ディスディスブログ

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エリザベス・グリーンハウ=スミス登場。ミラをさらった幽霊たちの真の目的とは何か? - アニメ『Dimension W(ディメンションW)』4話「八十神湖に潜む謎」の感想

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毎週日曜日22:30より、TOKYO MXにてアニメ『Dimension W(ディメンション・ダブリュー)』が放送されています。

 

dimension-w.net

 

以下、ネタバレ要素がありますので注意してください。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年1月31日の放送は第4話「File.04 八十神湖に潜む謎」でした。

 

イントロダクション 

西暦2072年。
第四の次元「W」から無限のエネルギーを取り出せる「コイル」により
人類は繁栄の極地にあった。
しかしその裏では、正規外のルートから入手した「不正コイル」を使った犯罪が発生し、回収に懸賞金がかけられるようになった。
腕利きの“回収屋”マブチ・キョーマは、ある依頼の中で謎の少女ミラと出会う。
かつてコイル事故ですべてを失ったキョーマと、自分の出生の秘密を探るミラは、共に「コイル」の真実を追うことになるが……。

 

というイントロダクションです。作者は岩原裕二さん。スクウェア・エニックス『ヤングガンガン』でしょうか、『月刊ビッグガンガン』でしょうか? 既刊9巻。

私は本作『Dimension W』を全く知りません。初見です。

  

4話「File.04 八十神湖に潜む謎」

不正コイルの“回収屋”である主人公のマブチ・キョーマとアンドロイドの少女「百合崎ミラ(ゆりざき・みら)」が共同生活を送ることになりました。

怪奇ミステリー作家「榊四十郎」が密室状態にある書斎で溺死しました。ニューテスラエナジー社の次元管理局所属の精鋭チーム「Qi」の調査主任であるアルベルト・シューマンから回収屋へと依頼され、キョーマとミラが調査に向かうことになりました。事件の現場は人造湖「八十神湖」にあるホテルを兼ねた自宅の書斎です。

密室ということでしたが、鍵ロボット(と言っていたでしょうか)が1体いて、ウォーターサーバーが設置されており、溺死したときにはサーバの水は空になっていたということです。ロボットに殺人をさせるなら、ニューテスラの監視のない不正コイルを使う他はなく、ホテルにいたメイドロボット(?)にも鍵ロボットにも不正コイルは使われていませんでした。

つまり、この事件にはニューテスラのセキュリティを超えて干渉した可能性があるため、干渉したものの正体を突き止め、できれば回収して欲しい、というのがニューテスラからの依頼内容となります。

八十神湖は21年前に造られた人造湖で、工事の際に強行され、悪天候も重なった結果、多くの犠牲者を出しました。そのため幽霊が出るとの噂もあるそうで……。

ホテルにはキョーマより先に来ていた人物がいました。榊四十郎の妹でホテルの現オーナーである榊茉莉紗(さかき・まりさ)と、支配人の蒔田清純(まきた・せいじゅん)、四十郎の回顧録を書いているジャーナリストの禿山敦(はげやま・あつし)、エリザベス・グリーンハウ=スミス、あとはブルーとレッドとホワイトの男2女1のグループと……何故かアルベルトまで来ていました。

 

エリザベス・グリーンハウ=スミス

キョーマたちが屋敷へ到着すると、その中にエリザベス・グリーンハウ=スミスがいました。以前も登場していた気がしていたのですが……気のせいでしょう。CV鈴木絵理さん。「コイルの扱いに長けた回収屋。好奇心旺盛な性格で、ミラに興味を示す」と公式WebサイトのCHARACTERページに書かれています。キョーマとは同業者のようです。

エリザベスは金髪ロングストレートで、ロリータ・ファッションに身を包んだ女の子です。コウモリ型のアニマロイドを使役していました。

 

