ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』の「静岡・沼津編」の石蔵をリノベーションしたカフェの、昭和中期テイストがお洒落でした

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毎週水曜日23:00-23:30に放送されているEテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』、2016年4月27日の放送は「静岡・沼津編」でした。

 

 

 

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ふるカフェ系 ハルさんの休日 

www4.nhk.or.jp

 

今、地方では過疎化が進み、何代も受け継がれてきた古民家が廃屋として次々と取り壊されつつある。そんな古民家を惜しみ次世代に残そうとする試みが、リフォームカフェ。
一歩足を踏み入れば、懐かしい空間が広がる古民家カフェは、女性や若者達に新鮮なおしゃれスポットとして大人気。京都、奈良の町屋カフェや下北沢の古民家喫茶など全国的にブームとなっている。そんな古民家カフェを舞台に、記憶から失われつつあるかつての町の姿と記憶をドラマ形式で甦らせていく番組。カフェを訪れる住民たちとの出会いを通して、全国各地の意外な歴史を明らかにしていく。

 

こちらは以前のシリーズのイントロダクションです。私は2016年の初め頃だったでしょうか、Eテレでこの番組の再放送をしていたことがあってそれを拝見したことがあります。

ドラマの冒頭に「古い建物を活かしたレトロなカフェがあると聞けば、全国どこへでも訪ねる」という、渡部豪太さん演じる「真田ハル」のセリフが入っていました。古くから営業している喫茶店ではなく、あくまで古民家など古い建物をリフォームしたカフェが対象になるようです。ハルさんはブロガーで、古カフェを取材しその模様をブログにアップする形で番組が進行していきます。

当番組は、カフェのオーナーもお客さんも現地の方を起用しているため、渡部さん以外の出演者は演技の素人さんで基本的には台詞が棒読みです。それを気にしない方でいられる方で、上記のような古カフェが好きな方には大いに楽しめると思います。

 

 

静岡・沼津編のカフェは「ひねもすcafe」でしょうか

2016年4月27日の放送は静岡県沼津市の、狩野川(かのがわ)近くにある「築100年! 見どころ満載の港町カフェ」をハルさんが訪ねていました。昔、船道具屋で使われていた石蔵をリノベーションした店舗でした。石蔵の石は伊豆石だそうですよ。こちらは「カフェ好きの夢が詰まったカフェ」なのだそうです。

 

ひねもすcafe

https://www.facebook.com/hinemoscafe

 

NHKの番組ですから番組内で紹介された店名が明かされることはありません。ネットで調べたところ「ひねもすcafe」さんが今回のカフェのようです。Webサイトのトップページには「喫茶 ヒネモス」、Facebookページには「ヒネモスカフェ」と書かれています。どれが正式名称かは不明です。

ちなみに「ひねもす」とは漢字で「終日」と書きます。意味はそのまま「一日中」とか「朝から晩まで」とかの意味でしょう。ひねもすcafeとは日がな一日のんびりできる居心地の良いカフェ、みたいな意味合いになりそうですね。良いネーミング。

「ひねもすcafe」さんの場所は静岡県沼津市魚町にあります。東海道線沼津駅(南口)より徒歩13分、自動車なら東名沼津インターから20分ほどの立地だそう。お店の定休日は月曜日と金曜日で、月曜日が祝日の場合は営業し、翌火曜日が休みになるとのこと。営業時間は火・水・木曜日が10:00-17:00で、土・日曜日が11:00-20:00です。

平日の営業時間が短めですので、遠方から訪ねる場合は注意が必要そうです。また、番組で紹介された直後は、特にお昼前後に混雑が予想されますから、事前に電話などで連絡を取ると良いかもしれません。上に貼ったWebサイトとFacebookのページ内に連絡先が記載されています。

 

 

「ひねもすcafe」はオシャレ

「ひねもすcafe」は『ふるカフェ系 ハルさんの休日』で紹介された過去のカフェの中でも1,2を争うほどお洒落なカフェだったかと思います。というか私の価値観・好みに合ったお店でした。

