毎週金曜日00:55(木曜深夜24:55)より、フジテレビ ノイタミナにてアニメ『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』が放送されています。
以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
フジテレビでは24:55〜8章が放送!今夜の萌絵は飛んだり、しゃがんだり、スネたり慌ただしい!テーマが「夜明け前」ということで場面カットが薄暗いですがあしからず【劇場上映イベント開催!https://t.co/XxBwimZUho】 pic.twitter.com/C3JoAEuFdf
— すべてがFになる (@f_noitamina) 2015, 11月 26
フジテレビでは24:55〜8章が放送!いろんな手、手、手。残り4話となり物語は佳境へー!【劇場上映イベント開催!https://t.co/XxBwimZUho】 pic.twitter.com/vqSaFzPGwl
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第8章はなんだか研究所内が薄暗いシーンが多いようです。暗いからか?萌絵と犀川先生の距離が近いような気が…! フジテレビ"ノイタミナ"は24:55〜ON AIR! https://t.co/uSiczMRG3A #すべてがFになる pic.twitter.com/hHAtMykpW3
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この後24:55〜フジテレビでは8章の放送です!珍しく犀川の瞳に光が!何か閃いた様子。事件の真相まであともう少し!? 【12/11-13劇場上映イベント開催!https://t.co/XxBwimZUho】 pic.twitter.com/vn19omlQUC
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2015年11月27日の放送は第8話「紫色の夜明け」でした。
イントロダクション
孤島の研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る
天才プログラマ・真賀田四季。
四季に一目会いたいと、研究所を訪れた
那古野大学准教授・犀川創平と学生・西之園萌絵は
そこである事件に遭遇する。
彼らが目にしたのは、
誰も出入りできないはずの四季の部屋から現れた、
ウエディングドレスを纏い両手両足を切断された死体だった―。
不可思議な密室殺人に犀川と萌絵が挑む。
公式WebサイトのINTRODUCTIONから一部抜粋しました。
8話「紫色の夜明け」
姫真加島(ひまか・じま)にある真賀田研究所内、真賀田四季(まがた・しき)の部屋から遺体が出てきました。両腕両脚が○○されウェディングドレスを着させられた状態で台車に乗せられて。3話では所長・新藤清二(しんどう・せいじ)が、研究所屋上のヘリポートに停められたヘリコプターのコクピット内の操縦席で血を流して動かなくなっています。6話終了時点で犠牲者は2人です。
ヒロインの国立那古野大学工学部建築学科1年生・西之園萌絵(にしのその・もえ)と、国立那古野大学建築学科の准教授・犀川創平(さいかわ・そうへい)が、研究所を再び訪れて推理を始めています。今回8話で犀川が真相にたどり着いたような、解決の糸口を見出したような、そんな描写がありました。サブタイも夜明けですから、解明に近づいている感じがします。
ヴァーチャル装置のミチル
7話で、萌絵は研究所のプログラマである島田文子に連れられ、脳内イメージに入ることができるというヴァーチャル装置を体験していました。その中で、萌絵は「ミチル」と遭遇します。ミチルというと四季の部屋にいたロボットの名前ですし、四季の他の人格のうち、人形のそれの名前でもあります。ヴァーチャルで会話をしていたミチルは、1話で萌絵がモニターで会話をしていた四季の顔と同じ顔のように見えました。
島田がログイン記録を確認しても、萌絵が会った人物が誰だったかの特定はできなかったが、新しい名前の登録はあったとのことです。その新たな登録名は「ミチル」です。萌絵は、あれは本物の四季かと疑いましたけど、ではあの死体は誰なのかということになります。でも萌絵が聞いたヴァーチャルのミチルの声は、1話で話した四季の声そっくりだったそう。
うちでは(研究所で採用されているオリジナルOS「Red Magic」では?)声紋認証ができる上に、真賀田博士の面会の録画データもあるから、それはないと島田はミチル=四季の可能性を否定していました。しかし、犀川は声を合成すれば可能だろうし、そしてそれは男性にも可能だと言うのです。
「すべてがFになる」の意味とは?
Red Magicがトロイの木馬にかかっている可能性を疑っている研究所は、UNIXにOSを変更することにして、一度Red Magicにリセットをかけることにしたようです。リセット前、真っ暗な部屋の中で思考にふける犀川は、何かに気がついたようでした。
犀川が気がついたことは「すべてがFになる」についてのようです。「F」が何であるかは、主語の「すべてが」が鍵になりそう。「すべてが」の意味は何か。以前、書棚の本が全て15巻で終わっていることを、犀川は気づきましたが、今回はFではなく「すべてが」の方に注意が向けられているということでしょうか。それともFにFifteenではない他の意味があったということでしょうか。
犀川は、四季が手袋をしていたこと、ウェディングドレスは手袋をつけるものだが死体に両手はなかったこと、書棚15巻の本のことなどを思い出しているうちに、一つの結論にたどり着いたようです。今回は真相を話す前に終わってしまいました。しかし、犀川は萌絵に言っていました。「完全になろうとする不完全さだ」「君が会ったのは真賀田博士じゃない」と。
おわりに
ミステリー小説でよく登場する完全密室的なものは、往々にして当事者が完全な密室だと思い込んでいるだけで、必ず穴があるものです。『すべてがFになる』もその枠に収まるものでしょう。つまり四季の部屋は密室なんかじゃないはずです。
密室トリックを解く鍵は、もちろんRed Magicにあるでしょう。四季本人がRed Magicを作ったのですから、当然システムの穴もわかっていることでしょう。怪しいのは「時間」かなと思います。島田が言っていた面会したときの録画データも、四季の死体が出てきたときの録画データも、どこかにデジタルならではシステム的な穴、トリックがあるのでしょう。それが何なのかは私にはわかりませんけれども。
萌絵がヴァーチャル装置で会ったミチルが四季ではないとすると、一体誰なのでしょう。私は四季が犯人だと思っているので……。