21年前の八十神湖の事件

キョーマが21年前の八十神湖の事故を調べた結果、事故の犠牲者に工事関係者は1人しかいないようです。その他はコイルを持ち込んだ学生たち。

そこでキョーマは本当にこれが事故だったのかを疑っています。というのも、21年前にはニューテスラのタワーはまでできていない(ニューテスラ管理下のコイルは流通していない?)から、使われているとすればナンバーズになるからです。ナンバーズが事故を引き起こして彼らが犠牲になったのではないかと。

話を聞いていたアルベルトはそれを一部認める発言をしています。ただ彼らが命を落としたのは不幸が重なった偶然だとしています。ただし、事故時にナンバーズが起動していたのは間違いがないようです。物理学教授の黒田謙治郎(くろだ・けんじろう)の研究室に「189番」のナンバーズが貸し出され、さらに黒田の教え子で八十神村出身の榎南森晴菜(えなもり・はるな)がナンバーズを借り受けた、と。

榎南森が八十神湖でナンバーズを起動したと思われますが、本人は行方不明になっています。ニューテスラは捜査隊を2回出しましたが、いずれも幽霊に遭遇して、全員が榊四十郎と同様に溺死体として発見されています。ナンバーズが暴走したと見ているようです。ナンバーズが見つからず、ここ10年ほどは幽霊も出ずに捜索は打ち切られました。10年前というと榊四十郎が八十神に来た時期と一致します。

 

コオロギの映像解析

キョーマの同僚?であるコオロギによる、榊四十郎の事件現場の映像が解析されました。家事ロボットの映像ですが、映像は断片のみで全てが映されているわけではありませんでしたが、その映像をコオロギが解析したようです。

家事ロボットの映像に何度か入る暗転は、リアルタイムでメモリが書き換えられた跡だそうです。元データが大きすぎてロボットのメモリには断片しか残ってなかった、ということ。ミラがキョーマと一緒にホテルへ向かう道中でも幽霊を見ていましたが、同じ現象が起こっていたみたいです。

復元された映像には、四十郎の周りに何人かの人間が映されていました。彼らが四十郎を数したということで間違いないでしょう。

コオロギが言うには彼らはコイルを通じて出てきた実態・質量のない存在のようです。聞いていたアルベルトは「“Wの具象化”のようにか」とつぶやいています。ナンバーズによって悲劇の空間ごと閉じ込められた、ということらしい。

映像のうち神木四郎と思われる人物以外は、全て事故で犠牲になった学生たちとほぼ一致したようです。画面には森永良子と神木四郎の名前が映っていました。

 

その他

ミラがいつの間にか異次元(?)へと転送され、森永良子に襲われて捕らえられ、その先では神木が待ち構えていました。死んだ榊は神木と同一人物のようです。神木は10年前に榊と名前を変えて八十神湖にやって来た、と。

現実世界(かどうか定かではませんが)では、ジャーナリストの禿山がマイクロバスの車内で溺死した状態で発見されています。

また、榊茉莉紗がホワイト・レッド・ブルーの3人組に攫われてしまいました。3人の狙いはナンバーズにあって、人質として榊茉莉紗が捕らえられたということのようでした。

 

おわりに

駆け足過ぎてついて行けません……私のような初見には一度の視聴では理解ができないと思います。とりあえず、ナンバーズによる「Wの具象化」によって榊や禿山が数され、ミラが攫われたのでしょう。

21年前の犠牲者たちは、ナンバーズによってその全てがデータとして次元Wの中に移送され、その中で生き続けているのだと思います。となると幽霊の正体はデータのはず。ミラが行った世界は21年前にダム湖に沈んだ場所で、それもナンバーズによる具象化と思います。

次元Wの中で記録データとして生き続けているであろう彼らは、現実世界で何をしようとしているのでしょうか? すぐ思いつくのは復讐ですね。行方不明になった榎南森さんがナンバーズを持ち出したのは、出身地である八十神村(?)の村民たちのダム湖建設反対運動を支援するためでしょうから、ダム湖を造った連中に沈められた村の恨みを晴らそうとしているのだと想像します。合っているかはわかりません。

 

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