ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』の再放送を見ました。合掌造りの古民家や洋小屋組の石蔵が格好良かったです

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昨日2016年1月2日土曜日07:25-07:55と、今日2016年1月3日日曜日12:30-13:00に、Eテレにて『ふるカフェ系 ハルさんの休日』というドラマ仕立ての番組が放送されていました。昨年2015年夏に放送されたのでしょうか? その再放送のようです。

 

 

目次

 

 

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ふるカフェ系 ハルさんの休日 

www4.nhk.or.jp

 

今、地方では過疎化が進み、何代も受け継がれてきた古民家が廃屋として次々と取り壊されつつある。そんな古民家を惜しみ次世代に残そうとする試みが、リフォームカフェ。
一歩足を踏み入れば、懐かしい空間が広がる古民家カフェは、女性や若者達に新鮮なおしゃれスポットとして大人気。京都、奈良の町屋カフェや下北沢の古民家喫茶など全国的にブームとなっている。そんな古民家カフェを舞台に、記憶から失われつつあるかつての町の姿と記憶をドラマ形式で甦らせていく番組。カフェを訪れる住民たちとの出会いを通して、全国各地の意外な歴史を明らかにしていく。

 

このような番組のイントロダクションです。公式Webサイトは存在しないのでしょうか、少し調べたところヒットしませんでした。主人公の「ハルさん」こと真田ハル(さなだ・はる)を演じるのは俳優の渡部豪太(わたべ・ごうた)さんです。そのハルさんが、全国の古民家を再生したカフェを巡るドラマになります。現地の皆さんが多数出演していることも特徴のひとつです。

 

 

ふるカフェ系

ドラマの冒頭に「カフェといっても、スイーツ系とかパン屋系とか色々あるけど、僕は自称“ふるカフェ系”」というハルさんのセリフが入っていました。あくまで古くから営業している喫茶店ではなく、古民家をリフォームしたカフェが好きみたいです。

 

www.tvk-yokohama.com

 

イラストレーターのキン・シオタニさんは、tvk(テレビ神奈川)で放送されている散歩番組『キンシオ』でよく立ち寄るのは古くから営業している喫茶店、純喫茶ですね。あちらとは似ているようでまるっきり異なります。

 

キンシオさんが求める純喫茶の条件とは?

ちなみにキンシオさんの求める純喫茶の条件は、店先に食品サンプルがあること、マスターやママが無愛想か愛想が良すぎること、店内が薄暗いこと、店内のBGMにクラシック音楽が流れていること、椅子やソファーがふかふかしていること、おしぼりがタオルであること、メニューが表紙が分厚いこと、モーニングサービスが提供されていること、ホットコーヒーが500円以内で提供されていること、コーヒーカップに店名やロゴがプリントされていること……があったと思います。抜けがあるかもしれません。

『キンシオ』のWikipedia(キンシオ - Wikipedia)に詳しく書かれていましたので、そちらをご覧になってください。コーヒーはもちろんのこと、ナポリタンやトーストを注文していることが多いでしょうか。彼は麺類が好きみたいで、うどん屋やそば屋へ行くこともしばしばです。ああいうところのナポリタンは本当良いですよね、ああ、何だか小学校の給食のスパゲティが食べたくなってきました。

 

 

第一話「千葉・金谷」

昨日放送された1話は「千葉・金谷」です。千葉の海沿いの町・金谷(かなや)に築230年のカフェがあると聞きつけたハルさんが訪れていました。飛騨高山の合掌造りの家屋で、移築されたものだそうです。金谷は富津市にある町のようですね。

『カフェ えどもんず』さんというのでしょうか。特にドラマの中では店名は明らかにされなかったかと思いますが、検索をかけたところそれっぽい外観のお店が上位に表示され、Facebookページもあったのでおそらく間違いないでしょう。店主は青山さんと仰る方で、ドラマにも出演していらっしゃいました。結構演技がお上手でした。

