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富江の着物姿が可愛かったです。常子も森田屋に力をもらって明るい別れになりました - 朝ドラ『とと姉ちゃん』65話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が今日2016年6月17日放送の65話で、富江と長谷川の祝言が行われました。

 

www.nhk.or.jp

 

 

森田富江と長谷川の祝言

ヒロインの小橋常子(高畑充希)たち小橋一家は、母・君子(木村多江)の実家にほど近い仕出し弁当屋「森田屋」に間借りをして暮らしています。

その森田屋は日中戦争が長引いている影響をモロに受けており、需要がありそうな群馬は高崎へ移転して再出発を図ることにしています。森田屋の大女将である森田まつ(秋野暢子)は当初、高崎へ引っ越すことに猛反発を見せていましたが、まつにとっては孫にあたる富江(川栄李奈)の妊娠が発覚したことにより考えが変わって、一家総出での引っ越しをすることになりました。

気になる富江の相手ですが、森田屋で雇われの板前として働いていた長谷川哲典(浜野謙太)が犯人です。大将の宗吉(ピエール瀧)は荒れていましたけど、まつの「お前(宗吉自身)もそうだったじゃないか」の一言で一気に大人しくなっていたのには笑いました。宗吉の「お前もそう」は、正式に結婚をする前に照代さんに手を付けてしまった、ということで良いかと思います。

ということで森田屋の深川での最後の仕事は富江と長谷川の祝言です。祝言を挙げるといっても戦争の影響で物資の調達もままならないですしお金もないことで、ごくささやかなものとなりました。でも手作り感のある心のこもった良い祝言でしたね。山芋?で嵩増しをした卵焼きや、鯛の尾頭付きの代わりにフッコで尾頭付きを作っていました。

フッコの尾頭付きは当初、宗吉が作ろうとしていましたが、それを長谷川が自分にやらせてくださいと願い出ていました。フッコとはスズキになり、出世魚で縁起が良い魚だそうです。あえて祝言の席に出す魚にフッコを選んでくれた大将(義父)の気持ちに応えたいからこそ自分で捌きたいということでした。聞き届けた宗吉は、まな板の上にそれまで手に持っていた包丁を置き、「今まで教えたことができなかったらぶん殴るからな」などと言いつつ、長谷川に任せていました。

また、常子の下の妹である美子(杉咲花)はコタニさん(?)のお宅から花嫁衣装を拝借して、富江のサイズに裄丈を仕立て直していましたね。コタニさんとはどなたでしたっけ? この富江の着物がとても綺麗でした。黒地に朱がアクセントに入って、金と白も散りばめられた色のバランスの優れた着物です。帯も朱が地色だったでしょうか。白無垢ではないものの、こちらはこちらでとても良かったです。富江にも似合っていました。ここまでが64話です。

 

 

照代に理想の母親像を見た富江

65話は祝言がメインでした。祝言が執り行われ、その後の宴会には常子たちの実家のある青柳商店の人間や深川の人たちも駆けつけていて、ささやかながらも楽しげな様子が映し出されていました。特に青柳の筆頭番頭である隈井栄太郎(片岡鶴太郎)が一番張り切っていたような、ああいう人がいると宴会は盛り上がるでしょうから、不可欠な人材ですね。

自分の娘のための宴会の中でも忙しく立ち回る森田照代(平岩紙)の様子を見て、私も母ちゃんのような母親になりたい、と言っていた富江の表情は既に母親のものだったのかもしれません。

引越の日、森田家の皆を見送る常子たち。湿っぽい別れは嫌いだとそそくさと歩いて行ってしまう宗吉の様子が何とも江戸っ子らしく、高崎でもきっと元気に過ごしてくれるであろうと思わせる良いシーンでした。まつさんは、口喧嘩の相手(滝子さん)がいなくなることが、後々になって寂しく感じられるかな、と思ったり思わなかったり。

 

 

おわりに

理不尽な解雇処分が下された常子は、打ちひしがれる暇もなく直ぐにでも再就職先を探さなければならない状況です。時代も時代ですし再就職先が簡単に決まるかどうか不安になっている常子でしたが、森田の家の人たちの前向きな言動を目の当たりにし、自身も前向きになっているようでした。

先週末に放送された次週予告では常子が就職するであろうことが示唆されていましたから、おそらく再就職先はあっという間に決まるのではないかと思っています。常子はいずれ雑誌を創刊する訳ですから、そろそろそちらの業界へ足を踏み入れなければなりませんし。

 

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