ディスディスブログ

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加代の母と悟の母のバトル! 八代学の車のグローブボックスに入っていた物は?! - アニメ『僕だけがいない街』9話「終幕」の感想

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毎週金曜日01:55(木曜深夜25:55)より、フジテレビ ノイタミナにてアニメ『僕だけがいない街』が放送されています。

 

bokumachi-anime.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

 

 

 

2016年3月4日の放送は第9話「終幕」です。

  

イントロダクション

漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年・藤沼悟。
彼は、彼の身にしか起こらない、ある不可思議な現象に不満を感じていた。
ーーリバイバル(再上映)
何か「悪い事」が怒る直前まで時が巻き戻る現象。
それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。
……まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。
しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。
自らの過去に向き合う時、悟が目撃する真実とは?
そして、悟の未来はーー?

 

www.kadokawa.co.jp

 

コミック版の公式Webサイトもありました。

私は本作『僕だけがいない街』を全く知りませんでした。原作はKADOKAWAの『ヤングエース』で連載されている漫画のようです。作者は三部けいさん。既刊7巻。

『僕だけがいない街』のジャンルは、SFミステリー・SFサスペンスになるのでしょうか。
 

リバイバル(再上映)とは?

リバイバル(再上映)とは、悟の身の回りに(?)何か悪いことが起こる直前に発生して、大体1-5分ほど前にタイムスリップをして同じ光景を見る能力のことみたいです。「まるで誰かに“お前が防げ”と強制されているかのように、違和感を探している自分がいる。結果、何度となくトラブルを回避してきた。そのほとんどが、マイナスだったことがプラマイゼロになるだけのことで、たまに今回みたく自分にとってマイナスになったりする」と1話で悟が語っています。

 

9話「終幕」

7話から、主人公の藤沼悟に本件2度目のリバイバルが発生しています。リバイバルした時間と場所は、1度目と同じく18年前、昭和63年(1988年)の北海道でした。Xデーの4日ほど前だったはずです。

悟は今度こそヒロインの雛月加代を、加代の母と連続誘拐数人事件から救うべく、隣の小学校脇に置いてある廃バスに匿ったり、母の佐知子にも打ち明けて自宅で匿ったりしていました。トータル3日間ほど匿っていたようです。

8話ラストでは悟と加代と佐知子の3人で加代の実家へ行き加代ママと対峙していました。バトルです。

 

加代の母と加代の母の母

予想通り、佐知子と加代の母が言い合いになっています。加代の母は悟と佐知子が加代の家出に関わっていると予想していたようで、「やっぱりあんたたちだったのね」的なことを言っていました。

佐知子は「この3日の間、一度でも加代ちゃんのこと捜したかい?」と返していて、それを聞いて逆上した加代の母は雪かき用と思われる大きなスコップで佐知子を殴りつけていました。

加代が母を止めようと動き、悟も佐知子を止めようと動き、そして佐知子も避けるうごきをしたおかげで、スコップの直撃は避けることができましたが、額をかすったようで流血していました。歴とした傷害事件です。

しかし佐知子には怖気づく様子はありません。佐知子は、悟たちの担任教師の八代学や児童相談所に連絡を取ってから行動に移していまして、その直後に八代と職員2名が悟たちの前に姿を表し、加代の母に語りかけています。加代を児童相談所で保護をすると。

加代の母は怒りが収まらず警察に行って白黒はっきり付けると言っていたでしょうか。強引に加代を引っ張りながら警察へ行こうとします。ていうか警察に行って困るのは加代の母なんですけどね……怪我を負わせていますし。

そこへ現れたのが加代の母の母、つまり祖母でした。加代の祖母は、土下座をして皆に謝っています。どうやらお祖母さんは前の夫との結婚を反対していて、結婚以来疎遠になっていたそうですし、女手一つで子供を育てる辛さもわかっていると言っていましたので、加代と同様に加代の母も祖母と2人で生活していたようでしたし、また祖母もまた夫に暴力を振るわれていたようです。

親の暴力を見て育った人間が、親になったら自分の子供に暴力を振るう。こういった負の連鎖は現実社会でもよく聞く話です。自分がそうだったからといって子に暴力を振う理由にはならないのですけれども。

泣いて土下座する祖母に泣きながら抱きつく母、そんな2人の様子を加代はもう見ていませんでした。母も祖母も自分のことしか見ていないと思っているのかもしれません。加代は既に親を親と思っていないのかもしれません。それはそれで悲しいことです。

加代は八代の車で祖母と一緒にどこかへ行きました。おそらく祖母の家に保護されたのでしょう。たぶん。

 

八代学は実は!!

後日、悟と佐知子の2人で買い物をした帰り、自動車に乗った八代に呼び止められ乗せてもらうことに。ダッシュボードのグローブボックスから何かがはみ出ているのを発見した悟はグローブボックスを開けてしまいます。八代の静止も間に合いませんでした。

中から出てきたものは……大量の飴玉。

何でも、数年前にタバコを辞めてからというもの、代償行為として飴を舐めることが習慣づいたそうです。お前も食べて共犯者になれ、と八代は悟にも飴を食べさせていました。佐知子も私にもちょうだい、と言っていて、3人で共犯です。

悟がグローブボックスを開けるときの八代の表情が怖かったです。そういう演出なのでしょうけれども。

 

 

ケンヤとヒロミと中西彩

加代を救ったことに安堵した悟。次は連続誘拐数人事件の被害者の3人の子供から、中西彩とヒロミの保護を考え始めます。

中西彩は廃バスのある隣の小学校の生徒です。「ユウキさん」こと白鳥潤は彼女と仲が良いようです。そんなユウキさんの子供に優しい性格が災いしてしまうのですが……。

そんな折、悟はケンヤから呼びだされました。今回は上手くいったはずなのに悟の様子にすごい違和感がある、と。意を決した悟は、加代のことは母親からだけでなく、誘拐犯から匿う目的があったことを、ケンヤとヒロミに話すことにします。

廃バスへ向かった3人は、廃バスに置いてあったリュックやその中身、練炭の入っていた箱がなくなっていることに気が付きます。児童誘拐数人犯の犯行道具(?)の隠し場所になっていた……。

悟は、自分が加代たちを誘拐数人犯から助けるために動いていることを、ケンヤとヒロミに正直に話しました。リバイバルなどの話はさすがにしていませんでしたが。話したところで信じてもらる訳がないでしょう。

当然、ケンヤとヒロミはこれから起こるであろう誘拐数人事件のことを知りません。最初の被害者である加代は悟が防いでいますし。ですから2人にとっては飛躍しすぎている妄想に受け取れる話です。ですが、ケンヤは1%はあり得ない話じゃないと思っていて、悟が自分を信じて全て話してくれたから自分も悟を信じる、と言ってくれました。ヒロミも同意のようです。良い友だち。

 

おわりに

これは1クールで終わるんですよね。9話が終わっても犯人が見えてきてませんし、見えてきたとしてもあと3話ほどで終わらせられるのかが非常に怪しくなっています。OVAか映画か……でしょう。

犯人が見えていないと書きましたけど、犯人は八代で間違いないでしょう。実は今回、廃バスに加代を匿っていた話を、悟が八代に話していました。職員室で。その後、廃バスから道具がなくなっていたと思いますので、悟の話を聞いて廃バスを置き場所にしておくのは不味いと考えたのではないでしょうか。

となると、危険なのは中西彩ではなく悟自身だと思うのですが……。

 

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