2016年10月毎週日曜日17:00より、TBSにてアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の2期が放送されています。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第27話『嫉心の渦中で』先行カット紹介です!第26話冒頭で眠る三日月を「産廃」呼ばわりしていた彼、ハッシュ・ミディの目に映ったものは…。(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/yosSlS5ykd
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2016年10月9日の放送は第27話「嫉心の渦中で」でした。
イントロダクション
主人公、三日月・オーガスが所属する鉄華団は、クーデリア・藍那・バーンスタインの地球への護送からアーブラウ代表指名選挙を巡る戦いで一躍名を上げた。そしてその戦いでギャラルホルンの腐敗が暴かれたことにより、世界は少しずつではあるが確実に変わりつつあった。
アーブラウとの交渉で得たハーフメタル利権のもと、テイワズの直系となった鉄華団は資金も潤沢となり入団希望者も増加。その規模は地球にも支部を置くほどとなった。
また地球への旅で世界の実情を知ったクーデリアはアドモス商会を設立。現実的・実務的な側面から火星の経済的独立を目指す。だが名を上げ新たな道を歩みだした彼らを快く思わない輩も数多く存在する。
アドモス商会が行うハーフメタル採掘場の視察。その護衛を依頼された鉄華団団長オルガ・イツカは新たな敵の襲撃を察知する。オルガの指揮の下、鉄華団、そして三日月はモビルスーツ「ガンダム・バルバトスルプス」と共に敵撃退へと向かう。
公式WebサイトのWorldページから抜粋しました。
2期2話(27話)「嫉心の渦中で」
26話で「鉄華団(てっかだん)」の地球支部を、宇宙海賊「夜明けの地平線団」が襲撃していました。終盤になって本作の主人公「三日月・オーガス(みかづき・おーがす)」の乗る「ガンダム・バルバトスルプス」が助けに入っていました。
27話はその戦闘の続きで、バルバトスルプスはあっという間に海賊のモビルスーツを数体倒したことで、敵を撤退させることに成功しまています。直後にバルバトスルプスは動かなくなっていましたが……。
鉄華団の団長「オルガ・イツカ」は、襲ってきた夜明けの地平線団は巨大な宇宙海賊で、鉄華団はその一部隊を撃退したにすぎないことを知ります。さらなる襲撃があると見越したオルガは迎撃することに決めました。所属している「テイワズ」の代表「マクマード・バリストン」にも迎撃の許可を得ています。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第27話『嫉心の渦中で』先行カット紹介、今回ラストです!第1期の暗躍、そして第26話ではセブンスターズのファリド家当主並びに地球外縁軌道統制統合艦隊新司令として登場したマクギリス・ファリド。彼の目的とは?(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/SwNQWiR74F
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一方で、ギャラルホルンの地球外縁軌道統制統合艦隊司令に就任した「マクギリス・ファリド」は、別の顔として「モンターク商会」の人間でもあります。確か、モンタークはハーフメタル利権に参入するために、ヒロインの「クーデリア・藍那・バーンスタイン(くーでりあ・あいな・ばーんすたいん)」を支援する動きを見せていたはずです。今回、モンターク(マクギリス)が鉄華団へ連絡をし、「夜明けの地平線団」討伐の仕事を依頼していました。ギャラルホルンとしても宇宙海賊は目障りな存在ということのようです。マクギリスは部下の「石動・カミーチェ(いするぎ・かみーちぇ)」を、オルガのところへ向かわせたと言っていました。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第27話『嫉心の渦中で』先行カット紹介その6です!第26話ではまさか蝶を…という登場だったジュリエッタ・ジュリス。ギャラルホルンのアリアンロッド艦隊に所属する彼女の実力は果たして?(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/JNSMLTJ9Pg
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そのギャラルホルンの、名門セブンスターズのうち、ギャラルホルンの月外縁軌道統合艦隊「アリアンロッド」の司令「ラスタル・エリオン」は、マクギリスの動きを注視している様子です。セブンスターズのクジャン家の当主「イオク・クジャン」に、ラスタルは部下の「ジュリエッタ・ジュリス」を付けて火星へと差し向けたようです。次回はイオクとジュリエッタたちと海賊(鉄華団?)との戦闘が見られそうです。
また、ラスタルは前回のエンディング中に登場していた「仮面の男」のところへ向かっていました。ラスタルは仮面の男からマクギリスの動きを知らせてもらったようで、それを受けてイオクとジュリエッタを現場に向かわせたこと、マクギリスが石動を動かしたことを仮面の男に報告しています。
その仮面の男はラスタルの言葉に一言も返しませんでした。ただ仮面の目の部分が青く光らせただけ。仮面の男の正体が本当にガエリオ・ボードウィンかどうかは未だわかりません。まぁ99.999999999……%ガエリオだと思います。
ハッシュ・ミディ
2期に入ってから新キャラクターが何人も登場しています。今回は1期終了後2期開始までの期間に鉄華団に加入したであろう「ハッシュ・ミディ」という17歳の男の子が、今後の物語に何か傷跡を残しそうな雰囲気がありました。
ハッシュ・ミディはCV逢坂良太さん。モビルスーツのCPUと人体の脳をつなげるシステム「阿頼耶識」と、鉄華団のエースパイロットである三日月に強い執着を持つ子です。
ハッシュは、モビルスーツに乗るために自ら阿頼耶識化することを希望しましたが、阿頼耶識は成長期の子供でないとナノマシンが身体に定着しないことから、数少ないおじさんの整備士「ナディ・雪之丞・カッサパ(なでぃ・ゆきのじょう・かっさぱ)」に止められています。
この流れはいずれハッシュが阿頼耶識化するフラグの可能性が極めて高いです。その場合は、三日月たちのような阿頼耶識ではなく、もっと古いタイプ、1期のラスボス「アイン・ダルトン」がなったような阿頼耶識なら可能性はありそうです。
ハッシュはスラムの出身で、過去に三日月にとってのオルガのような兄貴分がいました。「ビルス(ヴィルス?)」と言っていましたか。しかし、その兄貴分のビルスは阿頼耶識の適合手術に失敗し、下半身が動かなくなってしまいます。挫折。そのショックからビルスは自○をしてしまったようです。ビルスが阿頼耶識の手術を受けたとき、隣にいたのがどうやら三日月です。ハッシュはそれが三日月だとは知りません。
それがハッシュの阿頼耶識に対する執着につながっています。三日月がビルスが話していた3回も手術を受けたのにピンピンしていた奴だと知ったら、執着はより強まりそうですね。個人的には、ハッシュには阿頼耶識に頼らずとも三日月とタメを張れるようなパイロットになってもらいたいです。
おわりに
今回も前回に引き続いて大きな戦闘になっていません。戦闘といえば冒頭のバルバトスルプスと夜明けの地平線団の戦闘くらいでしたが、あれも一瞬で終わっていましたから、物足りないですね。本格的な戦闘は次回アリアンロッドが動くのでそこで宇宙戦が始まるかなと期待しています。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第27話『嫉心の渦中で』先行カット紹介前日追加版。第1期から一番成長したと思われるクーデリア。彼女が実務的な支援をするために設立した会社名はアドモス商会。この名の由縁はもちろんあの女性です、フミタン…。(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/XeCZFySrTa
— 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (@g_tekketsu) 2016年10月8日
このツイートで知ったのですが、クーデリアの設立した会社は「アドモス商会」、フミタン・アドモスから取っていたのですねぇ。彼女の存在をすっかり忘れていました……。クーデリアの侍女でありノブリスのスパイであった女性です。最後はクーデリアを庇って……。