毎週日曜日07:00からTBSで放送されている健康情報番組『健康カプセル! ゲンキの時間』、2016年7月3日は「農家に学ぶ健康法」の特集が組まれていました。
夏バテ・熱中症・ダイエットにも! 農家に学ぶ健康法
2016年7月3日放送の『ゲンキの時間』は「夏バテ・熱中症・ダイエットにも! 農家に学ぶ健康法」です。3組の農家さんから健康の秘訣を教わりました。79歳でも重い物を持って軽々と走っていらっしゃいましたし、82歳の方は骨密度が20代の平均値よりも上でしたし、特別なことをしていなくても体重が20kgも減った農家さんもいらっしゃいました。
牛乳とホエー
個人的に最も気になった健康法は、82歳の方の健康法です。こちらの健康法は「牛乳」と「ホエー」でした。
牛乳は骨密度を高めるだけでなく、熱中症を防ぐための体作りにも役立っているそうです。牛乳は運動後に摂取することで、血中の水分量が7.6%も上昇するため、汗をかきやすい身体になり、汗をかくことによって体温調節機能が向上する、ということが言われていました。これからの季節にもってこいですね。
ホエーとは「乳清」ことで、乳から乳脂肪分やカゼインがない水分のことです。ヨーグルトの上に溜まっている黄色っぽい水、あれがホエーです。ホエーは良質なたんぱく質が豊富に含まれており、消化吸収の効率が良く、筋肉増強や疲労回復効果があるとのこと。加齢による筋肉の減少を防ぐことも期待できそうです。
お米を炊くときに米2合とホエー180ccで作っていました。ご飯には必須アミノ酸がバンスよく含まれていますが、唯一リジンという成分だけが足りないようです。しかしホエーを加える事によってリジンをも補うことができ、必須アミノ酸を全て摂取できるようになるとのことでした。ホエーは低カロリーで無脂肪、さらに糖の吸収を抑える働きがあるそうです。
「ホエー」の作り方
ホエーはどんな料理に入れても料理の味を邪魔しないそうで、紹介されていた農家の家庭ではよくホエーを使った料理を食べているみたいです。
「ホエー」の作り方は、鍋で温めた牛乳1Lに対して、酢を大さじ3杯加えます。酸の作用で分離し固まった乳脂肪などを濾し取ったらホエーの出来上がりです。ホエーは簡単に作れるんですね、知りませんでした。
おわりに
番組では「黒ニンニク」についても紹介されていて、こちらもかなり身体に良さそうでした。ニンニク特有に臭いは、黒ニンニクに熟成させることによって少なくなるそうですし、胃への負担も減少するとのことです。ところが、自作するためには専用の炊飯器を用意しないと難しいという点が少々難かなという印象でした。炊飯器の問題さえクリアできるなら、保温するだけみたいですから、黒ニンニクはかなり有用そうです。
一方で、牛乳は普段から取り入れやすいですし、ホエーも牛乳と酢で出来るみたいですから、こちらはどの家庭でも比較的容易に取り入れられそうです。やってみたい。