築100年の蔵をリノベーション、というとこれまでも幾つか紹介されてきましたけど、リノベーションの仕方にセンスがありました。建材や家具にも使い込まれて角が取れた大正や昭和期の木材を上手く使っていて、白塗りの塗装との相性もたいへん良かったです。内部の塗装はあえて一部を塗っていないなど、お客さんに主張はしているけどしつこくない、バランス感覚の良さを感じさせました。

使われていたり飾られていたりするマグカップやティカップ、鍋、ヤカン、炊飯器、ポット、水筒、トースターなどのチョイスも可愛いものが多かったです。昭和の中期によく見られた花柄のものが。オーナーさんが女性ということが大きいのかなという印象です。ハルさんも置かれているキッチン用品をいたく気に入ったようで、オーナーのことを「師匠」と呼んでいました。

こういったセンスは、イメージで言うと数週間前に放送された栃木県鹿沼市にある「Cafe 饗茶庵」さんに近いです。あちらは男性がオーナーでチョイスも男性が選びそうなアイテムが多かったですから、ひねもすさんは響茶庵さんの女性バージョン的な立ち位置にあるのかな、と個人的に思いながら観ていました。

店内は、スペースを区切っているため開放的とまではいきませんけれども、お客さんの中には、店内にいてもある程度のプライバシーを欲する方も少なからずいらっしゃることと思いますので、これは良いアイデアかと思います。私も空間を区切っていただけるとありがたいです。

細かく区切ることで、お一人様に向いた目の前に小窓のあるテーブル席があったり、ノーマルな椅子とテーブルの席があったり、畳の敷かれた座敷席があったり、座敷には炬燵(こたつ)があったり角ちゃぶ台があったり、ソファ席があったりと席にもバラエティが豊富にありました。ハルさんは座敷の炬燵席を利用していました。

 

 

昔ながらのカスタードプリンが美味しそう

ハルさんは「豆アジのフライ定食」と「アールグレイ&レモングラス」と「プリン」を頼んでいました。プリンは昔ながらのカスタードプリンですね。焼きプリンではなく、蒸しプリンでしたか。ハルさんはこういった昔ながらのプリンが好きみたいです。私もです。

私は、カフェでは定食をガッツリ食べる習慣がなく、たいていがコーヒーかココアにデザートだけを頼んでいるので、ハルさんが毎回のようにガッツリ食べているのを見るのが結構面白いです。tvk(テレビ神奈川)の散歩番組『キンシオ』でも、キン・シオタニさんがカフェに入るとナポリタンやカレーライスなどをガッツリ食べることが多いですから、男性の場合は私のような利用の仕方の方が少ないのかな、と思ったり。

豆アジのフライは干物のフライみたいでした。沼津はアジの干物生産量日本一だそうです。確かに沼津や伊豆に行くと干物がたくさん売られていますものね。私はアジの干物のフライは食べたことがないと思いますので、ぜひ一度試してみたいです。

沼津焼の陶器もなかなか味わいのあるものでした。

 

 

おわりに

「ひめもすcafe」さんのオーナーさんたちが撮影した店内などの写真が非常に良い雰囲気でした。番組でも何枚か紹介されていましたけど、Webサイトなどにも載っていますので是非ご覧になってください。料理などの写真もとても美味しそうに見えます。何のカメラを使っているのでしょう、フィルムカメラでしょうか。撮っている方は複数いらっしゃるようでしたが、プロの方なのでしょうか。少なくとも私よりはずっと上手です。

 

【コラム】カフェとわたし(近藤洋子) | 静岡スタイル

 

オーナーさんのインタビュー記事が『静岡スタイル』さんに載っています。インタビュー内に登場していたカフェを始める際に石蔵をリノベーションしてくれたと思われる方がドラマにも登場していました。ペースボールキャップを被り、スウェットシャツを着ていた方がその人と思います。

今回は今まで観た中でも強くお勧めしたいカフェでした。見逃した方のためにも私のようなもう一度観たい人のためにも、再放送してくれることを強くお願いしたいです。

 

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