ディスディスブログ

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藍之助が言う「ボルドー液」とは何か?リンゴが千代と東柳を結びつけるキーアイテムです - 朝ドラ『あさが来た』143話の感想

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NHK連続テレビ小説『あさが来た』の今日2016年3月18日放送の143話で、千代と東柳くんが……!

 

www.nhk.or.jp

 

 

ボルドー液とは?

143話の冒頭で、ヒロイン白岡あさ(波留)の姉、眉山はつ(宮崎あおい)の一人息子、藍之助(森下大地)が、はつと夫の惣兵衛(柄本佑)に「ボルドー液(ぼるどー・えき)」を作って見せていました。

 

ボルドー液(-えき、仏: Bouillie bordelaise)とは、殺菌剤として使われる硫酸銅と消石灰の混合溶液[1]。塩基性硫酸銅カルシウムを主成分とする農薬で、果樹や野菜などの幅広い作物で使用されている[2]。1L当たりの硫酸銅、生石灰のグラム数に基づき、“4-4式ボルドー”や“6-6式ボルドー”のように表記する場合もある[3]。 

ボルドー液 - Wikipedia

 

ボルドー液のWikipediaにはこのようにありました。病原糸状菌や病原細菌に有効な殺菌効果や、葉や果実を覆う細菌の侵入防止効果、植物の活性化・抵抗性向上効果、ナメクジやかたつむりなどの害虫防除効果があるそうです。100年以上の歴史があるということですから、明治中期であろう『あさが来た』の舞台に存在しても問題なさそうです。

藍之助はそのボルドー液を専用の容器に入れ、容器に口をつけて息を吹くことによって、容器から液が噴霧、それをミカンの葉にかけていました。

ボルドー液を吹き付けて「虫が付かへん」ようになれば、家族総出で虫を一匹一匹見つけて取り除かなくて済むようになると。だからまだ山は売らないで欲しいということでした。

 

 

千代と東柳くんが再会!

週の前半、あさの一人娘である千代(小芝風花)は、初恋の相手の華族の家の次男坊、東柳啓介(ひがしやなぎけいすけ、工藤阿須加)との縁談が破断になっていました。昨日の142話では東柳くんが大阪に来ていて、あさや夫の新次郎(玉木宏)、義母よの(風吹ジュン)と話をしています。

東柳の言動は誠実そのもので、本当なら文句の一つも言いたいはずの新次郎たちでしたが何を言わずにいましたね。ただ、江戸年代から加野屋の暖簾を守ってきた誇り、あるいは五代友厚(ディーン・フジオカ)のような、中央で国を動かせるほどの力量が会ったにも関わらず、大阪のために生きた人間もいたことはしっかりと伝えていました。中央にいるだけが日本を動かすことではないんだよと言いたかったのでしょうか。

それから半年ほどでしたか、時間が経ち、リンゴの磨り潰したものしか喉を通らなくなっている“よの”さんのために、リンゴを買いに出かけた千代。その帰り、白岡家の前に東柳がいて、千代が偶然(!)落としたリンゴを拾った東柳が「君がまだ独り身だなんて、そんな奇跡はあるだろうか?」と、リンゴを手渡しながら千代に聞くんですね。リンゴを受け取った千代の返事は「はい」でした。

その後、千代と東柳の縁談を切望していた“よの”さんの病床に、千代と東柳が二人揃って見舞いをし、よのを喜ばせていました。「どうぞ幸せにしたってください」という“よの”の言葉に、「はい」と答えていた東柳でした。

 

 

おわりに

それから2週間ほど経ち、“よの”さんは息を引き取ったそうです。「お祖母ちゃん子」だった千代は最期に最高のお祖母ちゃん孝行ができましたね。

『あさイチ』の有働由美子アナウンサーは都合よくリンゴを持ってきた的なことを仰りたかったのでしょう。あさが入院していた際に、病院で千代と東柳は出会い、そこで千代は「リンゴちゃん」と呼ばれていたんですね。ですからリンゴが千代と東柳を結びつける大切なアイテムとなっています。有働アナはそのことを指摘しています。たぶん。

 

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