平日13:05からNHK総合で放送されているトーク番組『スタジオパークからこんにちは』、昨日2015年11月25日の放送のゲストは鉄道写真家の中井精也さんでした。
『スタジオパークからこんにちは』の昨日2015年11月25日水曜日の放送は、鉄道写真家の中井精也さんがゲスト出演されていました。
私が中井さんを知ったのは、同じくNHKで平日に放送されている『ひるまえほっと』という地域情報番組に、定期的に出演しているところを拝見したことです。金曜日でしたか、「とっておき散歩」というコーナーがありまして、そちらでローカル線を撮影していらっしゃいます。
TVで知ってからは、『アサヒカメラ』だったかと思いますが、カメラ・写真の雑誌に氏の写真が乗ったり、コンテストの審査員を担当されたりしていらっしゃるところを意識して拝見するようになりました。なので、私の中井精也歴はせいぜい5年くらいでしょうか。歴も深さも浅いです。
でも多くの方にとっては、中井さんというと『ひるまえほっと』よりも、NHK BSで放送されている『鉄道紀行 中井精也のてつたび!』の方が一般的かもしれません。
番組では、このホームページで募集する「●●鉄道の魅力を伝える写真」をてがかりに、中井さんが毎回1本のローカル線を訪ねます。
私はBSを観られないので、てつたび!も観られませんけれども、こういった内容です。観たいです……何この番組……すごく面白そうですし、すごく私が好きそうです。
スタジオパークでは、中井精也さんの鉄道写真にハマるきっかけや、鉄道写真家へと進むきっかけ、師匠との思い出、鉄道写真そのものへの思いなどが語られていました。その中でたくさんの作品も紹介されていまして、個人的に一番良いなぁと思った写真が、高校2年生のときに賞を受賞したという作品です。
その写真は、モノクロ写真で縦に構え、画面上2/3ほどが雲一つない空が広がっていて、画面下部に鉄道(単線)のレールが2本並行に縦に走り、線路の両脇には林が広がっているか丘になっているかしていて、さらにレールの上にキタキツネ一匹佇んでいる様子が収められている写真です。キタキツネはシルエットになっていて、レールは陽炎のように揺らめいている様子が何とも幻想的な一枚です。車両は写っていませんが、北海道のローカル線みたいです。
司会の伊藤雄彦アナウンサーが「線路がそのまま空に溶け込んでいっている感じも……」と仰っていましたけど、本当にそういう白黒ならではの描写が非常に効いていて格好良い写真でした。ご本人は「これで一番良い賞を取っちゃって……」と言っていましたが、何の賞を受賞されたのでしょうか。具体的には仰っていなかったと思います。気になります。
私は鉄道そのものにはほとんど興味がない人間ですけど、スタジオパークでも仰っていましたし、上に貼ったインタビュー記事でも仰っていますけど、中井さんは鉄道から漂う「旅情」を写すことや伝えることを考えて撮影に臨まれているそうで、それは私も非常に興味があります。鉄道でしか出せない旅情というものは確実にあろうかと思いますので。
ローカル鉄道に乗って鉄道そのものを撮影するのも良いですけど、座席から見える景色や駅、鉄道に携わる方々の普段の何気ない様子を撮影することで、写真を見た人に何か伝わるものがあるのではないかという。形のないものを写真に収める……いいですね。
鉄道旅行をして、道中や旅先の景色を思う存分撮影してみたいと思える良い回でした。中井さんの師匠である真島満秀さんの「鉄道は、人が動かして人を運ぶものだから、精也、人が大事なんだよ」という言葉……いいですね。
最近撮影した私の写真
本日2015年11月26日、私が撮影した写真です。最近、撮影した写真はこちらとは別のFC2ブログにアップしているので、こちらには全くアップしていませんでした。
撮影に使用したカメラはNIKON D3000、レンズはキットレンズのAF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6Gになります。鉄道写真ではありませんけど、特に下2枚は冬らしさのある写真になっているかと思います。