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四季に続き新藤所長まで……犯人は一体誰なのでしょうか? - アニメ『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』3話「赤い魔法」の感想

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毎週金曜日00:55(木曜深夜24:55)より、フジテレビ ノイタミナにてアニメ『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』が放送されています。

 

www.f-noitamina.com

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年10月23日の放送は第3話「赤い魔法」でした。

 

 

イントロダクション

孤島の研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る
天才プログラマ・真賀田四季。
四季に一目会いたいと、研究所を訪れた
那古野大学准教授・犀川創平と学生・西之園萌絵は
そこである事件に遭遇する。
彼らが目にしたのは、
誰も出入りできないはずの四季の部屋から現れた、
ウエディングドレスを纏い両手両足を切断された死体だった―。
不可思議な密室殺人に犀川と萌絵が挑む。

 

公式WebサイトのINTRODUCTIONから一部抜粋しました。

 

 

3話「赤い魔法」

姫真加島(ひまか・じま)にある真賀田研究所内、真賀田四季の部屋から遺体が出てきました。両腕両脚が○○されウェディングドレスを着させられた状態で台車に乗せられて。研究所の警備員である望月と長谷部が言うには、四季の部屋を出入りした人物はいなかったそうです、ドアもロックされていたらしいです。

四季の部屋に出入りした人物がいない、ということに関してはこのときばかりではなく、四季がこの部屋で監視されるようになってからの15年間ずっとだそう。犀川は警備員が監視しているPC内の録画データファイルを1つクリックし、四季の遺体が部屋から出てきたときの様子を再確認しています。

話は若干前後しますが、四季の遺体が出てきたときに皆が遺体に気を取られて、誰も部屋の出入り口をチェックしていなかったのでは、と国立那古野大学建築学科の准教授・犀川創平は気づいたのですが、ヒロイン?の国立那古野大学工学部建築学科1年生・西之園萌絵はそれを否定していました。カメラが常に部屋の出入り口を撮影していて、録画データを見返しても誰かが出入りした様子が映されていなかったからです。

ちなみに、四季の部屋に荷物を届ける際は、部屋の脇に常駐している警備員のチェックの後、大きな荷物は黄色い大きなドアから、小さな荷物はポストから入れるそうです。ポストには250*250*350mm、21,875ccまで入る、人間は入れないと言っていました。警備員のいる監視室?には鍵盤打楽器のマリンバがありました。これも何か関係があるのでしょうか?

研究所の管理はオリジナルのセキュリティシステムを用いているみたいで、そのシステムの名前を "Red Magic" と言っていたでしょうか。OSの名前ですかね。3話サブタイの「赤い魔法」はこのことを指しているのでしょう。犀川は赤から共産主義と血を想起しています。

そして犀川が言うにはレッドマジックは「聞けば聞くほど完璧なセキュリティシステム」だそうです。ウィルスの可能性もないと言っています。だからこそ今回のシステム異常は通常では考えられず、まるで今回の数人のタイミングでシステムが異常になるように、始めからプログラムされていたとしか思えない、とまで言っていました。

犀川のこのセリフは「どう見てもフラグです。本当にありがとうございました」と言いたくなりますね。そういう思い込みにこそ穴があるものです。

今回は研究所所長の新藤清二がヘリコプターを操縦して戻り、その際、四季の妹の真賀田未来(まがた・みき、CV甲斐田裕子)を連れて来ています。新藤はヘリに乗ったまま、副所長である山根幸宏から四季の件を聞き、そのまま再び警察へ連絡よう頼まれていました。しばらく時間が経ち、新藤の帰りが遅いと犀川が言ったちょうどそのとき、警備員がやって来て皆呼び、皆がヘリポートに駆けつけると、新藤がヘリポートに着地したヘリコプターの操縦席で血を流して○んでいることがわかりました……。

言い忘れていましたが、ネットワークは全て遮断されていて島の外部へ通報ができない状況です。なので警察への通報は新藤のヘリコプター頼りになっていました。新藤の死のタイミングはいつだったのでしょうか? 警察への連絡後でしょうか。新藤は山根から凶報を聞き、警察への通報を頼まれた後に、再びヘリコプターで飛び立ったのかどうか。実は再び飛び立ったかの描写はなく場面が転じていたので、新藤が研究所を離れた確証はないんですよね……。

 

 

そして、重要な点は前回もあった新藤と四季と思われる2人の回想シーンです。今回もありました(上記Twitter)。回想シーンでは四季が13歳と言っていましたから、今から15,6年ほど前になるのでしょうか。観覧車に乗った2人は……あれっぽいことをしようとしていました……えぇ。

それらを踏まえて、四季数害の犯人が誰かが1人思い浮かんだのですが、四季をあれしたのは四季の子供じゃないでしょうか。新藤と監視カメラは四季の部屋の内部にはないみたいですし、何せ「赤い魔法」ですからね、作者が犀川に血を想起させていたことも理由があるでしょう。女性が男性と子作りをし、胎内で育み、そして産む、出産すること以上の「赤い魔法」なんてあるのかと。

"Red Magic" は新藤たちが作ったシステムでしょう。四季も携わっているのでしょうか? 監視対象の四季が開発に携わるなんてことはちょっと考えづらいですけど、でもネーミング的に彼女も関わっていそうです。

となると、四季の部屋の中には今、四季の子供(男女不明)がいるはずです。双子や三つ子などの可能性もありますが、基本的には1人です。それも女の子の方が可能性は高いと思います。観覧車で子供が出ていたのなら、産まれた子供は今、15歳ほどでしょうし、それは四季自らが親をあれした年齢と同じくらい。つまり自分が着ていた洋服がサイズ的にピッタリになっている可能性が高い年頃ですからね。男の子に自分の(女の子)の服を着させることも十分に考えられますが。

う〜ん、でも萌絵(西之園)がモニター越しに会話をした四季も、部屋から出てきた四季も15歳くらいの外見なんですよね。少女でした。14歳で親をあれして部屋に閉じ込められ、以来15年が経ったということですから、現在29歳ほどですよね。四季の妹の未来は歳相応の30歳くらいのビジュアルでしたから、四季も未来と同じくらいの外見になっているものと思いますが……。前回も書いていますけど、成長しない少女というのは、京極夏彦さんの小説『鉄鼠の檻』に出てくる赤い振り袖を着た少女、を思い出させます。

今日この日に "Red Magic" のシステムが異常が起きるように、犯人が事前に準備をしていた、と犀川が言っていたところも気になりますよね。これは疑いもなくその通りと思います。研究所の中で、他の人物に気づかれないように仕込むことが可能な人物なんて、開発者以外にはいないでしょうし、誰にも気づかれずに紛れ込ませる天才なんて四季しかいない気がします。

ってことは四季が犯人ですかね。それなら四季と思われるあのウェディングドレス姿の遺体は誰なのか、四季本人はどこへ行ったのか、ということになります。遺体は子供の可能性がありますけど、四季はどこへ行ったのかが非常に謎です。監視カメラは動いていましたし……やはり、四季の遺体が部屋から出てきた際に山根がシステムリセットをかけ、施設内の全システムがダウンした1分の間に、犯人が何かをしたか何かを起こしたとしか考えられないですね。あの1分間の暗闇で監視カメラも機能不全を起こしていたのでしょうか。

今回は、新藤と未来ともう一人、真賀田研究所の医師・弓永富彦(ゆみなが・とみひこ、CV佐々木敏)も登場しています。四季の死を診て、部屋のドアを閉じるように指示していた人物です。

 

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