ディスディスブログ

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【2016年春場所十日目】全勝の大関「稀勢の里」が横綱「鶴竜」、「琴奨菊」は「豪栄道」と大関対決でした

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『大相撲 平成二十八年三月場所(2016年春場所)』の十日目、西の大関「稀勢の里」が東の横綱「鶴竜」に勝利して全勝をキープしました。

 

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稀勢の里が鶴竜を倒して全勝を守る

稀勢の里は、昨日の九日目に綱取りを目指す東の大関「琴奨菊」との対戦で、立ち会いを変化して勝利していました。解説を務めていた舞の海秀平さんは「現実を取った」と言っていたでしょうか。

先場所の初場所で優勝し、今場所も1敗で綱取りに向けて勢いに乗っているライバルに対して負けていられない、と今場所の優勝に人一倍当時を燃やしているであろう稀勢の里ですから、私はガチなぶつかり合いを期待していたのですが……私も肩透かしを食らった思いでした。琴奨菊の立ち会いが低すぎる印象もありましたし、稀勢の里の心情を思うに変化したくなる気持ちもわからなくないですが、稀勢の里の心意気を真正面から受け止めてその上で勝って欲しかった気持ちもあります。

その翌日ということで、個人的に大きな興味を持って十日目の鶴竜戦を観ました。昨日の勝利からどのような心情でいたのか、それがかいま見えるかもしれないと思ったので。取り組みは、立ち会いで鶴竜に有利に持って行かれ、一時はもろ差しを食らい土俵際まで追いやられた稀勢の里でしたが、そこから粘って粘って逆に右の小手投げで鶴竜を倒しました。

元関脇「琴錦」の「朝日山」親方は「絶体絶命でしたね。これが旧鳴戸部屋の稽古(の賜物)ですよ。いかに残れるかという稽古を重点的にやってきましたから、それが活きましたね」と仰っています。

 

 

琴奨菊は豪栄道に敗けて優勝争いと綱取りから大きく後退

稀勢の里の好敵手である西の大関「稀勢の里」は、同じく東の大関「豪栄道」との対戦でした。結果はすくい投げで稀勢の里が豪栄道に敗れました。豪栄道の勝利です。琴奨菊は七勝三敗、豪栄道は九勝一敗。

今場所の豪栄道はカド番で迎えていました。大きな重圧がかかっていたと思われますが、そんなことは全く気にしていないような好調ぶりを見せていて、昨日の九日目には横綱の鶴竜に勝利してカド番を脱出し優勝争いに加わっています。地元大阪ということも豪栄道に力を与えているのでしょう。そのようにしてカド番という肩に重くのしかかった重圧から解放されて臨んだ琴奨菊戦でした。

対する琴奨菊は、前述したように前日に痛い敗けを喫しており、その後のコメントを拝見しても敗けを引きずっている印象がありました。琴奨菊は豪栄道に対して戦う前に既に精神面で敗けていたのかもしれません。

琴奨菊は立ち会いで豪栄道の張り差しを食らって左の下手を取られ、さらにはもろ差しを与えたところで、ほぼ土俵の中央で左のすくい投げを食らっていました。

琴奨菊の兄弟子でもある朝日山さんは「昨日の変化がどうしても頭にあるんでしょうねぇ。一昨日までの出足というものが感じられなかった」「豪栄道の張り差しが強烈で躊躇してしまったかもしれない」と仰っています。

 

 

おわりに

東の横綱「日馬富士」は西の関脇「豊ノ島」に敗れ、鶴竜と共に優勝戦線から大きく後退しています。優勝争いは全勝の稀勢の里がトップ、西の横綱「白鵬」と豪栄道が一敗で追い、二敗に東の前頭六枚目「妙義龍」と東の前頭十一枚目「逸ノ城」が続いている展開になりました。

東の前頭筆頭「琴勇輝」や東の前頭四枚目「勢」も元気ですので、明日からの終盤戦も大いに楽しめそうです。私は妙義龍や嘉風、宝富士、勢、隠岐の海、松鳳山といった力士を応援しているので、今場所は妙義龍に何とか優勝争いに食らいついてもらいたいです。

 

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