NHK連続テレビ小説『あさが来た』の今日2015年12月9日放送の63話で、あさの旦那さんの新次郎が「さっぱりぽん」なっていました。
正確にいうと、前回62話のラストでヒロインの白岡あさ(波留)の前に現れた新次郎(玉木宏)を見て、あさが「さっぱりぽん」と言っていました。新次郎は、大番頭の雁助(山内圭哉)たちを連れて、一緒に髷を切って散切り頭にしたんですね。あれだけイヤダイヤダ言っていたのに、切ってしまうとまんざらでもなさそうどころか気に入っているみたいです。女性にも評判が宜しいようで……。大旦那の正吉(近藤正臣)だけは頑なに髷を切らずにいますが。
髪伸びるのはやっ!
62話では髷を切ったばかりですから、新次郎たちの頭頂部は髪を剃られた状態のはずです。しかし、63話の新次郎たちは頭頂部までしっかりと髪の毛が生えそろっていて、それだけでなく髪型を七三分け(八二分けくらい?)にできるまでの長さがありました。髪の毛が伸びるスピードが速いですよね。
62話終了時点では、あさはようやく「つわり」が治まった段階でしたし、63話開始時点でお腹は大きくなりましたがまだ「ややこ」は産まれていません。つわりが治まった62話が大体妊娠5,6ヶ月頃だとして、お腹が大きくなった63話が9ヶ月ほどとしても、せいぜい3,4ヶ月ほどしか時間が経過していないでしょう。
3,4ヶ月で頭頂の剃った髪の毛が生えそろうだけでなく、長さまでしっかりあるのは……という違和感はありました。まぁでもこの辺はドラマですから、玉木宏さんたちに髪型を事細かに調整しろ、というのも野暮な話ではあります。
正吉が倒れた……
今回の最後で、大旦那の正吉が倒れてしまいました。床から立ち上がろうとしたときに倒れたということです。心臓の発作ですか。正吉は、以前から体調が優れないような様子がちらほら見受けられましたが、いよいよそのときが近づいているようです。
その前に正吉は、あさが子供を産むのを、お医者さんに頼むか、お産婆さんに頼むかで、奥様のよの(風吹ジュン)と喧嘩をしていました。正吉が西洋医学のお医者さんを、よのがお産婆さんに頼もうとしています。仲睦まじい夫婦ですから、珍しい喧嘩シーンです。仲の良い二人が喧嘩をするくらいに、生まれてくる子供が楽しみで仕方がないのですね。結局、あさと新次郎は、医師と産婆の両方に頼むことにしています。
それだけに、せめて赤ちゃんが生まれてくるまで、孫を抱くまでは……と思わずにいられません。正吉とよのにとっては、長男の正太郎(木内義一)を病気で亡くしていることもあって、今回が初孫になるでしょうし。
おわりに
九州にある加野屋の炭鉱「加野炭坑」の納屋頭のサトシ(長塚圭史)が、何か企んでいる様子が前回62話でも描写されていましたね。おそらくサトシは爆発事故を起こさせるつもりなのでしょう。サトシがその後どうするか……逃げるのでしょうか。
でももうね……サトシの正体はわかっているじゃないですか。かつて、加野屋の大番頭が独立したものの、経営が滞って夜逃げしたという、あの一家の子供がサトシであることは明白です。観ている方のほとんどは気がついていることと思いますし、内容もどちらかというと陰湿なものですから、あまりだらだらと引っ張らずに、すっぱり終わらせていい気がしますけど……。
それと雁助とうめ(友近)も心の距離がどんどん近づいているみたいです。もう少しでお互いの気持ちを伝え合うところだったのですが……ふゆ(清原果耶)に気づかれた、というか、ふゆも気を遣って息を潜めていましたが、あさが空気を読めずに声をかけてしまったことで、雁助とうめが慌ててて平静を装っていたというね。こちらも引っ張りすぎずに終わらせる段階に来ているでしょうか、個人的にはこちらはもっと引っ張って欲しいですけど。
今一番先行きが気になるのは、亀助(三宅弘城)とふゆ(清原果耶)ですね。今のところ亀助の一方通行ですが、ふゆが亀助へ手紙の返信をするみたいですから、こちらも動きがありそうです。楽しみ。
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