ハルさんは「カプチーノ」を頼んでいました。タンピングで深く圧力をかけると苦味が増す、と青山さんは仰っていたかと思います。「カプチーノは、まずスチームで圧力を加え、クリーム状のミルクを作る。そして、苦味の効いたエスプレッソを、泡と液体の二層に分かれたミルクに注ぐ」とはハルさん。白と褐色のコントラストが……と。上から白、茶色、薄茶色と綺麗に三層に分かれていました。めっちゃ美味しそう。

 

alt-coffee.com

 

コーヒーはフレンチプレスで入れられているようです。私は家でインスタントコーヒーしか飲まないので何のことやらさっぱりです。上にコーヒープレス/フレンチプレうおいしい入れ方5つのポイントなるページがありましたので、後で勉強します。

他にも、アジのフライのフィッシュバーガー「アジバーガー」やバウムクーヘンにホイップとエスプレッソがかかった「鋸山(のこぎりやま)」なるスイーツが登場していました。黄金アジのアジバーガー食べたいです。

 

 

第二話「東京・青梅」

ふだんのごちそう ダイニング&ギャラリー 繭蔵

2話は東京都青梅市です。石造りの巨大な蔵を再利用したカフェでした。ドン!と巨大な石造りの建物がハルさんを待ち構えていて、迫力がありました。石蔵は、栃木県宇都宮市大谷町付近一帯から採掘された天然石で造られているのだとか。梁に巨大な赤松が使われているようで、こちらも大迫力です。こちらは「洋小屋組(ようごやぐみ)」という、大きな建物でも柱を使わずに屋根を支えられる、明治時代に広まった工法だそう。

青梅のカフェの店名も、ドラマ内では明らかにされていませんでした。調べたところでは『繭蔵(まめぐら)』さんというみたいですね。上にお店のリンクがあり、外装や内装の画像もありますので、気になる方は是非ご覧になってください。

席についたハルさんに出されたのは、手ぬぐいタイプのおしぼりと、水ではなく「とうもろこし茶」でした。先日『孤独のグルメ』でも「とうきび茶」が出ていましたね。同じものでしょう。ハルさんは、グラニュー糖をまぶして凍らせたブラックベリーの入った「ブラックベリーのスムージー」と、梅の料理と言っていたでしょうか、メニューには「茄子の梅シソはさみ揚げ」「ズッキーに旬菜をのせて」「人参サラダ」「夏のがんもどき」「長芋とオクラの梅たたき」「五穀米or玄米orシソじゃこごはん」「三つ菜とワカメの味噌汁」と書かれていた膳?を頼んでいたかもしれません。こちらではコーヒーは頼んでいなかったでしょうか。

 

 

おわりに

現地の方が多く出演されていたので、演技は……というドラマでした。ドラマのような渡部豪太さんのカフェ取材のようなそんな番組になっていました。

カフェだけでなくその土地のことにも触れられていました。例えば、金谷では江戸時代から砕石で栄えていたことや、青梅では江戸時代から織物の町として盛んだったことです。金谷は先述の鋸山が採石場だったそうですし、青梅は布団生地を使った「青梅夜具地(おうめ・やぐじ)」のことが語られていました。

このドラマ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』は、全体にテレ東のグルメドラマ『孤独のグルメ』を少なからず意識した作りになっているように感じられました。孤独の〜の主人公である、松重豊さん演じる井之頭五郎がお店を選ぶときや料理を食べているときに、色々と頭の中で感想を言いますけど、そのときの心理描写の仕方が特に。

ハルさんの方は、古民家の建築様式だったり、カフェの建っている土地の特徴などにも触れられていますから、カフェやそこで出されているメニューだけが紹介されている訳ではないので、その辺でも住み分けできそうです。ゴローさんは昔ながらの庶民的な食堂などを好む傾向にあって、ハルさんは古民家カフェということですから、客層・視聴者層も異なるでしょう。私は建築物を見るのも大好きですから、ゴローさんの昭和な食堂も、ハルさんの古民家も好物です。

 

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