ディスディスブログ

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温かい朝食を前に加代が涙…200円で買って公園で独り食べる姿が辛すぎます - アニメ『僕だけがいない街』8話「螺旋」の感想

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毎週金曜日01:55(木曜深夜25:55)より、フジテレビ ノイタミナにてアニメ『僕だけがいない街』が放送されています。

 

bokumachi-anime.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年2月26日の放送は第8話「螺旋」です。

  

イントロダクション

漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年・藤沼悟。
彼は、彼の身にしか起こらない、ある不可思議な現象に不満を感じていた。
ーーリバイバル(再上映)
何か「悪い事」が怒る直前まで時が巻き戻る現象。
それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。
……まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。
しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。
自らの過去に向き合う時、悟が目撃する真実とは?
そして、悟の未来はーー?

 

www.kadokawa.co.jp

 

コミック版の公式Webサイトもありました。

私は本作『僕だけがいない街』を全く知りませんでした。原作はKADOKAWAの『ヤングエース』で連載されている漫画のようです。作者は三部けいさん。既刊7巻。

『僕だけがいない街』のジャンルは、SFミステリー・SFサスペンスになるのでしょうか。
 

リバイバル(再上映)とは?

リバイバル(再上映)とは、悟の身の回りに(?)何か悪いことが起こる直前に発生して、大体1-5分ほど前にタイムスリップをして同じ光景を見る能力のことみたいです。「まるで誰かに“お前が防げ”と強制されているかのように、違和感を探している自分がいる。結果、何度となくトラブルを回避してきた。そのほとんどが、マイナスだったことがプラマイゼロになるだけのことで、たまに今回みたく自分にとってマイナスになったりする」と1話で悟が語っています。

 

8話「螺旋」

7話から、主人公の藤沼悟に本件2度目のリバイバルが発生しています。リバイバルした時間と場所は、1度目と同じく18年前、昭和63年(1988年)の北海道でした。Xデーの4日ほど前だったはずです。

悟はヒロインの雛月加代を連続誘拐数人事件から救うべく、小学校の友達の一人ケンヤと一緒に、隣の小学校に置いてある「廃バス」に加代を連れ出して匿うことを計画します。廃バスは「いずみ小(泉小?)のアイスホッケー部の部室」と言っていたと思います。

悟たちの計画は、自分たちで雛月を失踪させ、警察や児童相談所などの機関を動かして介入させ、ぎゃくたいをしている加代の母親や誘拐数人犯に手を出させないようにする、というものです。

悟とケンヤは、仲間のヒロミにも事情を説明して手伝ってもらっています。ヒロミを誘った理由は、彼も事件の被害者の一人なので、彼を助けるためでもあるでしょう。

7話ラストでは、夜中の廃バスに何者かが入りこんでいました。(ここより8話)廃バスに乗り込んできたその何者かは、成人男性でした。顔などははっきり映らなかったので詳しいことはあまりわかりませんでしたが、年齢は壮年から中年ほどでしょうか。男はバスの中にリュックを置いていき、バスに置いてあった段ボールに蹴りを入れた後に、立ち去っていました。

段ボールに付いた足跡は左足に見えました。それと、蹴りを入れたときの「くそっ!」という声は、私が犯人と疑っている悟たちの担任教師・八代学より低そうに感じられました。

 

男の持ってきたリュックには……

翌日の晩に、悟と加代とケンヤとヒロミの4人で集まって、加代が皆に廃バスに男が侵入したこと、リュックを置いていったこと段ボールに蹴りを入れていたことを報告すると、リュックを開けてみることになりました。ひっくり返すと……中からロープと目出し帽、ガムテープ、長靴、懐中電灯、スプレー(霧吹き)といった物が出てきました。ゆうかいグッズです。

さらに以前から置いてあった段ボールの中身も確認すると、練炭とコンロが……。これらはおそらく、真犯人かその仲間が、ユウキさんこと白鳥潤に罪を擦り付けるために準備された道具一式でしょう。たぶん。

これを見た悟は「事件のループの真っ只中」にいると感じます。廃バスにいることの危険を察知し、別の方法で加代を匿うことに決めました。次の手段は自分の家に匿うこと、です。どストレートです。

 

佐知子△

藤沼家に連れて行くと、母の佐知子さんが待ち構えていました。母に説明して、と言われた悟は「途中で投げ出さなかったらこうなった」と、加代と手を繋ぎながら真剣な面持ちで正直に話しました。

佐知子さん「でかした、あんた達」と、加代の頭を撫でながら4人を褒めてくれます。しかも全てを見抜いていたように、「ぼちぼち帰ってくる頃だと思ったけどさ、何人来るかわかんないから」とカレーをたんまり作っています。名探偵すぎますね。

皆でカレーを食べて、ケンヤとヒロミは家に帰り、加代は藤沼家に泊まることになりました。佐知子さんと一緒にお風呂に入って、3人で川の字というといびつでしたが、3人一緒に寝ています。

翌朝はもちろん佐知子さんが悟と加代のために朝食を用意してくれています。テーブルに並んだ、白いご飯と味噌汁とベーコンエッグと野菜といった温かい手料理を目の当たりにした加代、目から涙が止めどなく溢れてくるのでした……。

これまでの朝食は、テーブルにカップヌードルが置いてあるだけ、食パンが1枚置いてあるだけ、200円が置いてあるだけ、そんな人の温もりなど何もないものばかりだったようです。200円を持って1人で外でパンや何かを買って朝の公園のベンチで独りで食べるだなんて……子供には辛すぎる仕打ちです。心を閉ざさないとやっていけないでしょう。

 

おわりに

廃バスでは、悟は誕生日に加代から手袋がプレゼントされて涙を流していました。前回のリバイバルではプレゼントをもらう前に加代の行方がわからなくなっていましたから、加代からのプレゼントがどれだけ嬉しいか……。今回は視聴者の涙腺崩壊回でしたね。

実は、廃バスに加代を匿っていたとき、悟は学校で八代と話をしています。悟は警察か児童相談所に連絡してくれないかとお願いしていましたが、八代は「今、警察を呼ぶと誰か困りゃしないか?」と言っています。この時点で既に八代も気がついていたようです。佐知子さんといい八代といい察しが良すぎます。それだけに怖いです。

8話の最後は、悟と加代と佐知子の3人で雛月家に行っていました。いよいよ藤沼と雛月の親同士の対決が始まります。佐知子さんのことですから、おそらく予め警察や児童相談所の職員を呼んでいることでしょう。加代を家に泊める際に八代には既に連絡済みです。その辺は佐知子さんにぬかりがないはず。雛月ママはかなり高い確率で佐知子さんに暴力を振るうでしょう。

今、原作では何巻くらいまで進行したのでしょうか? 1クールで終わるのでしょうか? 2クールかもしれないですね。

 

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