ディスディスブログ

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常子が星野にある種のプロポーズをしました!結果はいかに? - 朝ドラ『とと姉ちゃん』126話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、2016年8月27日放送の126話で常子が星野の家で子供たちの世話をする約束の最終日を迎えていました。

 

 

「商品試験」の意義

www.nhk.or.jp

 

ヒロインの小橋常子(高畑充希)は、雑誌「あなたの暮し」の目玉企画「商品試験」の結果、会社が傾いてしまった『ちとせ製作所』に対して責任を感じていました。会社を倒産の危機に追い詰め、そこで働く人達の生活にも危険が及ぶことまでして商品試験を続ける意味があるのだろうか、という悩みを抱えていました。

しかし、星野武蔵(坂口健太郎)の言葉をきっかけにして、ちとせ製作所社長の「田中利一(螢雪次朗)」に、他のメーカーも試験の基準には達していないのだから、むしろこれをチャンスと捉えて改善して大手メーカーに勝てる商品を造って欲しいと訴え、田中もそれを受け入れてくれました。

社に戻り、編集長の花山伊三次(唐沢寿明)に田中とのことを話すと、商品試験こそ「あなたの暮し」が存在する意義だと花山は応えます。花山は常子が商品試験を続けるべきかどうか悩んでいることを見抜いていました。

「生産者が良い物だけを作ってくれれば人々の生活は向上する、そして主婦は家事という重労働から解放される、そのためには商品試験は続けなければならない」と花山は言っていました。

 

 

常子が星野にプロポーズ?

常子は、医薬品などを扱う『光和医薬品社』に務める星野武蔵(坂口健太郎)の家に行き、忙しくて定時にあがれない星野の代わりに、星野の子供の大樹(荒井雄斗)くんと青葉(白鳥玉季)ちゃんの面倒を見ています。これは星野の会社の繁忙期だけの約束で、繁忙期も終わり、最後の日を迎えています。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、常子は星野の家をお暇することになります。玄関の前まで星野に送られる常子は、挨拶をし前に脚を数歩踏み出したところで立ち止まり、星野の方へ振り返ると、声を震わせながら「もし、これからも必要であれば、こうしてまた……」と言います。訴えのようにも懇願のようにも感じられます。

常子の申し出を受けて、星野は首を小さく横に振りつつ硬い表情で「いえ……それは……常子さんもお忙しいのにそこまで甘えられません。お気持ちだけで十分です」と断っています。

常子は必死に笑顔を作って「そうですよね、すみません、出すぎたことを」と返して帰って行きました……。哀しい。

 

 

おわりに

常子は家に帰ると、下の妹の美子(杉咲花)が起きていて、星野の家の様子を聞いていました。美子は常子が何かを我慢していることも察しているようで抱え込んでいることを打ち明けさせようとしましたが、常子からは「寂しい」とは言わせられましたけど、心の根っこの部分は聞き出せなかったと思います。

心の根っこの部分に通じますけど、常子が星野にした申し出は単に星野の家の手伝いを続けたいと言っている訳ではないはずですよね。いわば常子からのプロポーズであったはずです。常子は星野や大樹くん、青葉ちゃんと一緒になりたいという意味で言っていたのだと思いますし、星野もそれをわかって尚、断りを入れたのだと思います。

星野は亡くなった妻のことを大切に想っているのでしょう。他の女性と一緒になることが許されないと思っているのかもしれませんし、そこまでは思っていなくてもまだ他の女性と一緒になる時期ではないと思っているのかもしれません。こればかりは星野に気持ちを聞いてみないことにはわからないですが。

ただ個人的には、一つの愛だけが全てではないと思いますから、常子と一緒になる道を選んだとしても亡くなった奥様は怒ったり悲しんだりはせず、むしろ喜んでくれるのではないかと思いますけど。子供もなついていますし。何だか『めぞん一刻』の管理人さんのことを書いているような気分になります。

さて、次週は「常子、星野に夢を語る」です。古田新太さん演じるガラの悪そうな男性陣が登場していましたので、商品試験を妨害するのでしょう。それと常子が星野に抱きつかれていましたね。これは……結婚?! と視聴者に思わせたいだけでしょう。制作側が視聴者のミスリードを誘っているだけで、結果はむしろその逆になるのだと予想しています。

 

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