ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

ディスディスブログ

「とと」との約束を守り気丈に振る舞うも「やっぱり悲しいです」と涙する常子を見て泣きました - 朝ドラ『とと姉ちゃん』6話の感想

スポンサーリンク

NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が今日2016年4月9日の6話で、常子が「とと姉ちゃん」になりました。

 

www.nhk.or.jp

 

 

「とと」竹蔵が亡くなる

4話のラストで、ヒロインの小橋常子(内田未来)の「とと」、つまり父親である小橋竹蔵(西島秀俊)が結核で亡くなりました。肺結核と思われます。

その前に、常子は病床に伏すととから襖越しにある「お願い」をされました。それは自分にもしものことがあったら、そのときは常子がととの代わりをして欲しいというものです。常子はととの願いを泣きながら引き受けていました。

4話では、常子たち家族と常子たちの叔父の鉄郎(向井理)、ととの会社の上司である杉野栄治(田山涼成)や部下の山田(田中幸太朗)たちとで、ととのために花見を準備していました。ピンク色に染めた布を大量に手に入れ、それを小さく切って結んで桜の花の形を作り、本物の桜の木に大量に作ったそれを結び付けて、季節外れの満開の桜の花を咲かせていました。もちろん常子の発案です。

常子は「かか」の君子(木村多江)と一緒にととを隔離部屋から表に連れ出し、満開の桜の下で家族皆でお花見をすることができています。ととも家族皆も、家族でお花見をすることを心待ちにしていました。常子はその願いを叶えたかったのですね。小橋家の最期の思い出です。

 

 

「とと姉ちゃん」誕生

4話ラストで「とと」が亡くなりました。5話では葬式などが執り行われており、その最中でも常子は「とと」との約束を果たすべく、周囲に涙を見せることなく気丈に振舞っていました。ととの会社の私物も常子が率先して片付けをしていました。

そういった常子の言動が、特に上の妹の鞠子(須田琥珀)には冷たい人だと受け取れたようで、鞠子は常子に噛み付いていました。ととのタヒが悲しくないの?と。心が鉄でできているの?とまでは言っていなかったと思いますが、鞠子はそのようなことを思っているでしょう。

この時点では、常子と「とと」の約束は二人だけが知り得る約束で、二人の他は知らないですから、鞠子や、言葉にはしていませんけど君子も美子(川上凛子)も常子が冷徹だと思っていたかもしれません。

それでも意に介さず冷静に振る舞い続ける常子でしたが、ととの書斎に置かれていた蜜柑(みかん)をふと見つけると、とととの思い出が唐突に蘇ってきました。ととが亡くなってからおそらく一度も涙を流さなかった常子の目から涙が流れます。

たまらず外へ走り出す常子。心配になり追いかける君子。追いついた君子に常子は初めて胸に秘めた想いを吐露しました。

「泣きたくなかったのに、泣いてる場合なんかじゃないから。ととと約束したんです。私がととの代わりになってかかと鞠子と美子を守るって。だから、強くならなきゃいけないと思ったんです。でも、やっぱり悲しいです……ととがいないなんて……」

と言うと、自分を抱きしめるかかの胸の中で声を上げて泣き始めました。かかも泣いています。そんな二人が泣いている様子を遠目から鞠子と美子は見ています。冷たいと言い放っていた鞠子にも常子の本心が伝わったことでしょう。

 

 

おわりに

その翌日でしょうか、朝、常子が皆を食卓に呼び出し、皆の前で自分がととになると宣言をシました。美子から「とと姉ちゃん」と銘名され、タイトル回収です。

さらに、4年が経ち昭和10年4月になりました。常子と鞠子はセーラー服を着ていたので女学校に通っているようです。美子は私服のままでしたから小学校ですか。それに伴い役者さんも代わっています。クレジットを見る限り、常子が高畑充希さん、鞠子が相楽樹さん、美子が根岸姫奈さんでした。美子は9歳ですね。

はい、泣きました。今回はもう最終回で良いのではないかというくらいです。常子が君子にやっぱり悲しいですと言って泣き出したときに一緒に泣いていました。花粉症込みで涙と鼻水が止まりませんでしたねぇ……。内田未来さんの演技が素晴らしく良かったのし、鞠子の須田琥珀さんも、美子の川上凛子ちゃんも良かったですので、もう少しこの時代を引っ張って欲しい気持ちがありました。

 

dysdis.hatenablog.com