ディスディスブログ

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蒸かしたジャガイモを衣を付け油で揚げる両毛地区の「いもフライ」はフライドポテトではありません - 日テレ『秘密のケンミンSHOW』

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毎週木曜日に日テレ(日本テレビ)で放送されている情報バラエティ番組『カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW』、2016年4月28日は栃木県の「いもフライ」が特集されていました。

 

カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW

 

 

栃木県「いもフライ」

2016年4月28日の放送で個人的に最も気になったのは、「へぇ〜!そうだったのか!? 県民熱愛グルメ」で特集されていた栃木県の「いもフライ」です。

「いもフライ」は栃木県南部の「両毛地区(りょうもう・ちく)」と呼ばれる、栃木県と群馬県の県境エリアが本場だそうです。番組は佐野市で取材をしていて、佐野市民の方に言わせると「佐野市民のソウルフード」とのこと。

 

いもフライ(いもフライ、いもフライ)とは、蒸かしたジャガイモを一口大に切り、小麦粉とパン粉などで作った衣につけ、油で揚げた料理。

いもフライ - Wikipedia

 

いもフライのWikipediaを読んでもシンプルな料理です。ジャガイモを油で揚げたのであればフライドポテトなんじゃないの、と思ってしまいますけど、いもフライは揚げる前に「蒸かす」ことを特長にしており、フライドポテトとは「全く違う食べ物」だということでした。

蒸かして一晩寝かしたジャガイモを、串で刺して水溶き小麦粉と粗めのパン粉の衣を付けて油で揚げ、佐野産、甘めの特製ソースに漬けて召し上がる、という食べ物です。大阪の串カツのようにも見えました。

佐野の方に言わせると、ジャガイモを蒸かしているからお芋の甘味が活かされていて、お芋の蒸かしたホクホク感と、衣のサクサクとモチモチ感とが、ソースでじゅわ~と口の中に広がって、口の中が豊かになって元気がもらえるのだとか。表現が美味しそう……書いていて食べたくなります。安くて美味くてお腹が膨れる完全食だそう。

地元の方は大量買いをすることも多いみたいで、VTRでは50本も買っていた方がいました。いもフライの価格は1本が80円ほどみたいですけれども、50本といったら4,000円はしますし、他にも料理を作らなければいけないでしょうから、1食で、となると結構な出費ですよね。

いもフライは、揚げたてが一番美味しいという方も、時間を置いて衣とソースがしっとり馴染んだところが美味しいという方もいらっしゃるようです。これは他の料理でもありますよね、冷めて馴染んだ方が美味しいと思う方が一定数います。私も冷めたお好み焼きを食べることが子供の頃は好きでした。

足利市にはパン粉ではなく天ぷら粉を使ったいもフライがあり、足利では天ぷらの方が一般的のようでした。土地土地で少しずつ異なるいもフライが流通しているのは面白いですね。どういうきっかけで違いが生まれたのか興味があります。いずれも美味しそう。

 

 

おわりに

スタジオゲストの長州力さんが、「コロッケの方が良いですけどね」と仰っていて、「確かに」と思ってしまいました。蒸かしたジャガイモを衣を付けて油で揚げる、となればコロッケで良いんじゃないかと思う気持ちはとても良くわかります。

私は衣がサクサクっとした方が好きで、しかもコロッケやトンカツなどにソースも何も付けずに食べることが好きなので、購入時に既にソースが付けられている「いもフライ」よりコロッケの方を選んでしまうかもしれません。

でも、皆さんがいもフライを食べている様子を見ると、とても美味しそうなんですよね。芋のホクホクした食感と揚げた衣のカリカリ感とソースのジュワッとした食感が口の中で広がると。想像するだけでよだれが出てきます。石原良純さんが「部活の味」と仰っていたのは上手い表現だと思いました。運動部の部活帰りに食べたくなる味、食べてみたいです。

 

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