NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が今日2016年4月28日放送の22話で、常子がいじめられていました……。
常子と鞠子が編入
ヒロインの小橋常子（高畑充希）たち小橋家は、実家の「青柳商店」からほど近い仕出し屋「森田屋」で働きながら暮らすことになりました。
前回21話でクレーム騒動が一段落し、夏休みも終わって東京の女学校への編入試験にも合格し、いよいよ入学することになりました……が、そこで常子はクラスの子達から無視されてしまいました。話しかけても知らんぷりされ、陰口を叩かれています。
いじめの理由は常子の制服です。上の妹の鞠子（相楽樹）は新しい制服で常子は古いセーラー服でした。クラスで古いセーラー服を着ているのは常子だけで、それがクラスの子達には嘲笑の的だったようです。制服が、というより新しい制服すら買えないほどお金がないことが、貧乏であることが、です。
編入前には、むしろ鞠子の方が友達ができないのではないかと心配されていて、常子はその積極的な性格からすぐに友達ができるであろうと思われていました。しかしながら……です。その会話シーンがモロにフラグだったので、嫌な予感は私だけでなく皆さんにあったと思いますけれども。
中田綾は阿部純子さんが演じます
孤立している中でも、クラスメイトには後に仲が良くなるのであろうと思わせる女の子がいました。「中田綾（なかだ・あや）」です。綾さんは阿部純子さんが演じています。
綾さんもクラスでは孤立しているようで、常に独りで読書をしている女の子です。がそれが辛い訳でも寂しい訳でもなく自ら進んで独りになっているようでした。いじめられている訳でもないのでしょうか。その辺はまだ明らかにされていなかったかと思います。
公式Webサイトの「登場人物」ページを見るとより詳しい情報が載っていました。それを読んでしまうとネタバレになってしまいますので、バレても構わない方のみご覧になると良いかと思います。極力ネタバレを避けたい方は見ない方が良いです。
星野武蔵の再登場
クラスで孤立してしまった常子が、植物学者を目指している帝大生の星野武蔵（坂口健太郎） と再び出会いました。町でばったりと。ところが、どうやら星野は常子のことを覚えていなかったようです。常子はもちろん覚えています。
前回星野はお寺の影で植物がどのように育つかと試していましたが、今回は町のあるお宅の玄関先に咲いていた「ひまわり」の花に見惚れていました。見事に育ったねぇって褒めてあげていたそうです。
星野はひまわりの花に関連したことを言って、学校でのことで思い悩んでいる常子を励ますのではないかと思われます。
おわりに
正直、いじめのシーンを観るのが嫌で一度通して観ただけで記事を書いていますから、おかしなことを書いているかもしれません。いじめシーンを観ることが私は特に苦手で、できれば一度でも観たくないレベルです。得意な人なんているのかって話ですが。同じ朝ドラの『ごちそうさん』では、西門和枝（キムラ緑子）のめ以子（杏）への「いけず」を観るのが嫌で嫌で、そのシーンだけ音を消していたくらいです。
常子には早くクラスに馴染んで欲しいです、というかクラスの子たちが早く常子を受け入れて欲しいです。それか常子には学校を辞めて欲しいです……といってもドラマの展開上辞めることはないでしょうから、やはり早く馴染んでもらいたいですね。綾さんが実はクラス内でとんでもない権力を持っていた、なんてことがあれば良いですが、期待薄ですし。
それとも隈井さんたちが常子に制服を買ってあげる展開があるのでしょうか？ 制服が皆と同じになればいじめが収まるかというとそれまた別の話です。もう遅いっていう。最初って肝心ですからねぇ。
それと、今回非常に気になったことは俳優さん達の「吐く息の白さ」です。常子と鞠子と母の君子（木村多江）が、祖母の青柳滝子（大地真央）と青柳商店の筆頭番頭である隈井栄太郎（片岡鶴太郎）と町の通りですれ違うシーンがありました。そこで皆さんの吐く息が白かったんですね。
そのシーンは編入当日の場面でしたから、季節は9月初旬の晩夏になります。それなのに吐く息が白いというのは違和感が強いです。撮影時期が寒い季節だったにしても、もう少し何とかならなかったかなと思いました。どうにもならないからそのまま放送したのでしょうけれども。実は、吐く息が白いことは以前からありました。今回は特に滝子さんが斜光で映っていたため、息の白さが目立ってしまっていました。
