ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』の「栃木・鹿沼編」の店名は何か?を調べました

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毎週水曜日23:00-23:30に放送されているEテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』、2016年4月13日の放送は「栃木・鹿沼編」でした。

 

  

ふるカフェ系 ハルさんの休日 

www4.nhk.or.jp

 

今、地方では過疎化が進み、何代も受け継がれてきた古民家が廃屋として次々と取り壊されつつある。そんな古民家を惜しみ次世代に残そうとする試みが、リフォームカフェ。
一歩足を踏み入れば、懐かしい空間が広がる古民家カフェは、女性や若者達に新鮮なおしゃれスポットとして大人気。京都、奈良の町屋カフェや下北沢の古民家喫茶など全国的にブームとなっている。そんな古民家カフェを舞台に、記憶から失われつつあるかつての町の姿と記憶をドラマ形式で甦らせていく番組。カフェを訪れる住民たちとの出会いを通して、全国各地の意外な歴史を明らかにしていく。

 

こちらは以前のシリーズのイントロダクションです。私は2016年の初め頃だったでしょうか、Eテレでこの番組の再放送をしていたことがあってそれを拝見したことがあります。

私が見た回は、千葉県の金谷と東京都の青梅にある古カフェを俳優の渡部豪太さんが訪ね、お店の方と現地の方との交流を描きつつ、その土地の歴史を紐解きつつ……というドラマ仕立ての番組でした。

ドラマの冒頭に「古い建物を活かしたレトロなカフェがあると聞けば、全国どこへでも訪ねる」という渡部豪太さん演じる「真田ハル」のセリフが入っていました。古くから営業している喫茶店ではなく、あくまで古民家など古い建物をリフォームしたカフェが対象になるようです。ハルさんはブロガーで、古カフェを取材しその模様をブログにアップする形で番組が進行していきます。

当番組は、カフェのオーナーもお客さんも現地の方を起用しているため、渡部さん以外の出演者は演技の素人さんで基本的には台詞が棒読みです。それを気にしない方でいられる方で、上記のような古カフェが好きな方には大いに楽しめると思います。

 

 

栃木・鹿沼編のカフェは「Cafe 饗茶庵」でしょうか

2016年4月13日の放送は栃木県の鹿沼にある、「古民家カフェの先駆け」となったお店をハルさんが訪ねていました。そのカフェの最寄駅は「新鹿沼駅」のようです。東武鉄道日光線でしょうか?

そのお店は全体を白くペイントされた和洋折衷建築の建物で、店先の掛け看板には「LA MAISON DU CAFE」と書かれています。こちらが店名なのでしょうか? そんままネットで検索をかけてもヒットしないので、私の検索の仕方が悪いのか、店名が異なるのか……ちょっとわかりませんでした。NHKの番組なので店名が明らかにされないんですよね……そこがちょっと残念な点です。でもまぁたいてい調べればわかります。

 

guide.travel.co.jp

 

日光珈琲 | カフェ 饗茶庵 本店 日光珈琲玉藻小路 日光珈琲 朱雀 日光珈琲 御用邸通 ソエポエ ルッカ

 

めげずに、ドラマではカフェの隣りに「根古屋珈琲研究所(仮)」というコーヒーを焙煎していた建物があったので、そちらで検索をかけたところ……ありました。

今回ハルさんが尋ねたカフェは「Cafe 饗茶庵(きょうちゃあん)」さんという店名みたいです。上にリンクを貼ったのは饗茶庵さんを紹介している記事です。また『日光珈琲』というWebサイトもヒットしたのでそちらも合わせてリンクを貼りました。

 

 

饗茶庵のレトロ感

饗茶庵は白塗りの一般家屋で、40年前に建てられた家に、後から窓側部分を増築していました。内部はオーナーがDIYで徐々に造っていったみたいです。

増設された部屋に使われているガラス戸がいかにも古そうな戸でした。ガラスには「大正硝子」を使っていて、ハルさんも食いついていました。ハルさんも言っていましたけど、大正硝子の手作業ならではの波打つ表面は大きな魅力ですよね。味わいがあります。

店内もオールドやアンティークの家具が並んでいました。テーブルや椅子のチョイスにもセンスが光ります。これまで番組で紹介された古カフェとは少々味わいが異なりました。古建築や古家具、古建具、古道具好きにはたまらない空間でしょうね。さり気なく置かれた家具は相当な年代物と見た、100年前の有名なアメリカ製のストーブじゃないか、古建具をふんだんに再利用している、とハルさんも興奮気味でした。

 

Valorのストーブはイギリス製だったような……

でも私の知る限りでは、ハルさんが「アメリカ製のストーブ」と言ったあのヴィンテージのオイルヒーターは、イギリス(イングランド製)のブランドだった気がするのですが……NHKが間違えるとは考えづらいので私の覚え違いかもしれません。

でも……あのデザインは「Valor(バーラー)」ですよね、デザインを見る限り。Valorはイギリスの石油ヒーターだったような……う〜ん。

 

 

日光珈琲とオムカレーとカイザーゼンメルのサンド

饗茶庵の、ハルさん以外のお客さんは「オムカレー」と「カイザーゼンメルのサンドイッチ」を頼んでいました。饗茶庵の名物メニューのようです。どのような画像かは上に貼った記事リンクをどうぞ。書いてありました。

ハルさんは日光珈琲(にっこうコーヒー)を頼んでいました。上に日光珈琲のウェブサイトのリンクも貼ってあります。合わせてどうぞ。饗茶庵さんのオリジナルブランドみたいですね。ホテルなどにも卸しているそう。「熱風式焙煎機」ならではだ、とハルさん。大きな機械で焙煎している様子が映されていましたね。

それと日光の天然氷で作った「かき氷 爽」も頼んでいました。「とちおとめ」を。時期的に寒々しかったですけど美味しそうでした。シロップの材料は、とちおとめと砂糖で水は使わないそうです。イチゴは凍らせたものを使うと濃厚な味になるのだとか。

 

 

おわりに

ドラマでは「鹿沼組子(かぬまくみこ)」に展開していき、饗茶庵さんと日光東照宮へと繋がる町の歴史のことが語られていました。

饗茶庵さんは魅力的なカフェでした。個人的にはコーヒーやデザートよりも建物や内装・家具が楽しそうに感じられました。

さらに言えば、饗茶庵さんに着く直前にハルさんが歩いていた路地の、昭和感がたまらなく好きでした。狭い道幅、道の両脇に並ぶ古いブロック塀や錆びたトタン塀とそれを支える木の板の経年変化した様子、平屋の民家、トタンの壁の2階建て家屋も昭和中期感が。カフェに行かなくてもあの路地だけでも行ってみたいです。上記の記事リンクによるとこの路地は「根古屋路地」というそうです。

 

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