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常子はアスナロ。星野から励まされ和文タイピストの就職試験に臨みます - 朝ドラ『とと姉ちゃん』45話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が今日2016年5月25日放送の45話で、中田綾さんが結婚することを常子は初めて知りました。

 

www.nhk.or.jp

 

 

和文タイピストへの道

昨日の44話からヒロインの小橋常子(高畑充希)は、上の妹である鞠子(相楽樹)の夢のために、会社に就職することに決めました。それも高給取りの和文タイピストです。

鞠子の夢は、平塚らいてうのように人の心を熱く焦がせるような女の人の生き方を後押しできるような文章を書くこと、私の書いた文書でたくさんの女の人を勇気づけること、です。

和文タイプライターは高い技術が要求されます。その就職試験のために猛特訓を始めた常子でしたが……彼女は暗記が苦手で習得に苦戦しているようでした。というのも、和文タイプの文字盤には平仮名や片仮名、常用漢字など計2,273文字があり、その全ての場所を覚えていなければいけません。当然スピードが要求されますから文字全ての場所の覚えていなければ話にならないのです。

しかも和文タイプは常子の家にはなく学校にいるわずかな間しか使うことはできません。担任教師の東堂チヨ(片桐はいり)からのアドバイスを受け、常子は文字盤の文字を全て紙に書き写し、家でも紙とにらめっこをしひたすら頭に場所を叩き込む作業をしています。

 

 

中田綾さんの卒業後は結婚

女学校で親友の中田綾(阿部純子)と会話をしている中で、常子は綾が卒業後に結婚をすることになっていると知ります。聞いてないけど、と常子が言うと、だって言ってないもの、と綾は答えます。特に聞かれなかったから、と。

綾の結婚相手は親が決めたそうです。医大生であること以外、綾は何も知らないと言っています。顔も知らない人に人生を預けるなんて少し怖いと言っていましたか。

 

 

星野武蔵の卒業後は……?

ある日、常子は仕出し弁当屋「森田屋」の大女将まつ(秋野暢子)からお重のお弁当を帝大で植物学を学んでいる星野武蔵(坂口健太郎)の家に届けてくれるようお遣いを頼まれました。常子は初めて星野の家に行くようです……。家というか下宿をしているみたいですね。

星野の部屋に入った常子、星野も初めて女性を部屋に上げたのでしょう、どちらもいつもとは違って色々と意識をしてしまいぎこちない様子でした。その中で、お互いの進路の話になっていて、常子は和文タイプの就職試験はライバルがいっぱいで勝てるのかとか、試験に落ちたらどうなるのかとか、職が見つからなかったらどうなるのかとか、不安でいっぱいだと打ち明けていました。

植物の研究というしっかりとした目標のある星野が羨ましいと常子が言うと、星野は「実は……」と複雑な表情を浮かべて自らの悩みを話し始めました。実は実家には弟がいて先日兵隊に行ったそうです。弟が兵士となっているのに、自分がこのまま大学院へ進んでいいものか、就職をして親を支えた方がいいのか、卒業後の進路が決められないのが現状だそうです。

 

 

おわりに

星野は常子をある樹木に例えていました。それは「アスナロ」です。星野が言うには、アスナロは明日はヒノキになろうと願っているのになれないので、翌日の翌にヒノキ(檜)と書いて翌檜(あすなろ)と呼ばれるようになったそうです。

アスナロは好きだと星野は言います。他人と比較して自分を卑下する必要はない、アスナロとしてちゃんと育てばヒノキにだって負けない立派な樹木になる、と常子さんを元気づけていました。必ずタイピストになりますよ、と。ネットで調べたところアスナロはヒノキ科で日本の固有種だそうです。

綾と星野の学校卒業後のことが明らかになりました。星野はまだ決められていないようですけど。綾は結婚するのでしょうね。ただ職業婦人として働く常子を見て何か感じて、いずれは……という。星野は戦争が激化すると徴兵されてしまうのでしょうか? そう考えると今から少し怖いですね。

今日45話のラストでは既に就職試験の当日に日にちが進んでいました。12月とナレーションが入っていましたか。まぁ合格するのは目に見えているので、製作側としてはその辺はあまり時間をかけずに進めたいのでしょう。もう少し常子がタイプの特訓をし上達していくする様を見たかった気もします。

 

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