期1話でみぞれは希美のフルートの音を聴くと吐き気をもよおす描写がありましたが、やはりこの描写にあったようです。

あすかが言うには、みぞれにはトラウマがあって、希美のことを顔が見ただけで気持ちが悪くなるくらい駄目なんだ、ということです。一方の希美は自分がみぞれにそんな風に思われているなど全く気がついていない、未だ仲良しの幼馴染みだと思っている。それなのに、あんたがいるとみぞれがオーボエを吹けなくなるから戻ってくるな、なんてさすがに言えないでしょ? ということでした。

私もそこまで鬼じゃないと。北宇治吹部にはオーボエはみぞれ一人しかいないから、今みぞれに潰れられたら部は関西大会どころではなくなってしまう、希美とみぞれの2人を天秤にかけたらどちらを優先するかは自ずとわかるというものだ、という理由です。

希美の真相を話す前に、あすかは「黄前ちゃんは頭が良いのに、愚かだねぇ」と、自分が嫌な思いをするかもしれないけど本当に聞くのかと念を押した後に言っていました。話した後にも「希美ちゃんに言う、今の話?」と少々意地悪な聞き方をしていましたね。

天秤にかける話もそうですけど、あすかは頭が良くて色々と気づけてしまう人ですけど、言葉の端々にはかなり冷血さと冷徹さを感じさせます。感情を思いっきり排除して論理的・合理的に物事を判じています。この子の背景にはどのような出来事が転がっているのでしょうか。

 

 

滝先生の過去を知る

 

今回の合宿では、吹奏楽部の顧問である粘着イケメン悪魔こと「滝昇(たき・のぼる)」先生が、パーカション担当の男性「橋本真大(はしもと・まさひろ)」とフルート担当の「新山聡美(にいやま・さとみ)」を呼んでいます。

2人共どうやら大学時代からの友人で、新山はかなりな美女です。滝と仲良い雰囲気を見せていることから、滝先生を好いている、久美子の親友のトランペット担当1年生「高坂麗奈(こうさか・れいな)」は、滝と新山の2人は付き合っているのではないかと不安になり、死んだ魚のような目になっています。

2期3話では、麗奈が意を決して滝先生に新山さんと付き合っているのかどうかを直接聞いています。夜、部員で花火を楽しんでいる時に麗奈が滝先生と話をしていました。その様子を眺めていた久美子の隣りに橋本がやって来て、滝先生と新山さんに関する秘密(?)を話していました。橋本は麗奈が滝先生のことを好きであることがわかっているようです。

秘密とは、滝先生にはかつて妻がいたこと、奥様は既に5年前に亡くなっていること、新山さんは結婚をしていて夫がいること、です。特に滝先生に関することは秘密だったらしく、つい口を滑らせてしまった橋本は慌てていました。奥様が亡くなった理由は何でしょうか、事故か病気か、でしょうけれども。

久美子は滝先生のことを麗奈に話せなかったですね……どうするのでしょうか。

 

 

リボン先輩の株が上がる

 

大きなリボンが特徴の、麗奈と同じトランペット担当の2年生「吉川優子(よしかわ・ゆうこ)」は、ポニーテールが特徴の久美子と同じユーフォニアム担当の2年「中川夏紀(なかがわ・なつき)」と仲が良いのか悪いのかわからない、複雑な間柄です。

2年生が1年時に大量に吹部を退部した件に少なからず絡んでいる2人で、希美の復帰の件についてもそれぞれに思うところがあるようです。リボン先輩は希美の復帰には反対し、ポニテ先輩は賛成していて、意見が食い違っています。ポニテ先輩は希美は部に戻って手伝うだけだと諭そうとしますが、リボン先輩は頑なです。

夜中、リボンとポニテの両先輩が希美のことで言い合っているところに、出くわす久美子。両先輩がケンカ別れのようになった後、久美子はリボン先輩に見つかってしまいました。

そこでリボン先輩が久美子に話していました。ポニテ先輩は純粋に希美のことを想って部に戻ることを手助けしていますけど、彼女はみぞれのことをわかっていません。みぞれのこととは、あすかが言っていた希美の顔を観ただけで気分が悪くなること、ですね。ポニテ先輩がみぞれのことを聞いたらどうして良いかわからなくなるだろうから、と。

リボン先輩はポニテ先輩の性格まで考えて言わないでいるみたいです。良い子。

 

 

おわりに

今回の久美子は家政婦は見た的に話を知りすぎてしまいました。あすかがどう思って希美の復帰に反対しているのか、みぞれの拒絶反応、滝先生と小山さんのこと、滝先生の亡き妻のこと、リボン先輩の想い……こんなに色々と知りすぎると消されてしまいそうですね。

相変わらずドロドロとしていますけど、あまり陰湿になりすぎないギリギリのところで留まってくれているので、私でも観ることができています。ただねぇ、知ってしまった久美子が今度どのような行動を取るのか、特に希美には何と言ってやるのか、みぞれのことを言うのか言わないのか、みぞれのことを言ったとしてその後希美はどうするのか……そういうことを考えると少々怖くなります。

 

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