ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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NHK『あさイチ』の「長崎」特集で「尾曲がり猫」や「わからん料理」「長崎天ぷら」などが放送されていました

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平日08:15からNHK総合で放送されている生活情報番組『あさイチ』、2016年3月31日の放送では「長崎」の特集が組まれていました。

 

 

 

www1.nhk.or.jp

 

JAPA-NAVI 長崎

2016年3月31日の特集は「JAPA-NAVI 長崎」でした。九州の長崎県長崎市をタレントの敦士さんが訪れています。長崎のネコの秘密や、「わからん料理」、長崎天ぷら、長崎の坂などの情報が伝えられています。

 

 

長崎の「尾曲がりネコ」の秘密

長崎の猫は尻尾(しっぽ)が曲がっているのだそうです。1990年に行われた学術調査によると、何と79%もの猫が尾曲がりとの結果が出ています。

今回、敦士さんとNHK長崎放送局の森田哲意アナウンサーが収録をした中でも、16匹中14匹の猫が「尾曲がりネコ」だったとか。映像に映っていた猫はもちろん尾曲がりネコばかりでしたし、レントゲン写真を見ても骨までしっかりと折れ曲がっていました。当たり前ですが。

「尾曲がりネコ」のことを調査している市民団体「長崎尾曲がり猫学会」の方によると、鎖国をしていた江戸時代の長崎が「尾曲がりネコ」のルーツではないかということでした。尾曲がり猫はインドネシアのジャカルタに多く分布しているそうで、当時、オランダからの貿易船が、ジャカルタに寄港してから長崎の出島にやって来ていたことが理由として挙げられていました。貿易船側が、船内部のネズミ避けのために船に乗せたジャカルタの猫が長崎で根付いたのでは?ということですね。

ただしこれは長崎尾曲がり猫学会の考えている説のようで、ハッキリとしたことはわかっていないみたいです。

平安時代から鎌倉時代に描かれたとされる『鳥獣人物戯画』に描かれている猫は尻尾が真っ直ぐなものでしたが、江戸時代の歌川国芳の浮世絵『其まま地口猫飼好五十三疋』に描かれた猫は尾曲がりでした。絵に尾曲がり猫が登場するのは江戸時代になってから、ということも上記の説を裏付ける根拠の一つになっているようでした。

また、19世紀の商船法に関する論文『A TREATISE ON THE LAW OF MERCHANT SHIPPING. 1862』に「船には猫を乗せている時は、ネズミによる積み荷の被害を損失と認める」とあり、ネズミ避けのために船に猫を乗せることが広く行われていたらしい記述も見つかったそうです。

 

尾曲がり猫の撮影術

「長崎尾曲がり猫学会」の方が「尾曲がり猫を可愛く撮る撮影術」を教えて下さいました。

 

  1. ネコ目線で撮影する(目線を猫の高さと合わせる)こと。
  2. 尻尾がしっかり写るように、カメラは猫の後ろから構えること。
  3. 猫が振り向いたタイミングで撮影すること。

 

という3点でした。振り向いたタイミングで撮影してもカメラを見てくれるかは運ですね。動物の撮影は難しいです。岩合光昭さんは本当に凄い写真家さんです。

 

 

その他

その他は、長崎伝統の「わからん料理」が紹介されていました。日本の「和」と中華の「華」、オランダ(阿蘭陀)の「蘭」で「和華蘭料理(わからん料理)」だそう。長崎でお祝いごとの席で食べられる「卓袱料理(しっぽくりょうり)」のことです。

そのわからん料理の中から「長崎天ぷら」が紹介されていました。砂糖がたくさん使われた甘くてしっとりした衣の天ぷらです。薄力粉と片栗粉とベーキングパウダーを使っていて、衣を厚く付けていましたね。作り方やレシピは公式Webサイト上で公開されています。取材に応じていた料理屋は『史跡料亭花月』さんでした。

それと長崎の「坂」も紹介されていました。長崎市の市街地の約7割が坂なんですって。高齢者向けの「斜面専用リフト」や、その簡易版の「電動手すり」といった坂の街ならではの装置が設置されていました。リフトはもちろんですけど電動の手すりは便利そうでした。買い物袋など重い荷物だけを手すりにかけて、身軽になった人間は自力で登って荷物が上がってくるのを待つ手段もあるみたいで、これはナイスアイデアでした。

またゴミの収集も坂の街ならではでした。ゴミ収集の作業員の方がカゴにゴミを積んで階段を駆け下りていました。ゴミの量は150kgほどとかなり重そうでしたので、坂道を降りる様子はちょっと危なかったです。それに、長崎の人は自動車を運転するにあたって「坂道発進」が必須テクニックのようでした。敦士さんは免許を持ってマニュアル車の運転にも慣れているそうですけど、そんな敦士さんでも長崎の坂は難儀だそうで、上り坂でバックしてしまったりエンストしたりして大苦戦でした。教習所の生徒さんや初心者のドライバーさんは大変でしょうねぇ。

あとは坂を上る人のための「休石(やすみいし)」も各所に設置されているそうです。「長崎ペンギン水族館」も扱われていました。様々なペンギンが登場していました。

 

 

おわりに

私は今からもう15年ほど前に長崎に旅行に行きました。亀山社中にも行きましたし、グラバー園にも、原爆資料館にも行きました。平和祈念像も遠目からでしたが見ました。

確かに坂道が多い印象です。長崎の中心地は平地ですし、大きな商店街も平地にあって、路面電車も平坦なところを通っていましたが、上記の亀山社中は坂の上というか途中にありましたね。毎日上り降りをする方は大変だろうなぁと感じました。私が行った時期は9月下旬頃だったと思いますので、気候が暑かったことが坂道の大変さをさらに強くさせていたかもしれません。

「尾曲がり猫」のことは今回『あさイチ』の放送を観るまで知らなかったです。知っていれば猫探しをしたかったなぁ。

 

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