平日08:15からNHK総合で放送されている生活情報番組『あさイチ』、2016年1月29日金曜日の番組冒頭のミニコーナーでは「第3の頭痛」の特集が組まれていました。
毎週金曜日の放送は、ゲストを呼んでの「プレミアムトーク」の日です。今日ゲストは俳優の高橋恵子さんでした。高橋さんはあさイチをよくご覧になっているようで、有働由美子アナウンサーもイノッチことV6井ノ原快彦さんも初対面のようでしたが、他人の気がしないと仰っていました。犬も連れて来ていて可愛かったです。
今日はプレミアムトークの前にミニコーナーがありまして、それが「第3の頭痛」に関する特集でした。
「第3の頭痛」とは?
第3の頭痛とは「後頭神経痛」と呼ばれるものだそうです。近年急増しているのだとか。
「後頭神経痛」は、後頭部の表面を走る後頭神経が刺激されることによって、電気が走るような瞬間的な痛みが断続的に起きる頭痛です。「偏頭痛」や「緊張型頭痛」とは異なるタイプのため、第3の頭痛と呼ばれているようです。
番組で取材を受けていた女性は、夕方から夜にかけて毎日のように頭痛が起きるようになり、偏頭痛が起きたときに飲んでいた市販薬を飲んでも夜寝るまで回復しませんでした。
病院で診てもらったところ、MRI検査の結果は異常は見つからず、医師による触診の際に頭蓋骨の後ろの窪みがある部分を押さえられたときに痛みが走ったため、「後頭神経痛」と診断されたそうです。
「後頭神経痛」の原因と治療
「後頭神経痛」の原因の一つには「前屈み(前かがみ)」姿勢にあると考えられています。前屈みの姿勢を続けると、首の筋肉が凝って固くなり血流が鈍くなると乳酸が溜まやすくなって、頭の表面を走る「大後頭神経」と「小後頭神経」という2つの神経を刺激し、それが頭痛となって感じているようでした。
私たちはスマホや携帯ゲーム機を使うことが多くなりました。スマホや携帯ゲーム機を長時間使うことで前屈みの姿勢を続けてしまうことが、最近急増している「後頭神経痛」の原因のようです。
「後頭神経痛」の治療法は、ずばり「マッサージ」です。耳の後ろの、髪の生え際辺りに、頭蓋骨がすぅっと入り込むところがあるので、そこから下に筋肉が縦に1本あります。幅が親指の幅1本分くらいの筋肉が。その筋肉を親指で押してあげます。首の上から下の方へ徐々に押す指を下ろしながら押すことで、筋肉に溜まった乳酸を逃がしてあげるようにします。朝昼晩で15秒ずつ行うだけでも効果があるとのこと。
おわりに
前述のマッサージは、予防の効果もあるということでしたから、頭痛がする前にやっても良いですね。ある程度の時間スマホなどを使ったなぁ、でも頭痛はないなぁ、というときにでも、15秒ほどマッサージをしてあげると違うみたいです。
後頭神経痛が起こってしまった場合、マッサージをしても効かないくらい酷い場合は、他の病気にかかっている可能性もありますから、頭痛専門外来や神経内科や脳外科の専門医に診てもらいましょう、とのことでした。
私はスマホを持っていないのですが、PCをほぼ1日中使っていますから、悪い姿勢を長時間しているはずです。この後頭神経痛の症状のように、電気が走るような痛みではないですけど、PCやゲームを長時間していると、頭の一部や耳の後ろ辺りが痛かったり、眼の奥が痛かったりすることはたまにあるので、気をつけなければいけないなと感じています。