ディスディスブログ

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ついに内巻くんが宇佐美さんに恋をした? 恋する乙女は面倒くさいのだそうです - アニメ『この美術部には問題がある!』12話(最終回)「これからさきも」の感想

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毎週金曜日02:28(木曜深夜)より、TBSにてアニメ『この美術部には問題がある!』が放送されています。

 

www.tbs.co.jp

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

2016年9月23日の放送は第12話です。これまではA,Bパートの2つか、A,B,Cパートの3つの完結した話が展開されていました。第12話、最終回は「これからさきも」です。

 

 

イントロダクション

なんの変哲もない普通の学び舎「月社中学校」にある、普通の美術部。そのには、絵の才能があるにも関わらず理想の「二次元嫁」を描くことに使命を燃やす内巻すばるくんと、そんなどーしようもない内巻くんのことが気になっちゃう宇佐美みずきさんがいた。
そして、2人を気にしていないようで気にしている寝てばかりの部長に、そこはかとなく気配だけしているコレットさん。そうした少し残念な人たちが集まった美術部では、今日も何か問題が起きて--。

 

このようなイントロダクションです。本作は漫画が原作だそうです。ジャンルは学園コメディでしょう。

 

 

第12話(最終回)「これからさきも」

12話はいよいよ最終回です。ヒロインの「宇佐美みずき(うさみ・みずき)」さんの、「内巻すばる(うちまき・すばる)」くんへの片想いがついに成就されるのか?と思わせた回になりました。結論から言うと全くそんなことはなく、平常運転のままでした。

ある雨の日の放課後、宇佐美さんは内巻くんと2人で下校することになり、内巻くんの傘に入れてもらうことになりました。宇佐美さんは傘を持っていたのですが、宇佐美さんの親友で宇佐美さんの片想いを知りすぎるくらい知っている「綾瀬かおり(あやせ・かおり)」さんが、宇佐美さんの置き傘を使ってしまったことで、自分の傘がなくなっています。

要は、綾瀬さんによる、宇佐美さんに内巻くんと相合傘をしてもらうための策略、でした。綾瀬さんは内巻くんに「ミズのことは任せたよ〜、内巻くん(ウインク)」と言っていて、しかも自分の置き傘が傘立てに置いてありました。GJです。宇佐美さんは、綾瀬さんに内巻くんと相合傘ができることを心で感謝したものの、内巻くんの傘はある二次元の女性キャラクターの画が描き込まれた痛い傘でした……でも入っています。

宇佐美さんが痛傘に入って相合傘をするとき、内巻きくんの様子がどこかおかしいようです。上の空というか、照れ隠しで空に目を向けているような、普段とは異なる挙動をしています。そんなぎこちない内巻くんの様子を見て、テレていると感じた宇佐美さん、自分もテレていました。可愛い。しかも下校途中には、内巻くんが宇佐美さんに何かを伝えようとしていました。でも内巻くんは言い淀んでいて何が言いたかったのかはこのときはわかりません。

 

後日、内巻くんが漫画・アニメ仲間の転校生「伊万莉まりあ(いまり・まりあ)」と会話をしているところに宇佐美さんが出くわし、2人の会話を聞いてしまいます。その会話から、宇佐美さんは内巻くんが自分のことを好きになったと思ってしまいます。それは大きな勘違いです。

内巻くんは宇佐美さんと同じ「ウサミ」さんという二次元のキャラクターに恋をしてしまったのでした。相合傘をしているときの内巻くんは、傘に描かれた「ウサミ」さんに見惚れていただけというオチで……。しかも、名前が紛らわしいから宇佐美さんの下の名前の「みずきさん」と呼んでいいか、と頼んでもいました。

宇佐美さんは、顔を真っ赤にし大いに動揺をしていましたけど、返事を保留しています。それからというもの、宇佐美さんは内巻くんの提案を受け入れるどうかで悩み続けていました。下校時も帰宅後も夕食中も入浴中もベッドでも。綾瀬さんや、同じく親友の「本多さやか」さんや「国川涼子」さんとLINEっぽい何かで相談をしてもいました。

そこで指摘されたことは「理由が気に入らないんだろ?」ということです。図星を突かれた宇佐美さんは面倒くさいと総ツッコミを受けつつも「恋する乙女は面倒くさいの!」と返事をしていました。3人は「名言いただきましたー!」だそう。なんだかんだ毒づきますけど、やっぱり宇佐美さんの恋を応援しているんですね。

 

翌日、スッキリとした表情をした宇佐美さんは、登校途中に内巻くんを見つけると声をかけ、下の名前で呼ばれるお願いを断っています。「ノー、拒否、いや!」と、「そんな簡単には呼ばせてあげないんだから」と言っていました。このときの宇佐美さんはとても可愛かったですね。髪の毛の揺れなど作画にも力が入っていました。

断られた内巻くんでしたが、彼も一晩の間に大きな心変わりがありました。何でもウサミさんはアニメ1話のBパートで彼氏がいることが発覚したそうで、一気に冷めてしまったようでした。「女狐」呼ばわりまでして。やっぱり嫁は自分で描かなくちゃですよね!と原点に立ち返る内巻くんでした。良いのかそれで……という。

 

 

おわりに

 

終始、宇佐美さんは宇佐美さんでしたし、内巻くんは内巻くんでした。内巻くんの言動に一喜一憂する宇佐美さんを、周囲がからかいつつも応援している温かい関係は、観ているこちらもほんわかして心地が良かったです。

綾瀬さんやコレットさんや伊万莉さん、特に伊万莉さんが登場してからは宇佐美さんにもっと強い危機感を持たせるエピソードを持ってくるのかと思っていました。しかし、実際にはそういったシーンは伊万莉さんの初登場回にあっただけで、もう少し新キャラを上手に絡ませる方法はなかったのだろうか、という点が唯一気になりましたね。中盤から後半にかけてのインパクト・盛り上がりのようなものが少々欠けていたかなぁと。

『この美』には2期はあるのでしょうか。見たいような、グダグダになりそうで怖いような。

 

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